2024/9/17(火) 「きみの色」2024年09月17日 11:40

「きみの色」鑑賞@池袋HUMAXシネマズ。

山田尚子監督、吉田玲子脚本ということで映画館に出かけた。このコンビの過去作を確認したところ、4本の映画のうち最初の「けいおん!」のみ未見、他はロードショウこそ観ていないが、録画保存してあった。
今作もまた、若者の繊細な心象の揺れ動きを音楽を通して描き出す。その音楽も、楽器で表現しなければ生きていけないとか皆で大会優勝を目指すとかヒリヒリしたものではなく、ゆるく出会った3人がバンドを組んで心を通わせていく。それぞれに家庭の事情を抱えている(トツ子の家族には問題なさそうだが)とは言え特異なものではないし、トツ子が周囲の人物に感じ取る色(共感覚によるものらしいが、明確な説明はない)も淡々と受け入れられる。全体に平穏であるのに、作中世界に引き込まれる。
ラスト近く、それまで見えなかった自分の色をトツ子は見る。それは無色透明だったトツ子が他者との関わりを経て自己を確立した瞬間だったのか。他の二人が緑と青、トツ子は暖かな赤系統だったから、3人揃えばRGBでどんな色でも描き出せるのだろう。

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