2005/9/9(金) 音楽と落語のコラボレーション ― 2005年09月09日 18:30
K田・T氏に誘っていただき、創遊シリーズ「音楽と落語のコラボレーション」全3回の第1回「桂平治と西崎進」。K田氏は二代目桂平治(かつらへいじ)師匠と友達の間柄。
退勤後、西新宿の芸能花伝舎へ向かう。旧新宿区立淀橋第三小学校で、一部の設備が残してある。トイレとか身長計体重計とか懐かしい。その教室のひとつに高座を設え(朝礼のお立ち台みたいに階段で上がる)、椅子を並べた会場。
平治師匠は病み上がり。8月に入院して脳下垂体の腫瘍の手術を受けている。何でも顔の皮を口のところで切ってベロンとめくり上げ、鼻をどかして腫瘍を切除するのだとか。めくり上げたのを針でここに止めたんです、と頭の左右のハゲを見せる。脳下垂体が悪いとセックスが衰える、下が衰退しちゃう訳です、だから下すいたい、なんてギャグから小噺に入る。
女からの手紙を見せびらかす男、その手紙が仮名ばかりの上に誤字脱字で頓珍漢な読みに。K田氏によると「女給の文」というネタ。
音楽の方は、作曲西崎進(にしざきすすむ)、フルート、クラリネット、サキソフォン副田信孝(そえだのぶたか)、キーボード田代修二(たしろしゅうじ)、チェロたのうち惠美(えみ)、ヴァイオリン萩原淑子(はぎわらよしこ)。
最初の1曲は不詳、オリジナルか?
2曲目は「もののけ姫」を各楽器を繋いで演奏。宮崎駿のベネチア国際映画祭栄誉金獅子賞記念?
ホールのような音響効果はないけれど生の演奏はいいものだ。
次はいよいよコラボレーション「七度狐」。出囃子ならぬカルテットの生演奏(ちゃんと昔話の導入ふうになる)で平治師匠登場。
師匠はすっかり元気で、大きな声で化かされる二人組を熱演。もっとも、K田氏によると噺家が高座に上がると元気に見えるものだということだが。
噺の要所要所に音楽が付く。高座の演技が見ものなので、カルテットの方を見ている余裕がないのは少しもったいない。タイミングを合わせて情景や感情を表現する贅沢なBGM。ただ、生演奏だけに音は大きめ。師匠の声がやや聞き取りにくい場面もあった。
噺は七度化かされるうちの最初の二度まで。
15分の休憩を挟んで「死神」。
原典を崩したのは死神退散の呪文「あじゃらかもくれんバイアグラ」くらいか、古典に忠実な喋り。死神の演技、命の灯火(ともしび)を移そうとする場面などが聴きどころ。そこに音楽や照明の演出が加わって堪能。休憩中に調整したのか、演奏が大きすぎると思うことはそれほどなかった。
K田氏が出演者の写真を撮ったり平治師匠と少し話したりした後、開いているとんかつ屋を見つけて二人で食事。
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