2023/11/8(水) 「ゴジラ-1.0」2023年11月08日 09:25

「ゴジラ-1.0」鑑賞@イオンシネマ熊谷。

ストーリー、映像的には概ね満足。「生きて、抗え。」のキャッチコピー通り、悔いを抱えながらも生を肯定し、犠牲を徒に美化しない姿勢が良い。
まあ、ゴジラ対策があまりに属人的な点--高い技術を持っていそうな一個人を探している間に調達可能な職工で進めておけよ、とか、数年のブランクのある零戦乗りが試験飛行もなしに震電を乗りこなせるか、とか--はあるけれども。
それと、ゴジラを斃した(と思った)後、彼らは何に向かって敬礼したのだろう?

しかし、戦中戦後の人間の、現代の視点からの分かったふうなセリフはもとより、言葉遣い自体がフニャフニャして気持ち悪い。当時の日本人の話し言葉について考証した結果ならともかく、おそらくそこまで突き詰めてはいないだろう。戦中世代に関するイメージにはこれまで制作されてきたフィクションによる部分も大きいだろうが、それを覆してまで現代風に喋らせる必然性は感じられなかった。
あと、震電の飛翔はCGだけでなく、実体を使用した特撮も欲しい。クライマックスの盛り上げメカとして現状のCGのみでは少々迫力不足なのだが、もはや東宝でさえ模型特撮をやる技術、あるいは予算と期間は無いのか。

売店に「君たちはどう生きるか」のガイドブック(71ページ、税抜1200円)があったので購入。パンフは情報量少ないとのことで見送ったが、こちらはどうだろう。

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