2022/4/19(火) 柊木神社、若御子神社~オオカミ狛犬探訪2022年04月19日 00:00

すっきりと晴れたので、秩父までオオカミ狛犬を訪ねてバイクを走らせた。
今回は三峰口駅近くの柊木神社と、その手前の若神子神社
ルートはGoogleに任せたところ、三沢坂本線で高原牧場近くを越えることになった。牛が放牧され、パッチワークのような山肌の新緑が美しい。
秩父高原牧場

柊木神社(https://goo.gl/maps/S7oDbSGuR8DTDwyu8)は道路からコンクリ舗装の坂を上がったところにあった。赤い鳥居の向こうに狛犬と覆い屋。
柊木神社
この狛犬がオオカミで、吽形の台座に昭和11年とある。彫りはややのっぺりしており、顔は犬っぽいが歯と牙は立派、背から見るとあばらも表現されている。吽形の足の間にあるコロンとしたのは仔オオカミで、横に回るとちょうど鼻の先が白くなっていて可愛らしい(前に出した足がモグラみたいだが)。
柊木神社の狛犬
仔オオカミ
近くの御堂鐘(みどうがね)地蔵尊の辻には「猪狩神社 2.7km 40分」の指導標があった。猪狩神社のオオカミ像は昭和8年(https://marukoba.asablo.jp/blog/2012/05/12/9326959)で、柊木神社の3年前。あちらが兄貴分か。
一方、覆い屋に入っている像は三峯神社のオオカミを連想させるが、こちらは稲荷社なのでやはりキツネなのだろう。
柊木神社のキツネ
        (↓ 三峯神社のオオカミ像)
三峯神社のキツネふうオオカミ

国道140号を戻って若神子神社https://goo.gl/maps/4NVqGDDNWGPDaiRDA)へ。一之鳥居前に駐輪したのだが、鳥居を潜って行くと神社右手に専用駐車場があった。
一之鳥居の左右のオオカミ狛犬は力強い造形。吽形は「最近壊れたので直してもらったら、やたら耳が大きくなってしまった」(青柳健二氏のブログ http://asiaphotonet.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/4-5428.html)らしい。台座に昭和16年の銘がある。
若神子神社・一之鳥居の狛犬
二之鳥居前にもオオカミ狛犬。こちらは出目気味の表現のせいか、なかなかユニークな顔つきをしている。おや、向かって左側が口を開いた阿形か?(普通は右が阿形、左が吽形) 台座には「紀元二千六百年記念」とあり、つまり昭和15年(1940年)、一之鳥居の像の前年ということになる。
若神子神社・二之鳥居の狛犬
拝殿に参拝してから、裏山の若神子断層洞を見に行く。整備された山道を一登りしたところの岸壁にぽっかり口を開けており、内側に「断層鏡肌」のプレートが付いている。断層が擦れあって岩の面が鏡のように磨かれた、金鑚(かなさな)神社の「御嶽の鏡岩」(http://marukoba.asablo.jp/blog/2016/07/18/9252331)の小型版だな。
若神子断層洞
さて、山道の入口には「奥社参道入口」の碑があった。奥社はこの上か?と登っていくが見当たらない。これは違うな・・・と思いながらも意地になって汗をかいて登ると、頂上は展望櫓のある「国見の広場」だった。なんだ、ここは以前の山歩きでルートを誤って来たところではないか(http://marukoba.asablo.jp/blog/2015/07/20/9328778)。下りは別の道を取ると、しだれ桜の咲く清雲寺に出た。
清雲寺のしだれ桜
あらためて山道に入り、二箇所あった「若神子断層洞→」の案内から今度は横道を辿ってみる。一つ目の奥には小さな祠とその傍らの岩に「断層掻痕」のプレート。すぐそばに鉄パイプで塞がれた岩穴もあり、断層洞の裏側にあたるのだろう。奥宮はその上、二つ目の横道の先にあり、覆い屋の中に祠が三つ並んでいた。

見るべきものを見たので、再びGoogle任せで来た道を戻った。往復走行距離110km。

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