★2026年の記事一覧 ― 2026年12月31日 23:59

日付 2026 タイトル 登山 映画 読書 民俗 旅 宇宙 雑記
10/29

荒川区・台東区のオオカミ狛犬3社

○
10/23

「メイドインアビス 目覚める神秘」

○
10/22

土支田北野神社、豊玉氷川神社
~オオカミ狛犬探訪

○
10/16~10/17

立山

○
10/13

「ガールズ&パンツァー最終章」第5話

○
10/7

「ディスクロージャー・デイ」

○
10/5

千住神社~オオカミ狛犬探訪

○
10/5

「我々は宇宙人」

○
9/25

インカ道トレッキング(3)
【マチュピチュ&ワイナピチュ編】

○ ○
9/21~9/24

インカ道トレッキング(2)
【トレッキング編】

○ ○
9/18~9/20

インカ道トレッキング(1)
【ペルー入国~クスコ観光編】

○ ○
9/10

「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉」

○
9/1~9/2

乗鞍岳(丸黒尾根から)

○
8/27

水に「埋まる」?

○
8/22

SMSCAクリーン登山(二本木峠~釜臥峠)

○
8/19

「オークストリートの異変」

○
8/17

「機動警察パトレイバーEZY File 2」

○
8/10

登山靴新調

○
8/3~8/5

聖岳~赤石岳

○
7/14~7/16

富士山登山ルート3776

○
6/20~6/21

大菩薩嶺~奥多摩(カモシカ)

○
6/11

「箱の中の羊」

○
5/29

人間ドック

○
5/26

「機動警察パトレイバーEZY File 1」

○
5/19~5/20

広島観光

○
5/18

小豆島・寒霞渓、星ヶ城山

○
5/15~5/17

三嶺~剣山

○
4/28

「ARCO/アルコ」

○
4/22

黒山三滝

○ ○
4/22

アサガオ発芽

○
4/14

白内障手術

○
4/8~4/9

三頭山~軍荼利山

○
3/28

「プロジェクト・ヘイル・メアリー」

○
3/24

「アメリと雨の物語」

○
3/16

「パリに咲くエトワール」

○
3/15

奥武蔵・伊豆ヶ岳~子ノ権現

○
3/9

「花緑青が明ける日に」

○
2/27

ポーランド暗黒SF映画その2

○
2/21

ポーランド暗黒SF映画2本

○
2/13

「小屋番 KOYABAN~八ヶ岳に生きる~」

○
2/10

イースターに関する寝ぼけ思考

○
2/6

外秩父七峰縦走

○
1/30

「マーズ・エクスプレス」

○
1/19~1/20

黒富士~茅ヶ岳

○

2026/10/29(木) 荒川区・台東区のオオカミ狛犬3社 ― 2026年10月29日 13:00

有楽町でドイツビールを飲むついでに、オオカミ狛犬のある神社を訪問した。

1件目、三河島三峯神社。
三河島三峯神社
三峯神社の前を守るオオカミの一方は口吻(マズル)が落ちてしまっており、もう一方にも修復の跡がある。切れ長の目、浮いた肋(あばら)が精悍な印象。台座には「昭和十二年九月十九日」「皇紀二千五百九十七年九月十九日」(1936年)とある。
三河島三峯神社のオオカミ狛犬
三河島三峯神社のオオカミ狛犬
鼻欠けオオカミの後ろにもう一組、小ぶりながら良い顔をしている。こちらは「昭和四年四月十九 石工岩見」(台座の下部は草に隠れていて、最後の文字は違うかも)。
三河島三峯神社のオオカミ狛犬(小)
隣の袈裟塚(けさづか)耳無不動は不動尊の台座に宝暦10(1760)年とある。説明板によると明治29(1896)年に明治通り北側から三峰神社内に移されたとのこと。
三峯神社と耳無不動
袈裟塚耳無不動

2件目は20分ほど歩いた小野照崎神社。
御嶽神社、三峯神社、琴平神社の合祀された境内社にオオカミ狛犬がいる。
小野照崎神社/御嶽神社・三峰神社
小野照崎神社/御嶽神社・三峰神社
狛犬の台座には「三峯山」とあり、寄付者芳名碑は大正九(1920)年のもの。由緒書きによると「御嶽神社信仰者に依り古く(年代不詳)奉斎せられた御嶽神○○に大正五年三峯神社を合祀す」。
小野照崎神社/三峰神社のオオカミ狛犬
小野照崎神社の狛犬は明和元(1764)年で、宝珠を戴いたその姿はどっしりとしながら愛嬌もあってよろしい。
小野照崎神社の狛犬
草生(くさむ)した富士塚は天明2(1782)年の築造。
小野照崎神社の富士塚

