2012/11/8(木) 「伏 鉄砲娘の捕物帳」 ― 2012年11月08日 00:00
シネ・リーブル池袋にて。
楽しい漫画映画だった。
浜路や信乃とはNHK人形劇「新八犬伝」以来の付き合いだが、40年近く経ってまた新たな物語とキャラクターに触れることができるとは。足腰の逞しい浜路が伏姫の血を引くもの達を狩るという展開には驚いた。
映画の原作小説は『伏 贋作・里見八犬伝』。読んでいないのだが、もちろん馬琴の『南総里見八犬伝』に対しての<贋作>だろう。そして映画も原作通りではないだろうから<贋作の贋作>だ。ところが劇中では馬琴が映画の中の現実に対する<贋作>として『八犬伝』を書いている。さらに馬琴の孫がまた伏と浜路を題材に読本を書いており、それが映画の冒頭と終端を括る。
「因果は巡る糸車」は「新八犬伝」での坂本九のナレーションだったが、真贋が巡って円環を成すばかりか、入れ子になり分岐していつか現実世界までも侵食するか。
原作も読みたくなった。
※2022/7/21 映画の公式HP(http://fuse-anime.com/)は消滅していたので、配給元に差替
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