2021/6/2(水) 「クー! キン・ザ・ザ」2021年06月02日 14:15

「クー! キン・ザ・ザ」鑑賞@アップリンク吉祥寺

前売券を買っておいた(https://marukoba.asablo.jp/blog/2021/05/07/9375141)のは失敗で、コロナ対策のため当日窓口でしか使えず、もっと早くに観るつもりだったのが休日出勤の振替の今日にまでずれこんだ。平日といっても水曜サービスデーで、劇場に行くまでにネット販売でいい席はなくなってしまい、小さなスクリーンを最後列の隅の方から観ることになった。

作品は実写版「不思議惑星キン・ザ・ザ」のアニメによるリメイクというか、公式HPによれば<新解釈>。ストーリーはほぼ同じだが、<実写版は当時のソ連の政治体制を皮肉めいた視点で描いたと評されたが、『クー!キン・ザ・ザ』は、大きな変革の波にあった現代のロシアを戯画化して風刺する>。実写版とはおじさんと若者の立場が逆転して、おじさんが楽器弾き、若者の方が積極的に行動するなど、社会の変化を反映したのだろう。「クー!」も2013年作品で今が今という訳でもないのだが、その中で生きていかざるを得ない社会に翻弄される理不尽さはいつの世も変わらない。
「不思議惑星」と切り離してもシュールなSFアニメの傑作と評価してよいと思うが、二作を比較してみると監督の力点の変化が面白そうだ。実写版には無かったチェロに寄ってきてか細い声で歌う存在(フィチュルカ)が気になる。

ロビーにペペラッツが着陸していた。
ペペラッツ

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