三峯神社東京豊住講社
鳥居は明治42(1909)年、門扉石塀寄附連名碑は同33年だが、狛犬は新しい。ウェブサイトに「平成3年 昭和御大典記念随身両像修復事業」とあるから、35年前であろうか(グーグルマップに寄せられている古いオオカミ像の写真は小野照崎神社のもの)。
三峯神社東京豊住講社のオオカミ狛犬
三峯神社東京豊住講社のオオカミ狛犬
祠に収められたお札は新しく、三峯講の活動が続いていることが窺えた。

2026/10/23(金) 「メイドインアビス 目覚める神秘」 ― 2026年10月23日 09:20

「メイドインアビス 目覚める神秘」を初日・初回鑑賞@イオンシネマ熊谷

原作コミックの未完結エピソードに早くも手を付けた、その第一部の71分。TVシリーズなら3話分というところだが、基本モノクロのコミックに色彩と光、動きを加えて描き出すアビスの世界にアニメ化の価値があり、スクリーンで観るだけの情報量もある。【第二部】制作決定!のニュースは当然として、原作の進行に合わせつつも早めに続きを観せて欲しい。
本編終了後に<観る入場者特典>のミニアニメ「ひめさま日記①」あり。おそらく週替わりで3話程度が用意されているのだろう。①の題材は「おつうじ」で、ヒトを含む生き物の生理に容赦のない「メイドインアビス」らしい。

2026/10/22(木) 土支田北野神社、豊玉氷川神社~オオカミ狛犬探訪 ― 2026年10月22日 15:30

池袋での無名山塾集会のついでに、練馬のオオカミ狛犬を訪ねた。

まず、石神井公園駅から歩いて、住宅地の一角に鎮座する土支田北野神社。
境内社の御嶽神社にオオカミ狛犬がいるのだが、阿形吽形がそれぞれの檻に入っていて、子細に拝むことが難しい。
土支田北野神社/御嶽神社
格子の間から覗いてみると、以前に訪れた大泉八坂神社(⇒ 2020/5/31記事)のオオカミに似ている。場所も近いし、大正2(1913)年の八坂神社に対してこちらは明治41(1908)年と年代も同じ。同じ石工による造形ではなかろうか。像には修復の跡があり、これ以上の損壊を防ぐための檻なのであろう。
土支田北野神社/御嶽神社のオオカミ狛犬
土支田北野神社/御嶽神社のオオカミ狛犬
祠は割合に新しそう。三つ穴の開いた扉の中に御眷属のお札が納めてあるのだろう。
土支田北野神社/御嶽神社

西武線で練馬駅に移動して、次は環七通りに面した豊玉氷川神社。
境内の環七寄りに三峯神社が祀られている。
豊玉氷川神社/三峯神社
オオカミ像は小ぶりだが、良い面構えだ。台座には「大正七年」とある。
豊玉氷川神社/三峯神社のオオカミ狛犬
豊玉氷川神社/三峯神社のオオカミ狛犬
氷川神社本殿への参道脇にある御嶽山大々記念碑(大正6年)は、三峯神社ならぬ武蔵御嶽神社への神楽奉納を記念するものだろうか。
豊玉氷川神社の御嶽山大々記念碑

2026/10/16(金)~10/17(土) 立山 ― 2026年10月16日 00:00

剱岳の東側、池ノ平方面に行こうと思っていたのだが、うかうかしているうちに小屋が閉まってテント泊もできない時期になってしまった。他に未踏で小屋に頼らず行けるところとして、黒部ダムからの立山周遊に決めた。立山には登頂済み(⇒ 2005/9/23~9/24記事)だが、室堂からでは「登ったと言えるか?」と疑問符が付くところ。今回は標高差1500m以上、しかもテントを担いでとなれば文句無しだ。
前後をロッジくろよんのテント場利用とし、天気予報を睨んで実施日を決めた。

前日10/15(木)は、長野からバス、扇沢で電気バスに接続して黒部ダムへ。観光放水の最終日だった。
黒部ダム観光放水
ダムを渡ってロッジくろよんに16時前到着。受付に声を掛けても無人の様子で、しばらくして発電機が動き出してから改めて行ってみると、耳の遠いお婆さんがいた。テント泊2000円(予約不要)、缶ビール600円。テント場は自分一人、夜中に星が綺麗だった。

