2011/7/16(土)~19(火) 飯豊連峰2011年07月16日 00:00

無名山塾・ひろしさんのお山歩クラブのメニュー。
M下講師(自分も遠足倶楽部時代に講習を受けたことがある)からお声がかかり、サブリーダーとしてお手伝い。
参加者は6人、黒一点を除いてお姉さま方ばかり。
飯豊は2008年のGWに歩いて(⇒ 2008/5/3~5/5記事お気に入りの山。今回は川入から入って大日岳までの往復で、良さを再確認した。

■7/16(土)
山都駅からタクシーで川入の民宿<杉村荘>へ。夕食に出た山菜は近くで摘んだものとか。

■7/17(日)
夜明け前、女将さんの運転で小白布(こしらぶ)沢登山口へ。一般車は進入禁止の林道だが民宿で許可を取っているとのこと。林道から枝道に乗り入れると駐車スペースがあり、登山口はその先10分ほど。4:30に歩き始め。
小さな沢を横切りブナなどの樹林を登る道は結構急登。天気がよくても地面は湿った感じで、きれいな青紫の実をつけたサンカヨウ(熟した実は食べられるそうだ。今度試してみよう)やギンリョウソウ、キノコなどが見られた。
ギンリョウソウ
標高1050m付近の秀好清水は杉村荘のお父さんだかお爺さんだかの名前とのこと。水場への枝道入口の樹の幹には「君命水」と彫りつけてある。水は塩ビパイプからじょろじょろの出。
6:30 横峰小屋跡で長坂の登山道と合流すると傾斜は緩くなる。その先の分岐を左<水場経て剣ヶ峰>へ行くと峰秀水。こちらは道脇にあり水量も多い。
7:00 三国岳~地蔵山の稜線に出ると、青空の下、いよいよ大らかな峰々が見えてくる。足元には高山植物の花。手元の図鑑と見比べた感じではコメツツジ、クロマメノキだろうか。分からないものもある。
剣ヶ峰の岩稜も、M下講師の常連さんはこういったコースに慣れているのだろう、問題なく通過。3年前のGW、この岩場(標高1620m辺)は下るのにちょっと怖かったところだと思うと、道は岩場の横(登りなら右)についているのだった。あの時は下ってきて岩場に真っ直ぐに突っ込んだのだな。
岩場の通過
8:53に三国小屋。ここで30分ほど休憩。小屋の裏手の日陰に座り、山肌で残雪の白と夏の緑が織り成す模様を眺める。
花の種類も増え、チングルマ、アカモノ、コイワカガミ、ミヤマキンポウゲなど。ヒメサユリが美しい。花を見ながら歩いて、11:10に切合小屋に到着。時間は早いが、今日の行動はここまで。天気はいいので外で景色を眺めたり、中に入ってビールを買って(お姉さまに奢ってもらって)飲んだり。自分にとっては久しぶりの営業小屋泊まり、食事は楽チンだが、寝るのは狭苦しい。

■7/18(月)
お湯を沸かすなどして5時に出発。間もなく雪渓の端を少し歩く。雪に触れるのは全行程でここくらい。草履塚を過ぎると、今度はミヤマウスユキソウ(ホソバナヒメウスユキソウかも)が咲いている。
ウスユキソウ
この辺を歩きながら寛永通宝を拾った。昔からの信仰の山で、詣でた人が落としたものが200年もここにあったのだろうか。
御秘所を通過するとまたお花畑。ホウオウシャジン、ウサギギク、オヤマノエンドウなど。
7:10~30 本山小屋で休憩。鳥居を潜った飯豊山神社も開いていて、小屋の人がお祀りしているようだ。7:50 飯豊山(2105.1m)に登頂。
山頂を後にして広々と気持ちのいい稜線を行くと、足元のチングルマの花にピンクのものが混じっている。タテヤマチングルマと呼ぶらしい。ウラジロヨウラクやアオノツガザクラがあったり左右一面ニッコウキスゲだったり、もちろんハクサンイチゲにハクサンフウロと、お花だらけ。参加者唯一の男性K原氏はせめてチングルマとハクサンイチゲの区別を覚えようと努力している。
広々とした稜線
タテヤマチングルマ
9:40 早くも本日の宿泊地である御西小屋に到着。夏の間は管理人が入っており、M下講師が手土産を渡すといろいろ話をしてくれた。不要な荷物を置いて大日岳往復に出る。
11:43 飯豊連峰の最高峰、大日岳(2128m)に登頂。単独の若者がいる程度で静かだ。百名山ハンターは本山にしか行かないのだろうか。縦走こそ飯豊連峰の醍醐味なのに、もったいないことである。
文平ノ池付近から大日岳
小屋に戻ると、少し下った水場まで水汲み。雪田の脇だが、塩ビパイプから勢いよく流れ出しているのはいったん地下に浸透した水だろう。
仕事が終わってもまだ14時。草原から踏み跡を入った小高い場所から皆で景色を眺めたり、お茶を飲んだり、またビールを奢ってもらったりして過ごした。

■7/19(火)
今日は長い下り行程なので、3時に出発。曇り空。
4:40 飯豊山~6:50 切合小屋~8:50 三国小屋~10:30 横峰小屋跡と往路を戻る。峰秀水の水場にいたサンショウウオが可愛い。
サンショウウオ
切合小屋で講師が弁当を詰まらせたり、最後の急下りでお姉さまの一人が足首を捻って講師がテーピングしたりといったハプニングがあったが、12時過ぎに駐車スペースに到着。再び女将さんの運転で杉村荘に戻った。
宿で風呂を使わせてもらい、ビールを飲む人は軽く乾杯。トマトや食べ頃の漬物など出してくれる。宿の設備は正直いまいちだが、3年前と変わらず、やはり人間は親切だった。

■今回のルート
飯豊連峰ルート

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