2026/6/11(木) 「箱の中の羊」2026年06月11日 09:20

「箱の中の羊」鑑賞@イオンシネマ熊谷。

是枝作品&カンヌ映画祭出品作として話題になっていたが、自分は監督がAI・ヒューマノイドをどう料理するのかと観に行った。
個人や夫婦、家族という小さな物語から<ヒトとAI>という大きな物語に展開しそうでしない、あるいは連続児童誘拐殺人事件の解決というカタルシスに至るのかと思うとそうもならない。あくまで小さな物語の範囲で丁寧に各人の感情を捉え、他者を認識し受け入れることによる変化を描いていく。
SFとしては物足りないが、見応えはあった。

しかし、失った子供の代わりにヒューマノイドを迎えて疑似家族を作っても、すぐに身体的に成長しないことが幻想を破綻させるだろう。鉄腕アトムならロボットサーカスに売られてしまうところだ。作中で居場所を求めて集うのは、その捨て子ならぬ遺棄ヒューマノイドか。

「箱の中の羊」は『星の王子さま』だった。最近読み返したにも関わらず、作中で言及されるまで気付かないボンクラ頭よ。

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