2012/12/24(月) 八ヶ岳・南峰リッジ ― 2012年12月24日 00:00
無名山塾の自主山行。南峰は八ヶ岳の主峰・赤岳の最高点(2899.2m)。リッジはそこに至る岩稜の意。
パーティはK村・K氏リーダ以下、F見・M氏と自分。自分は三連休の予定を決めていなかったのだが、先週の富士山雪訓の際に耳に挟んで入れてもらった。K村氏との自主山行は初めて。M井・Y氏(女性)も参加を予定していたが、足を痛めてキャンセル。
自分は集合日の23(日)は阿弥陀北稜に登り、赤岳鉱泉で一服してから行者小屋に戻った。(https://marukoba.asablo.jp/blog/2012/12/22/9481372)
■12/23(日)
16時前に行者小屋に着くと、K村、F見両氏が各々テントを張ったところ。自分はF見氏の方に入れてもらう。
食事の後、3人集まってルートの話など。南峰リッジの中でもいちばん易しい左稜を登るのだが、Webを漁ってもルートを明確に示した記録に行き当たらない。『日本登山大系』には「文三郎尾根から容易に取り付ける」とあるが... あとは現場で考えよう、と解散。
少し飲んでから就寝。
■12/24(月・祝)
行者小屋を6時に出発。晴れ、-17℃。文三郎道の赤岳~阿弥陀岳への分岐が見える辺りまで登って-19℃。
赤岳主稜への取付を過ぎ、黒い(御影石?)慰霊碑を見送ってから、山頂(南峰)に繋がる岩を眺めて見当をつけて雪面を上がる(7:30)。急傾斜だがアイゼンが利いて、逆ハの字、時折キックステップで上がれるが、休憩する場所もなくふくらはぎが痛くなってくる。
K村氏がずっとトップで、この辺と思われる処で易しそうに見える岩に上がる。しかし、上に行くと思ったより厳しい。たまらず左に逃げるとルンゼがあり、その向こうにまた岩稜がある。さてはあれが左稜で、自分たちはもっと難しいルートに取り付いたのではないか。
いったんルンゼに下りると、最短距離で向こう側(本当の左稜?)に上がる箇所は難しいので、そのままルンゼを行くことになる。稀に踏跡と思しき凹みがあるが断続的。それ以外にルートを示す目印は見当たらない。遠くから眺めた印象より傾斜が急で、難しくはないが万一アイゼンが外れたりすると立ち往生しそうだ。
やがて岩に突き当たり上り易そうなラインを行くのだが、行き詰って突破口を探すことになる。両側から岩が迫っている門のような処、手前に足跡が一つあるのだが、上にピッケルを掛けて上がったとしても次に身体を支えるホールドがなさそう。試してみるならロープが欲しいのだが確保する支点も作れない。その手前の斜面は一見良さそうだが、足場はあっても手やピッケルが掛からない。試行錯誤の末、K村氏が左に上がれる箇所を見つけた。
自分はそちらへ向かう途中、ここも上がれそうと思う箇所を試したが、ダブルアックス(ピッケルとバイル)でもカッチリ決まる感触がない。2~3歩上がって諦めたが、下りるのは怖い。今、岩にかけているアイゼンの前爪が滑ったら滑落して一巻の終わり... もちろん、滑らせはしないが。
そこを突破すると、あとはそれほど難しいことはなく、南峰の祠の後ろから山頂へ(9:05)。いつか雲が出て小雪が舞っており、八ヶ岳の峰々は見えるものの遠方の山は望めなかった。S木・Y氏(女性)とH方・Y氏が登っているはずの小同心も少しガスっている。気温は変わらず-19℃でカメラも動かず、冷えてきたので下山開始。
文三郎道を下りてくると、主稜取付の上、慰霊碑のところから手近な岩に向かっているトレースがあり、その先を登っている人が見えた。南峰リッジ左稜はここから行くのが正解なのか? そうだとすると『登山大系』の記述とも一致する。
10:50 行者小屋に戻り、テント撤収中も小雪。それが南沢を下る途中で晴れ上がった。今だったら山頂からの眺望も絶好だろうに。
14時 K村氏が車を置いていた赤岳山荘の駐車場に帰着。ここで携帯メールが通じて、S木氏たちは赤岳鉱泉に下りたところと判明。こちらの3人は美濃戸口まで車で移動、自分はS木氏らを待つことにし、2人はそのまま帰途に着いた。
八ヶ岳山荘で入浴して待っていると16:30の終バスに間に合うタイミングで二人が到着。茅野に戻ってあずさの指定席を押さえ、蕎麦屋で打上。
■今回のルート


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