まぬけ時空の片隅で

マイナポータルからパスポート更新を申請。国と埼玉県への手数料（14000円＋2000円）をクレジットカードで一括納付できるはずだが、届いた「【旅券申請に関するお知らせ】交付予定日と手数料納付のお知らせ」では必要なURL部分が "＠クレジット決済URL＠←コピー＆ペーストして"。URLと差替えるべきところを忘れたのか。まるで使えない。

クレジット払いでなければ、収入印紙（現金購入）とキャッシュレスで二度手間を強いるところも腹に据えかねるが、ともかく受領しに熊谷駅ビル内のパスポートセンターまで出向いた。

ところが、収入印紙はその場では購入できないと、ビルを出たところのセブンイレブンを案内された。で、駅を出て南口のセブンへ行ってみると200円の印紙しか置いておらず、さらに枚数も不足。駅の反対側のファミマならばあるかも、と言う。駅を突っ切ってまず目についたローソンに訊いてみると印紙は在庫なし。そこからファミマを探して歩き、ビル工事で看板が半分隠れているのを見つけて、ようやく購入できた（10000円と4000円の2枚で済んだ）。実はパスポートセンターで案内したのは南口ではなく、北口から少し離れた東通り店だったのだが、セブンと聞いて駅に入る時に見ていた店と思ってしまった。それに南口セブンの店員、ファミマではなく、まず東通りセブンを案内しなさい。

そもそもクレカ一括払いができない時点でダメダメだが、収入印紙という旧態依然の仕組みを改めない国も、逆にキャッシュレスしか受け付けない県も、その場で印紙を売っていない窓口も、利用者の利便性などまるで考えていないのだろう。

自分の勘違いもあったにせよ、無駄な時間を使わされてデジタル後進国を実感させられた午後だった。