2020/6/20(土) 「囚われた国家」 ― 2020年06月20日 00:00
コロナの緊急事態宣言が解除され映画館も再開したので、見損なっていた「囚われた国家」を鑑賞@イオンシネマ板橋。
「統治者」と呼ばれるエイリアンの侵略から9年が経ったシカゴ。政府は傀儡と化し、警察も市民の監視組織となっている。統治者が資源を奪取しているというのに、かつてないほど貧富の差が拡大している社会というのがあまりにも現実的でイヤだ。
そんな世界でのレジスタンス活動を描くのだが、全体像を分かりやすく提示してくれるような親切な作りではない。映画の最期になって伏線が回収されていくのだが、それまで何が起こっているのかを追うのにかなりの努力を要する。正直言って、自分は追いきれなかった。帰宅してから上記の公式HPを見たのだが、そこに載っている人物相関図くらいは事前に頭に入れておいた方が良かったな。
ウニみたいなトゲトゲで意外と肉弾戦派の統治者(現場に回されているのは被支配種族ということもありそうだが)とか、岩山のようなエイリアン・シップ(小惑星ベースの宇宙船?)などのデザインもなかなか良い。
地味だが、全体を把握した上でもう一度観てみたいと思わせるホネのある作品。
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