2005/8/7(日) 八海山 ― 2005年08月07日 00:00
酒の話ではない(後で出てくるけど)。新潟の山の話である。
昨日(https://marukoba.asablo.jp/blog/2005/08/06/9456874)に引き続き、無名山塾・遠足倶楽部の山行。
今日は八海山だが、ロープウェイで四合目まで、標高差800m近くを楽して上がってしまう。後は基本的にピストンだが、山頂部のみ行きは岩峰群を渡る八ツ峰コース、帰りは峰の下を通る迂回コース。時間が許せば八ツ峰を過ぎて入道岳まで行く。
ホテルの食事を待っていると遅くなるので朝食は各自で。自分は傍のコンビニに調達に出た。ついでに駅前の「田中角栄先生像」に挨拶。浦佐に新幹線を停めた偉人である。曇り空で午後は雷雨の予報。
7時過ぎ、余計な荷物をホテルのロッカーに預け、タクシーで出発。総勢10名。
8時10分、ロープウェイ山頂駅から歩き始め。じきに八海山頂上遥拝所があり、どことなく道教の仙人風の神像が立っている。八海山大神と木花之咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)のお名前がある。巡礼の一団もやって来た。
昨日ほど暑くないし、傾斜も緩い。9時半、六合目の女人堂に到着。ここにも心霊碑があり、印を結んで祭文(?)を唱える人がいた。信仰の山である。
10時40分、九合目の千本桧小屋。中に祭壇があり行が行われている。傍らの八ツ峰登山道案内図に曰く「これから先は岩場で上級者コースです」。八ツ峰コースは以下のピークからピークを伝う~地蔵岳、不動岳、七曜岳、白河岳、釈迦岳、摩利支岳、剣ヶ峰、大日岳。
ということで、ここからは岩岩岩クサリクサリクサリ。滑りにくい岩質で乾いてもいるので、まず事故はないのだが、万一転落すれば良くて重症おそらくは死亡という箇所の連続。遠足倶楽部は<中高年と女性のための安全登山>がモットーであるから、難易度は低くても危険度が高い箇所はスタッフがロープを出して確保する。ルートの感じが分かっていれば緊張する程のこともないのだろうが、ほとんど垂直のクサリ場などではロープのお世話になった。確保で緊張がほぐれて体が良く動けば却ってスムーズに通過することにもなるだろう。それほどでもない所は昨日同様の簡易ハーネスをクサリに掛けて安全確保。
一方、そんなコースを軽装の登山者が通過して行き、中にはちょっと広い所で弁当を広げるグループもいるのには少々違和感がある。
それにしても相変わらず暑い。眼下に残雪が見えるので、あそこからの風が上がってこないかと思ったり。
そんなこんなで頂上の大日岳に13時半。何かかわいい大神さまがいらっしゃり、火を焚いた跡がある。
安全を期してずいぶん時間を掛けたし、遠くで雷も鳴り出したので、この先の入道岳はオミットし、迂回路を戻ることとなった。岩場を抜けたところに「キケン注意!」の警告表示あり。「転落すれば助かりません」に頷く。
迂回路と言っても楽ではない。結構な急降下で連続したハシゴがあったり、狭い道の片側が急傾斜になった箇所があったりで気が抜けない。と、ここでパーティの前の方にいた女性が転んで軽く捻挫。講師とサブリーダーが付いて「先に行っててください」とて、CU(コミュニケーション・アップ)役のI女史以下、女4名、男3名が先行する。
千本桧小屋まで戻って一安心。ここでCUが携帯で講師と連絡を試みるが不通。さらに先行する。
やがて空模様が怪しくなり、とうとう祓川の水場で本降りとなった。雷も頻繁に聞こえる。なんとなく女性が前、男性が後という形になったが、女性陣が意外に速く、CUと共にどんどん行ってしまう。男性陣の中ではK氏がやや遅く(それでも昭文社・山と高原地図のコースタイムは出ているのだが)取り残された。雷はやや離れているので恐ろしくはないが、一度バリバリッと落ちたような音がして首を竦めた。道を流れ下る水の先端を追い越したりして先を急ぐ。
16:10、ロープウェイ山頂駅に帰着。後から到着した他のグループから捻挫組を千本桧小屋のこちら側で追い越したことを聞く。小屋を過ぎたのなら安心だ。
雷雨のためロープウェイは休止しており、マイクロバスで下まで降ろすとのこと。他のグループが乗車し、あと2人の余裕で女性メンバが先に下りる。
待つうちに捻挫組が到着、拍手で迎える。雷雲も過ぎ、ロープウェイが運行再開することとなった。本来の最終便の時刻ぴったりの17時。
待っていてくれたタクシーでホテルに戻り、大浴場を使わせてもらう。ホテルオカベ、いい宿である。今度来る時があったら使おう。
直後の新幹線に乗って車中で乾杯しようと売店でビールや安い八海山(本醸造、箱なし1100円だったか)を買い込んだのだが、どうやら混んでいそうな様子。女性メンバ3人はそのまま帰るが、残りは駅前のレストランで乾杯することに。講師が日本酒四合壜を奢ってくれる。八海山か緑川かで後者を選択。ビールに日本酒にワイン、しばらく飲み食いしていい気分になってホームに立つが、入ってきた新幹線はやっぱり満員。デッキに陣取れば出てくるのはまた缶ビールにワンカップ。今回2日間の山行中、残った写真の大部分は新幹線車中のものだった。皆いい顔をしているが、ちょっとはしゃぎ過ぎたかも。
■今回のルート(山行時のGPSトラックデータ+2022/11時点の地形図)





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