2014/2/9(日)~2/11(火) 八ヶ岳・編笠山~権現岳2014年02月09日 00:00

無名山塾の自主山行。M井・Y氏(女性)の企画に、F見・M氏と自分が参加。
権現岳からキレットを通過して赤岳に登る計画だったが、8(土)の大雪による列車遅れとラッセル、それにF見氏の体調不良のため権現の手前で時間切れ、引き返した。

■2/9(日)
あずさ1号(新宿7:00)で小淵沢に入り、編笠山を越えた青年小屋に幕営の予定だったが、前日の大雪のため列車ダイヤ大幅乱れ。M井氏と自分は予定通りに乗車して約90分遅れで小淵沢に到着したが千葉のF見氏は完全に巻きこまれ、自分たちは16時近くまで小淵沢駅前の蕎麦屋や駅のみやげ物コーナーで暇を潰していた。
F見氏が到着してタクシーで富士見高原ゴルフコースへ。運転手に訊くと今回の雪は50cm程度積もったとのこと。
登山口(標高1350m)を16:40に出発、すぐに鹿の群れに遭う。40分ほど歩いて、盃流し手前の樹林(1490m)にテントを張った。

■2/10(月、有給休暇取得)
テントを撤収し、4:30出発。晴れ、-10℃。
スノーシューのトレースを辿り、編笠山へ向かう。トレースにはもちろん助けられるが、数多い道標が雪の上に出ており迷うことはない。ルートの傍ら(1750m付近)にある岩屋「臼久保岩小屋」はかつて修験者やマタギが実際に使ったもの(→ 富士見町HP)で、今でもビバークできそうだ。
樹林を行くと、1900m付近で傾斜が急になり、アイゼン装着。
スノーシュートレースは標高2100mの道標で消失。その先は、風の加減なのか大雪以前と思われる踏み跡が断続的に現れる。ところどころ雪が深く、踏み抜くと膝上まで潜る。
F見氏が次第に遅れ気味になるのは、昨日、列車にカンヅメにされた疲れが出たか。
樹林帯を出ると雪面には風を示すシュカブラ。振り返ると甲斐駒~鳳凰三山の眺めがよい。眼下には街がパノラマで広がっている。
編笠岳への登り
頂上への岩がちの急斜面を頑張り、10:50 編笠山(2523.7m)。あらためて周囲を見渡すと、富士山が雲から頭を出し、鳳凰三山~仙丈ケ岳~甲斐駒ヶ岳。木曽駒ヶ岳を盟主とする中央アルプス。独立の御嶽山。北アルプスを槍・穂高から右へ追ってあの辺が立山・剱か。残念ながら雲に霞んでいるのは鹿島槍・五龍あたり。
編笠岳山頂
編笠岳よりパノラマ
編笠岳よりパノラマ
F見氏は腹具合が悪く辛そうだが、ここから引き返すよりは青年小屋で休もうと前進を決定。ところが小屋までまったくトレースがなく、樹林の中で潜りまくる。ここで初めてワカンを着けたが、雪の下の空洞まで踏み抜いて胸まで沈んだりする。ようやく樹林を抜けるとガラガラした岩が続く斜面で、ここも雪を踏むと岩の間に落ちる。エアリアのコースタイム20分のところを1時間も余計にかかり、13時に青年小屋に到着。

もちろん小屋は営業していない。小屋から西岳方面にトレースがあるがテント場も無人だった。開放されている冬期小屋は畳敷きで窓のひとつが開き(もうひとつは外から雪で塞がっていた)昼間は暖かそうなので、F見氏にはここで休んでもらう。
青年小屋
M井氏と自分は小屋の傍らにテントを張って、お茶と食事、適当に酒。日没近くなってテントを撤収し、小屋内にテントのフライを張って就寝。小屋そのままでは広すぎるが、空間を仕切ればそれなりに暖まる。

