2026/2/21(土) ポーランド暗黒SF映画2本2026年02月21日 12:50

ポーランド暗黒SF≪文明の終焉4部作≫のうち、2本を鑑賞@シアター・イメージフォーラム
 ⇒ 映画公式HP

4部作を一度にこなす元気はないので、製昨年・上映順の早い方から2本を選択。残りはあらためて観る予定。
ピョトル・シュルキン監督は知らなかったが、社会主義体制下のポーランド、しかも1981年12月から1983年7月まで戒厳令が敷かれる中で、体制を批判するこれらの作品を撮ったのか。

■ゴーレム(1979年、93分)
公式HPより引用。「男は殺人容疑で警察の取り調べを受けるが、犯罪の詳細どころか自分の人生さえ思い出せない。彼は狂人や錯乱した歯科医、殺人的な医師、そして鋳鉄製のオーブンの壁の中に人間の創造の秘密があると信じる科学者たちの世界に戻される。自分が何者なのか、人間とは何かを知ろうとする男の旅は、彼ら全員と交差することになる。人類進化のために作られる人造クローン人間の厳しい現実を描く暗黒クローン人間SF」。
登場する人物中でいちばん人間らしいのが、自分は何者なのかと悩む人造人間。彼が自分の仕事として記憶していた「吊るされた男」(タロットカード)の寓意は?

■宇宙戦争 次の世紀(1981年、97分)
公式HPより。「火星人が着陸したが、恐れることはなかった。少なくとも、テレビ司会の男は人々にそう伝えてきた。しかし、火星人が到着して間もなく、男のアパートは荒らされ、妻は誘拐された。毎晩のテレビの台本も変更された。男の目に映るものは、毎晩観客に語っていることともはや一致しない。火星人は男が信じていたほど善良なのか、それとも男は地球全体を危険にさらすもっと邪悪な陰謀に利用されているのか? 火星人襲来の厳しい現実を描く暗黒異星人侵略SF」。
火星人は本当にやってきたのかさえ疑わしくなる、オルタナティブ・ファクトにまみれた社会。自発的である積もりで実際は思考停止して権力の思うままに操られる大衆の中にあっては、目覚めているだけですべてを奪われ銃殺の場に引き出されることになる。45年前の他国のこととは思えない、今日明日のUSAや日本の姿を見る思いがした。
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