まぬけ時空の片隅で

8/2(火) 夜8時過ぎ、無名山塾Ｍ下講師よりｔｅｌ。「8/6～7、遠足倶楽部で越後の金城山（きんじょうさん）、八海山にいらっしゃいませんか」。講習参加者が少ないのだなと思ったが、話を聞いてみると結構面白そうなので参加を決定。

大宮7:06の新幹線、越後湯沢乗換で六日町に8:39。新潟は遠いと思っていたが、そうでもない。

Ｍ講師の他、ＳＬ（サブリーダ）Ｍ氏、ＣＵ（コミュニケーションアップ。ＳＬとの違いがよく分からぬが、パーティを分ける場合等の連絡役か）Ｉ女史と手厚い布陣。メンバは5名の予定だったが親子参加のＳさんの娘さんが夏バテでダウン、総勢7名となった。

曇天ながらとにかく暑い。上着など不要な物は駅のロッカーに預け、水と塩分を多く摂るようにと講師から注意。

登山口まではタクシー。Ｍ講師は割と参加者を野放しにする方で、準備運動も各人任せ。

ルートは、登りが沢伝いに行き六合目付近で尾根に出る「滝入コース」、下りが山頂から尾根通しの「水無コース」。分かりやすいネーミングだこと。標高は登山口が320ｍ、山頂が1369ｍ。暑い中を1000ｍを登ることになる。

9時半に歩き始め。沢にいい場所があると水を被ったり身体を冷やしながら行く。11時過ぎ、登山道上に白骨死体発見。鹿だろうか。周囲にまとまって糞がある。生も死も自然の中だ。

六合目11:40。かなりの急登。八合目辺りは緩やかになり、登山道頂上（と道標にある）に13:10。最高点はこの先、避難小屋の近くだが展望なし。避難小屋13時半着。日差しを避けて小屋内で休憩。

標高差1000mを4時間。沢での体温調整休憩があったから妥当なところか。

下りは真っ直ぐに高度を下げていく。間もなく、クサリを横に渡した岩の斜面のトラバースあり。予めザックにスリングを掛けておいた簡易ハーネスを使う。その後も急降下で、木の根が絶妙の角度でスリップを招くように出ていたり。講師も2度ほど石車（いしぐるま。斜面で小さな石を踏んで滑る）で尻餅を付きそうになっていた。

無風状態でまったく暑い。汗拭きに首から下げていたタオル、時々絞ると本当にジャーと水が出る。

四合目で15時40分。帰りのタクシーを16時に頼んであったが、Ｍ講師が電話して30分遅らせてもらう（この山は山中でも携帯が通じた）。この辺でパーティが伸びてきて、終いには自分が先行することに。後で知ったが、メンバＭ女史が脱水症状で参っていたとのこと。自分は16:30登山口着。タクシーは既に待っていた。じきに講師も到着。

駅に戻って、メンバＭ女史は本日のみの参加ということで上り列車に。他は下りで浦佐へ。駅前のホテルオカベにチェックイン。ビジネスホテルながら大風呂がある。明日の八海山のみ参加のメンバも合流し、食堂で揃って食事。ビールが美味い。八海山（酒）の差し入れも嬉しい。

メンバＫ氏、自分が汗止めの鉢巻にしていた高校の手拭から、大先輩であることが判明した。昭和38年卒だそうである。

食後、ロビーでロープワークなど少し聞いて就寝。

■今回のルート（山行時のＧＰＳトラックデータ＋2022/11時点の地形図。

　　　　　　　　登り始めは谷地形のためＧＰＳ軌跡を取得できていない）