■10/16(金)
晴れ、0℃。
5時過ぎに出発したのは良いが、一ノ越方面の登山口は黒部湖駅と思い込んでおり、ヘッドランプで駅まで行ってから間違いに気付く。ロッジに引き返すと5:40、結局明るくなってしまった。それからロッジの周囲に登山口を探し、有料トイレ脇に発見(標高1480m)。ダムからロッジまでの道にもこの登山口にも<一ノ越~立山>の表示が無いのは、観光客の安易な踏込みを懸念したためだろうか。
一ノ越方面登山口
それでも昭文社山と高原地図(手持ちは「剱・立山」2024年版)の実線だけあって、登山道に入るとさすがに指導標がある。
黒部平指導標
この1510m前後で、グググ・・・という唸り声のようなものを数回聞く。もしかすると鳥が立てる音かもと思うが、不気味さに、ことさらに熊鈴を揺らし、時折笛を鳴らして進んだ。以前に妙義山で聞いた(⇒ 2013/11/2~11/3記事)のもこれだったかも(あの時は後でクマを見たのだったが)。
黒部平駅が見え、分岐(1790m)から西へ。日陰のササには霜が降りている。
ササに霜
ロープウェイ大観峰駅を見上げる位置までササが煩い。ガレ沢の横断(2070m)で一息つくが、その後もまだササの間の道が続く。
ようやくササから抜け出し、次のガレ沢(2140m)の手前に小さな木製ハシゴ(地図に「ハシゴあり、増水時注意」とある箇所は先ほど休憩した沢だと思う)。さらに次のガレ沢(2170m)にはわずかに水流があった。行く手に立山の峰々。航路に当たるのか、しばしば飛行機雲が青空を駆け上る(写真左端に飛行機雲、左寄りの低い箇所が東一ノ越、右端に雷殿)。
立山の峰々
9:10に東一ノ越(2470m)。唐松岳~鹿島槍ヶ岳~赤沢岳と連なる後立山連峰の下に、今回出発点の黒部ダムが見えている。
東一ノ越から見る後立山連峰
稜線の向こうのザラ峠から獅子岳~鬼岳~龍王岳も以前に歩いたなぁ(2016/8/27~8/29記事、2019/9/1~9/4記事)。獅子岳の左に遠いのは黒部五郎岳~薬師岳あたりか?
獅子岳~鬼岳~龍王岳
反対側から来た女性二人が、今日初めて会ったヒト。
トラバースの後じりじりと高度を上げて、10:15に一の越山荘(2700m)到着。ここまで来ると大勢の人がいる。
20分程休憩してから雄山へ。上り下りに分けられた道の途中にある石仏も古いものだろうか。
雄山の石仏
岩の陰には雪が残っている。一等三角点「立山」(2991.7m、プレートでは2991.6m)にタッチし、11時半、山頂(3003m)に鎮座する峰本社に参拝。これで極楽往生ができる。
一等三角点「立山」
雄山の峰本社
室堂方面を見下ろすとミクリガ池から一段下がった地獄谷に噴気が上がり、その向こうに大日岳、右に視線を移していくと針山地獄の剱岳。立山曼荼羅の世界だ(⇒ 立山曼荼羅絵解き解説|富山県[立山博物館])。
雄山から見た地獄
後立山連峰の稜線、尾根と谷もますます荒々しく、美しい。
雄山から見た後立山連峰
雄山を後にして、今回最高地点の大汝山(3015m)に12時。休憩所は閉まっている。
次の富士ノ折立(2999m)には岩を掴み踏み跡を辿って登る。山頂は無人。懇切丁寧にペンキマークを付けてある雄山と違って、こちらに登る人はずっと少ない。
富士ノ折立
最後に、なだらかな真砂岳(2861m)に上がる。
大走りの下りに案外と疲れて、14:50、雷鳥沢キャンプ場(2277m)に到着した。
テント泊1名1000円は安いが、トイレと水場以外のサービス、売店は無い。近くの雷鳥沢ヒュッテとロッジ立山連峰はいずれも営業終了している。雷鳥荘まで上がれば入浴もできるが、今から標高差100mを往復する気にはなれず、温泉とビールは諦めてテントでおとなしく食事にした。周囲が静かになると、ライチョウの鳴声がする。早めに寝てしまい、ふと気づくとテントを打つ雨音。しばらくして止んだが、雨は予想外だった。

