2007/2/17(土) アニドウ上映会2007年02月17日 19:00

いつものなかの芸能小劇場。メンバは唐沢俊一氏、K田・T(ミクシィネーム:さざんかQ)氏、S戸口(ミクシィネーム:++ungood)氏。K元・T氏はお見えにならず。
お題は「健全な機械大特集漫画大会」。時事ネタであり、おそらく1年もしたら意味が分からなくなるだろうから書いておくと、柳沢厚生労働相が「女性は子供を産む機械」「若い人たちは結婚したい、子供を2人以上持ちたいという健全な状況」と発言して物議を醸したのである。どんな考えを持とうと自由だが、立場を考えずに口に出してしまうのは阿呆だ。それはさておき、このお題の意味、K田氏が上映開始前に作品リストを眺めていて見抜いた。なみき会長の前説では「余り深く考えていないので、追求しないように」。

上映1本目は以前(⇒ 2006/11/5 アニドウ上映会)にも好評だった「ちびっ子ギャング」シリーズ。チンパンジーの拳闘に続いてニグロ坊やが子供たち(白人)から袋叩きの目に遭うシーン。どちらも今では出来ないよなぁ。映画の後に「本作品の制作に当たって動物には危害を加えておりません。黒人は苛めるけど」とか断り書きを入れるか。
続けて東映動画の魔法少女もの。捨て子を巡るご近所や誘拐犯との騒動にツッコミどころ満載。35年前の作品だが現在とは脚本レベルがまるで違う。継続的な洗練の結果か、それともアニメを見て育った世代が製作側に立ったことで革新があったのか。

休憩を挟んで次のロールは20~30年代のフィルム。フェリックスはやはり凄い。冒頭「Night fall」と字幕が出て、闇がボタボタと落ちてくるところからぶっ飛んでいる。幽霊のように飛んでくる洗濯物を追いかけるのが弁髪の中国人というのは時代のお約束。
以下、ワーナーのメリー・メロディーズ2本、コロンビアのカラー・ラプソディ1本。赤ん坊を天国(?)から送り出す工程がベルトコンベアによるオートメで、柳沢大臣は講演する時にバックに映すといい。雌牛が寝転がって読んでいるのが「Gone with the Wind」ってのも時代。「見ざる聞かざる言わざる」のシーンがあって、三猿イメージの源泉はどこにあるのかと思う。

最後のロールはポパイ、ベティ、ミッキーに、アヴェリー、シリー・シンフォニー。ポパイはテクニカラーのモノクロ版。ベティは後期の作で、フィルム逆回転で手間を省くという荒技に出た。あの赤ん坊は誰の子?

終わってとらじへ。主に映画の話題となるが、お三方を前にしては自分など出る幕なく、ただ圧倒されているのみ。他には、K田氏、S口氏らの「天動説」に可愛い女の子を描いている方が由緒ある「燃え」る役割を担うことになった話など。
今回は大人しくビールのみで解散。終電にも余裕だった。

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