2011/7/29(金) 小松左京死去2011年07月29日 23:30

今朝の新聞で知った。
7/26死去、80歳。日本SF作家第一世代では星新一と双璧。<巨星墜つ>というのが相応しい。
デビュー作「地には平和を」が『SFマガジン』のコンテストで選外努力賞となったのが1961年、その50周年に神戸文学館で「小松左京展」が開催されている最中だった(⇒ 小松左京事務所)。

『日本沈没』がベストセラーになったのは1973年。熱気が静まってから借りて読んだ覚えがある。これが小松初体験だが、子供にはちと難しかった。大学に入ってから角川文庫で小説を一気に読んだ。『はみだし生物学』『未来の思想』『人間博物館 「性と食」の民族学』といったノンフィクションや評論もひどく面白く、刺激的だった。
花博のプロデュースなどで活躍し執筆量が減って寂しいと思ううち消息を聞かなくなり、しばらくぶりに見た写真で、やつれようにショックを受けた。今世紀に入ってから季刊で『小松左京マガジン』を出し、文庫の再刊で作品を整理しているようにも見えて、「最後の道楽をして人生の幕引きを考えているのか」と思ったものだが、それからまたイベントに出たり(⇒ 2005/11/17 北斉とグリム兄弟と小松左京2006/7/20 小松左京&谷甲州、『日本沈没』を語る)。『小松マガジン』も10年を越え、最新42号を今読んでいるところ。御大は東日本大震災について「これから日本がどうなるのんか、もうちょっと長生きして、見てみたいいう気にいまなっとんのや」(5/11収録)と語っている。

まだ行けると思っていたのに。
もっと語って欲しかった。

※追記:神戸文学館「小松左京展」でのかんべむさし講演(8/27)レポート ⇒ アニマ・ソラリス

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