2026/7/14(火)~7/16(木) 富士山登山ルート3776 ― 2026年07月14日 00:00
海抜0mからの富士山登頂を以前から考えていたのだが、9月の古代インカ道トレッキング向けの高度順応を兼ねてT中・H氏に声を掛け、実行の運びとなった。ルートは富士市が設定しており(⇒ 【公式】富士山登山ルート3776)、挑戦日数は2泊3日を選択。ただし、砂走りをやってみたかったので、下山は須走口五合目とする。出来合いルートで宿泊もキャンプ場に山小屋と登山としての興趣に乏しいので、無名山塾の山行ではなく個人行とした。
夏の富士山は1995年にO倉・K氏と日帰りで登った(⇒ 1995/8/14記事)のみ、残雪期を含めても2014年(⇒ 2014/6/7~6/8記事)以来だ。2013年にはデナリへ向けての高度順応で4月(3340mまで)、5月の2回登っている。あとは吉田口五~六合目付近での雪上訓練が数回。
さて、22年ぶりの富士山、この猛暑の中を歩ききれるか?
■7/14(火)
新幹線で新富士駅に8時過ぎ着。富士市のコミュニティバス「しおかぜ」(200円)でふじのくに田子の浦みなと公園へ。
ルート起点のボックスからパンフレットとゼッケンを貰う。
海岸はテトラポッドに覆われて風情の無いのが残念だが、ともかく水際まで行って手を浸した。
このルートのスタンプラリー開始ポイントにチェックインし、展望台に上がったりなどした後、9:13に歩き始め。道路上の要所にルート案内が貼ってあるので、迷わず進める。
チェックポイントに富士市役所が入っているので、ルートからやや外れるが行ってみる。もっと近い地点からも同じポイントにチェックインできることに後から気付いたが、汗だくのところを市役所内で冷たい水を汲み、コンビニでアイスを食べて涼んだのでヨシ。
道路に戻ってひたすら北上。標高56.2m市役所から少し行くと道がずっと登り坂になる。ひたすら暑い。東名高速を潜り、道端のコンビニ(セブン-イレブン三ツ倉町店)に逃げ込んで身体を冷やす。新東名を跨ぎ、大淵地区でバス停(曽比奈 ⇒ Googleマップ)ベンチにへたり込む。ここまで来ると街を離れて道路上に木陰のできる箇所もあり、歩くのがいくぶん楽になった。
そうは言っても暑いことに変わりない。日陰で休憩していると、同じルート3776をやっているらしい単独男性が追い抜いていく。NINOMARU Village(⇒ Googleマップ)の「富士山の雪解け水」が有難い。
先へ進むと、ふじひのきパーク(⇒ Googleマップ)へ抜けるショートカットもあるようだが、ここはルート3776に忠実に車道を辿る。パーク手前にあった<中継点 ふじひのきパーク>看板のベンチで休憩していると、また単独男性に追い抜かれた。ほぼ平坦な道から富士山スカイラインに接続してゆるゆると登り、本日の泊り場所、PICA表富士に到着したのは17:20、8時間と少しかかって標高1150mまで上がった。
予約していたログコテージは定員6名のところ、先ほど<ふじひのきパーク>看板で抜いていった男性と3名での利用。管理棟のシャワーを使い、冷えたビールなど買ってきて飲む。普段「避難小屋サイコー」(テントを担がずに済む)と言っている身には「キャンプ場ゴクラク」なのだった。
■7/15(水)
同室男性は今日山頂まで登って泊まると早立ちしていった。こちらは5時出発。晴れ。
車道を1時間半ほど歩き、旧料金所ゲート前(1460m)からようやく山道に入る。アスファルトから離れると気分が好い。
7時、発破か?と思う音。いや、自衛隊の大砲だ。この時間から演習開始らしい。三合を過ぎたところで、短パンを長ズボンに履き替えた。
2352地点まで上がり、宝永山を眺める。水ヶ塚公園から登った時(2013年4月)、ここで靴擦れ予防に絆創膏を貼ったことを思い出した。
その先の宝永第二火口縁からトラバースに入り、富士宮口五合目へ。火口縁から新六合や御殿場口登山道へ繋いだらゲートを通過せずに登ることになるが、その場合は下山時にチェックされるのだろうか。
富士宮口五合目(2370m)に10時到着。入山料4000円支払い済みのQRコード(スマホアプリ)を見せてリストバンドと缶バッジを貰い、売店・休憩エリアで大休止。下りてきた人から、毎年富士山に登っている数え百歳の「トメさん」がこの上にいると聞く。T中氏は今朝の道路歩きから靴底が剥がれそうな気配があり、テーピングテープを巻きつけて手当した。
腰を上げて10:30にゲートを通過、一般登山客に交じって登る。新六合まで来てから、五合目でスタンプラリーのチェックインを忘れたことに気付いた。六合、六合五尺とさすがに疲れも出てくる中、息子さんとTVクルーの付いたトメさんを追い越す。
13時過ぎ、七合に予約しておいた山口山荘に到着。チェックイン時間(14時以降)前で、缶ビール(800円)を飲みT中氏は食事を頼んで休憩。水は宿泊者でもペットボトル1本600円(通過者への販売分は品切れ)。チェックインして、上段の就寝スペースを割り当てられた。
日光の下に出る気にはなれず、休憩室で暇潰しするうちに団体客も入ってきた。トメさんはかなり遅くなって到着し、休憩室で食事する間に息子さんが団体のお姉さま方相手に「87歳から毎年登るようになり、一日一合ずつ13泊予定」などと喋っている。我々は御来光はどうでもよいので、団体が出た後に出発することに決めて就寝。3000m超ながら、人が多いため暑い。
■7/16(木)
宿泊者のほとんどが出発した後に起床。休憩室は閉まっているので、靴脱ぎ場でパンを少し齧って3時に出発。風があるが、シャツの上に雨具の上着を重ねる程度で十分だ。
4時半、早くも営業している九合目の万年雪山荘で休憩するうちに夜が明けた。
時間ずらしが功を奏して胸突き八丁も渋滞無く通過し、5時半に浅間大社奥宮まで登り着いた。最後のチェックポイントは忘れずにスタンプゲット。
お参りした後、剣ヶ峰へ。この最後の坂はザレていて、いつもながら登りにくい。
記念写真待ちの行列に並び、6時、日本最高峰3776mに登頂した。三角点は二等だ。
あとは御鉢巡りを半分。下の写真は金明水への分岐地点から見た剣ヶ峰。
久須志神社の先から下山道に入り、砂走りを駆け下りた(写真奥に白く山中湖が見える)。
8:43、須走口五合目に下山。短パンに履き替え、コーラを買って御殿場行きバスに乗った。
富士山登山ルート3776は初日の30km道路歩きがいちばんキツく、2日目、3日目と楽になる道程だった。ただし下山も駅まで歩きとすると、少し違うかもしれない。
御殿場駅から1kmほどのオアシス御殿場へと歩き、入浴、食事して帰路に就いた。
■付記
下山翌日のニュースで、トメさんが救助要請したとのこと。山口山荘に入る前に転倒して腰などを強打しており、翌日出発したものの動けなくなったらしい。再チャレンジするのだろうか。
■今回のルート
↓ 1日目(田子の浦~PICA表富士)
↓ 2~3日目(PICA表富士~富士宮口五合目~七合目~山頂~須走口五合目)
↓ 高度グラフ
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