2011/5/20(金) はやぶさ帰還カプセル2011年05月20日 00:00

半年も前の振替休暇をようやく取得して、獨協大学の「天文・宇宙Week」に展示されている「はやぶさ」地球帰還カプセルを見てきた。

メインの展示は、まずカプセルのカットモデル(断面を示した模型)があり、インスツルメントモジュール、搭載電子機器、背面ヒートシールド、前面ヒートシールド(レプリカ)、パラシュートと並んでいる。インスツルメントモジュールの上部は焦げているが、そこに切断されたケーブルの一端が残っているのが生々しい(「アブレータのみレプリカ」とあったが、この部分のこと?)。搭載電子機器の見た目はありふれた電子基盤でインタフェースコネクタが出ている。はやぶさ本体に抱かれていたとは言え、7年間宇宙にあった後にきちんと動作してイトカワサンプルを地球に届ける指令を発したのがこの部分かと思うと偉いものだ。パラシュートはきれいで、こちらも長い待機の末に役目を果たした。背面ヒートシールドもまた焦げているが、スジがついているのは貼ってあったテープの跡。それほどの熱を受けなかったということだ。カプセルの前面にあってスペースシャトルの30倍という再突入時の空力加熱を一身に受けた前面ヒートシールドの実物が見られなかったのは残念だが、それ自体が貴重なサンプルとして分析されているのである。

地表を構図に入れ込んだ帰還の際の写真に見入ってしまった。天(星空)と地、使命を終え消えていく本体と一直線に走る帰還カプセルとそれを迎える人。いい写真だ。

平日のためか、莫迦な人出もなく、落ち着いて見られてよかった。

帰還に先立ち、「はやぶさ」は宇宙開発史上のトップ7に選ばれている(⇒ JAXA/はやぶさ、地球へ!/関係者からのメッセージ)。自分が愛国者であると思ったことはないが、これは素直に誇らしい。
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