2006/7/20(木) 小松左京&谷甲州、『日本沈没』を語る2006年07月20日 19:00

ロフトプラスワンのホームページよりコピペ。
> 7/15に映画「日本沈没」も公開。そして小説「日本沈没」第二部も発売。
> 小松左京氏とともに第二部作者の谷甲州氏をお招きしてのトークライブ。
> この対談イベント、必見!
> 【出演】小松左京(作家)【Guest】谷甲州(作家)
> 【聞き手】松浦晋也、笹本祐一

<第一部>を読み返し、『第二部』は読みかけ、映画リメイク版は未見という状態で参加。あ、『日本ふるさと沈没』は読んだ。
K田・T(ミクシィネーム:さざんかQ)氏に声を掛けておいたら、S戸口(ミクシィネーム:++ungood)氏、先日のロフト寄席(https://marukoba.asablo.jp/blog/2006/07/11/9632179)でお会いしたK子さんも見えて、演台のまん前に陣取った。S戸口氏は古本屋で買った光文社の新書版を持ち込み。

小松御大、杖をつき、舞台に上がるのも大儀な様子。登場したのは上記に加えて御大の秘書役・乙部順子氏。
ロフトプラスワン 小松左京&谷甲州
ロフトプラスワン 小松左京&谷甲州
出演者が揃うと、まずは谷氏のトークから。始まって早々「今回はネタバレ一切ありで」(笹本氏)。地球寒冷化は第一部完成時にもう考えていたとのこと。谷氏の話を聞くのは初めてだが、これほど面白い人とは思わなかった。

御大の第一声は「どうもこんばんは小松左京です」。さすがに滑舌は悪いが、喋り始めるなり「演台でタバコが吸えるってんで」と本領発揮。昔の記憶に多少の混線が見られるようだが、K田氏曰く「いいんですよ、ご本人の口からエピソードを聞けるんだから」。

谷氏が『第二部』を完成したのは6/13だったとか。自分は7/5に買っている。よく出たねぇ。後で小学館の担当者が登場したが、本も映画もずいぶん当たっているそうである。
御大との分担について谷氏「結局一人でやりました」。第一部の25年後、寒冷化、パプアニューギニアを舞台とすることについては話し合ったが、キャラクタは谷氏の考え。

以下、メモとして御大の言葉を書きとめておく。
○9年かけて書き上げた『日本沈没』が星雲賞を獲った。同時受賞は筒井康隆が1週間で書いた「日本以外全部沈没」。「これでSFファンというものが大好きになりました」。
○その「全部沈没」の映画に出て欲しいと言われた。「不渡老人役として出て『花江、みてくれんか・・・』と前をばっと開く」。SF作家ってのはいくつになってもバカだねぇ。ああ、星新一との掛け合いが聞きたかったなぁ。
○セーヌ川が凍結して水車が回らず、パンが出来ないことがフランス革命の一因となった。
○北村小松の「火」、ライト兄弟の飛行(1903)、特殊相対性理論(1905)→B29の原爆
○『果てしなき~』の時点では冥王星の衛星カロンは未発見だったが、名前を正解。
○松浦氏の「ヘンな砂時計持ってませんか?」に対して「古道具屋に売っちゃった」。
○新作映画の『日本沈没』について、「CGと、大地真央に対する映像演出がいい」。
○『エスパイ』の映画は樋口監督でなければやらせない。

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