■2/11(火、祝)
F見氏は小屋で待機、ふたりは進路を偵察する。早めの帰宅を考えて小屋への帰着を遅くとも8:30と決めた上で5:30出発。晴れ、無風、-15℃。
権現岳方面はノートレースで最初からワカンを履き、昨日と同様のラッセルになる。ルートは樹林が開いているので判るが、赤テープなどの目印は見当たらない・・・と思うと広く雪面が出た場所で先の樹林に入る箇所に迷う。ヘッドランプでは正面で樹林が薄くなっているのが見えにくいのだった。
ノロシバ(狼煙場)手前の急斜面はワカンのまま靴先でキックステップ。6:40 ノロシバの道標(2530m)に到達し、今回はここまでとする。せめてキレットに下りるハシゴまで行きたかったが、今回は列車ダイヤ乱れの時点でケチがついたので仕方がない。
ノロシバから権現岳
お互いに写真を撮ったり、ギボシや権現山頂を見上げたりして引き返す。先ほどの急斜面だけアイゼンに履き替えて下り、7:30 小屋に帰着。

小屋内を清掃して8:30 出発。編笠山東側をトラバース気味に下っていくルートもあるが、そちらにはトレースがなく雪崩の恐れもあるので来た道を戻ることにする。トレースがあっても編笠山頂まで1時間かかったが、昨日以上の眺望を楽しめた。
編笠岳からパノラマ
山頂手前でキレットに行く若者2人組と、だいぶ下って2000mを過ぎてから熟年5人のパーティと擦れ違う。我々のトレースがあるので楽に登れるだろう。
12:30 元のゴルフ場に下山、タクシーを呼んだ。
F見氏はそのまま帰路に着き、M井氏と自分は次のあずさまで1時間半ほど、駅前のレストラン&蕎麦屋で打上と食事。

■今回のルート
八ヶ岳・編笠~権現ルート

2014/2/15(土) 大雪被害2014年02月15日 09:00

雪でカーポートが潰れた。起床時には傾きながらも持ちこたえていたのだが、8:30頃ギブアップ。

テラスの屋根も左に下がっている。
40年ここに住んで、こんなことは初めて。
雨が止んだら雪をどかそう。

2014/2/16(日) 大雪後2014年02月16日 16:30

雪が少し解けた状態の記録。
カーポートは片側の柱から屋根を差し出している形。
1.載っていた雪がだいたい解けた
2.柱がぐんにゃり
3.屋根の下の有様。バイク(カバーが掛かっている)は柱に近い側で空間があったのでセーフ。自転車2台も実害はなさそうだが、まだ雪に阻まれて取り出せない。家には所謂(いわゆる)自動車は無い。       

テラスの屋根は、雪の重みで片方の柱が地面に沈み込んだ模様。
TVアンテナのポールは、屋根に張っている針金に雪の重みが掛かってしなっていたらしく、今日は真っ直ぐに戻った。その代わり針金が切れて少々不安定。

火災保険の内容によっては、車庫の修理代が下りるらしいので確認してみないと。

雪掻きには雪山用のスコップと登山靴(普通の長靴の用意がないので)が活躍。山道具は災害時用品に転用できることを再確認。

■2/17(月) 追記
出勤で駅に行ったら、有料駐輪場(市営だったと思う)の屋根も落ちていた。停めてた自転車や原付が損傷したら、市が賠償するのだろうか。

■2/18(火) 追記
火災保険は車庫修理には出なかった。家に付属していないとダメらしい。

2014/2/18(火) 「地球防衛未亡人」2014年02月18日 00:00

角川シネマ新宿にて。

壇蜜のダン隊員に対する長官が森次晃嗣(モロボシ・ダン)!

それにしてもヌルい。脚本も特撮も社会風刺もギャグも。ヌルいのはわかっていて観ているのだから心地よいが。
しかし、一部の演技は熱かったりする。

狙った訳ではないのだが、上映後に河崎監督と古谷敏さん(初代ウルトラマンのスーツアクター、ウルトラ警備隊アマギ隊員)のミニトークショウがあって得した気分。
古「河崎監督は王道の特撮を撮るべきだ。わかってるのはあなただけなんだから」
(これは、CGに頼らずにということと、特撮魂とでもいった、両方の意味と自分は理解した)
とか
河「今はピアノ線は後から消せるんですよ」
古「なら消せよ」
河「消すお金がない」
古「壇蜜と森次晃嗣にギャラ払いすぎたんじゃないの」
といったやり取り。
売店でグッズを買っていればお二人のサインが貰えたのだが、上映前にプログラムくらい買っておけばよかったな。
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