2005/5/29(日) 「スカイキャプテン」2005年05月29日 00:00

ロードショウで観ているが、いい年をした大人が子供時代のオモチャ箱をひっくり返したような作品である。

まず目を引くのが巨大ロボット軍団。明らかにフライシャーのスーパーマンの一編「メカニカル・モンスター」である。このロボット、宮崎駿が(新)ルパン三世の最終話でパクり(銭形に「まるでスーパーマンですなぁ」と言わせている)、ラピュタにも引き継がれた。
他にも、ヒロインはロイス・レーンであるし、アンテナピピピのRKOラジオはあるし、空中戦艦はキャプテンスカーレットだ。「Calling Sky Captain ・・・」という呼び出しもヒーロー物の定番だろう(例えばキャプテン・フューチャー『暗黒星大接近!』の原題が「Calling Captain Future」)。

DVDでの新発見。
ロボット兵の襲撃を報ずる各国の新聞の場面で、日本はお馴染みの毎朝新聞(3/9木曜日)。見出しが
 巨人機兵、日本を襲(撃←画面から切れてる)
 大怪獣、日本国民を救う
 市民は今だ恐怖と混沌の様子
で、写真はロボット兵と対峙するゴジラのシルエット。映画の舞台は1939年である。大怪獣が日本を最初に襲ったのは1954年だと思っていたが、15年も前に人間に味方するのが出現していたのだなぁ。

監督・脚本のケリー・コンランは現在「John Carter of Mars」なる作品を制作中らしい。つくづくレトロな人である。でもちょっと楽しみ。
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