■10/17(土)
晴れたが、昨日の雨が凍ってテントがバリバリになっている。できるだけ氷を落として畳み、5時に出発。気温-4℃。本日は行程が長い。
キャンプ場から出る橋を滑らないよう慎重に渡り、雷鳥坂を上る。ライチョウの声はすれども姿は見えず。剱御前小舎(2750m)まで標高差500m近くのきついウォーミングアップだ。
小舎にザックをデポして、剱御前(2776.7m)をピストン。山頂の三角点標石には「三等三角点 別山」の立札あり。名前の通りに剱岳を前にするピークからの眺めは圧巻だった。
剱御前から剱
小舎に戻って7時半、幸先の良いペースだ。
小さな社のある別山(2874m)に8時、荷物を置いて北峰(2880m)を往復した。今回初めて踏んだピークは、剱御前とこの別山北峰の二つとなる。
別山&北峰
下山にかかる前にもう一度真砂岳を踏んで今回ルートの円をひとつ閉じ、内蔵助山荘(営業終了)で休憩。時刻は9時半、キャンプ場からのコースタイム5時間より0.5時間先行している。くろよんロッジまで残りコースタイムは7時間15分だが、十分な余裕を持って下山できるのではないか。小屋前には「黒四ダム 10K 5時間30分~6時間」の案内板がある。ただ、「利用者は山荘マデ」とあるのがやや気になるが・・・
真砂岳の山腹をトラバース気味に、富士ノ折立との間の谷に下りて行く。これは氷河地形だなと思って地図を見ると、「内蔵助雪渓(氷河)2018年認定」なのだった。
内蔵助雪渓
石積みの残る旧内蔵助山荘跡地(2700m)を過ぎて行くと徐々に植物が増え、ダムも案外近く見えてくる。
内蔵助平への下り
しかし、間もなく木々が煩くなり傾斜も強まってロープが付くようになると難儀な道だ。登りに使ったら相当辛いだろうが、重量を背負っての下りも楽ではない。
急坂のロープ
地図には「急坂」に続いて「残雪、雪渓横断注意」とあるが、登山道上に雪渓は無かった。12時、ガレ沢(2070m)に出て一息つく。
この先は傾斜が緩んで楽になると期待したが、甘かった。枯草で見えない足元に岩がゴロゴロ、乗り上げたり滑ったりして足を捻ることの無いよう一歩毎に気を遣い、著しく歩きづらい。内蔵助平が近づくと、沢沿いの大石に乗ったり下りたり、あるいは丈高い枯草の間の頼りない踏み分け道で草を払うと穂に着いたタネが降ってきたり。赤テープや岩のペンキマークは適宜に付いているが途切れることもあり、また指導標の類も見当たらない。地図の実線ルートとは思えぬ道で、万一日没を迎えてしまったら動きが取れないだろう。ようやく内蔵助平の分岐(1700m)に至ったのは13:45。内蔵助山荘からのコースタイム3時間を大幅にオーバーする4時間以上を要した。
地図には水マークの傍らに「橋、大雨増水時渡れない事もある」とあり、そこまで進んで休憩。水マークは音を立てて流れる本流なのか合流してくる細流なのか不明だが、予備として本流から汲んでおく。橋は工事現場の足場のような鉄板製で、やや傾いている気もするが問題なく渡れた。
内蔵助平の橋
内蔵助谷出合へは沢沿いによくある荒れた細道で、アップダウンもあり相変わらず歩きづらい。手を使って身体を持ち上げると、ピッケル(自分のと同じ型のカジタックス)が残置されていた。
残置ピッケル
対岸の紅葉が綺麗なのが慰めだ。
内蔵助谷の紅葉
15時、小休止していると遠く人声が聞こえた。何を言っているのか判らないが、声を張って仲間に呼びかける様子。これまで時折見られた新しい足跡の主か。腰を上げた後も先行する靴跡があったが、結局黒部ダムまでヒトの気配はなかった。未開通の下ノ廊下ルートにいたのか、あるいは幻聴の類か。
内蔵助谷出合(1260m)に15:50。出合の前後は風が吹いて涼しい。暗くなる前に安全圏に出ようと先を急ぎ、ダム下で黒部川を渡る橋には16:40に着いた。ヘッドランプを用意して最後の坂を上がる。ダムに入るトンネルには17時半。どうやらランプを点灯しないで済んだ。
黒部ダムへのトンネル
トンネル内でちょっと迷って電気バスの発着場に出ると、最後の扇沢行きが発車するところだった。もとより乗車するつもりは無く、バスを見送った係員にダムに出る道を案内してもらう(駅はもう閉めていたらしい)。誰もいないダムは暗く寒々としており、黒部湖駅前の自販機で買った暖かいミルクティーを飲みながらロッジくろよんへ向かった。
ロッジに帰り着いたのは18時過ぎ。結局、雷鳥沢からのコースタイムより1時間弱の遅れとなった。テント場には先客が一張。受付は一昨日のお婆さんだった。

翌朝はゆっくり起床しテント内で身体を拭くなどしていたら、始発バス間近になってしまった。少々慌ててダムに向かい、朝一で到着した客に逆行して黒部ダム駅へ。8:05発に間に合って扇沢に下りた。

■今回のルート
立山ルート

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