2006/6/2(金) 書店くじショボ当り ― 2006年06月02日 00:00
仕事帰り、池袋ジュンク堂で銀河ヒッチハイク・ガイド第四作『さようなら、いままで魚をありがとう』を購入。
レジで春の書店くじ\100当りを出したら「すみません、扱っていません」。メジャーな書店ならどこでも通用するものだと思ってた。日本書店商業組合連合会とケンカでもしてるのか? そういえば、ジュンク堂では懸賞付きのトランプ栞を配っていたっけ。書店くじの代わりだったのだな。
書店くじは西武リブロでも使えず、池袋東武の旭屋で消費。
帰宅したらアマゾンに発注してあったDVD「モンティ・パイソン・レアリティーズ」が届いていた。HHGGとBBC繋がり。
2006/6/3(土) 岩登り講習 ― 2006年06月03日 00:00
無名山塾の岩登り講習会。8単位目。
日和田山男岩にて、トップロープでの登り、ビレイと基本動作。初めてビレイを一から取ってみたが、ロープを繋ぐ順序などやはり見ているだけでは分かっていなかった。登りは4ルート試したが、ハング気味になると文字通り手も足も出ない。ポイントは体重移動というが、登れる方が不思議だ。
行き詰ってホールドを探すうちに指の力がなくなる場面では、運動の汗だか冷汗だか、ともかく汗だく。トップロープだからぶら下がるだけだけど。
その点、トップで登るのは怖い。ランニングビレイまで落ちるのだし、自分で取り方を間違えていればビレイが抜けることも、場合によってはピンが飛ぶこともある。怖い怖い。
新しく教わったのは半マストによる懸垂下降。エイト環のない時でも下降できる。
前回講習では履かなかったクライミングシューズ初使用。なるほど、小さなホールドでも捉えられる。先日買った10.2mm 50mロープも初使用。もっと練習しないと道具も持ち腐れだ。
今日はトンデモ本大賞だったんだよなー。行きたかったのだが、今回は山を優先。
2006/6/6(火) 『ダ・ヴィンチ・コード最終解読』 ― 2006年06月06日 00:00
'06/6/6、獣の数字・・・と書いて、ふとgoogleってみたら、「"666"は獣の数字に非ず」なんて記事が出てきた。
エジプトで発見された最古の黙示録の紙片には"616"と書かれていたのだとか。「オーメン」はどうなる?
閑話休題。続きも閑話だが。
トンデモ本大賞に行けなかった腹いせ(?)に、『と学会年鑑GREEN』に続けて皆神龍太郎氏の『ダ・ヴィンチ・コード最終解読』を読む。
話の核心はご本人の発表、それをレポートしたK田・T(ミクシィネーム:さざんかQ)氏らの「天動説」、『と学会年鑑』と繰り返し目にしているが、悪ふざけが巨大な伝説に成長する過程が大変面白い。キリスト教国での読まれ方を巻末の対談で示すのも目配りが行き届いている。TV番組などマスコミのいい加減さもよく分かるし。
それにしても、『ダ・ヴィンチ・コード』そのものは「ブックオフに100円で出たら読むか」って姿勢で、先にこういう本を読んでしまう自分って・・・
2006/6/9(金)~6/10(土) 奥多摩・ハセツネコース(カモシカ山行) ― 2006年06月09日 00:00
無名山塾の講習にて、奥多摩の日本山岳耐久レースのコースを夜中から長時間歩く。講師が付く通常の講習ではなく、6月中に仲間と計画して行きなさい、というもの。
今回はリーダー:U山・K氏、サブリーダー:お馴染みK山・N氏、メンバ・S木・Y氏、Y永・H氏、S藤・H氏、自分の計6名。S藤氏は山塾に参加して間もない。自分は9単位目。
具体的な予定は、10日昼12時終了、目標地点は西原峠まで32km。さて行けるか...?
金曜22時過ぎに武蔵五日市駅に集合。降られるのを覚悟していたが、持ち直して曇り。晴れ男を自認するK山パワーか。
22:20出発。一度曲り角を間違えた後、小和田橋で秋川を渡る。川岸に灯りがあって雰囲気がいい。
22:52 山道への入口となる広徳寺へ。先日下見に来たメンバはここまでタクシーを使おうかなどと不埒なことを言っていたらしいが、ちゃんと歩きました。
30分交替でトップを務め、1時間ごとに小休止と決めて山へ入る。道は思ったほどはぬかるんでいない。U山氏、S木氏が強力なLEDライトを用意しており、各自のヘッドランプに加えて、パーティの前後を照らすことにする。
23:15 新多摩変電所。山の中、広大な変電所が実になんと言うか「絵になる」。夜空を背景に浮かび上がる設備が「特撮!」って感じで、雲を浮かべた夜空までがホリゾントっぽい。通ってきた山道の反対側からは舗装路が通じているので、そのシュミの人にお薦め。心得のある人は写真を撮ってきてください。
閑話休題。
変電所を過ぎたところで細い舗装路に折れ、その先の神社の鳥居をくぐると階段状の急登。トップに立ったS藤氏は早くも疲れ気味。歩き慣れないと階段は辛いよねぇ。
途中に見晴台があって、夜景がきれいだった。
0:14 今熊神社。506mのピークにある神社はコースから0.1km(と道標にあった)外れるのだが、せっかくなので立ち寄ってお参りする。ここでS木氏のヘッドランプが接触不良らしく点灯せず、U山氏の予備を借りることに。
1:25 刈寄山への分岐で小休止。この付近ではしばしば地形図を見るが、現在地把握がうまくいかない。分岐を間違える訳ではないので問題は起きないが、自分を含めて地図の読みが甘い。歩行ペースと時間から距離感を持っていないのが原因と思う。
まもなく盆堀(ぼんぼり)林道と交差、1:40頃、入山峠。3時前に耐久レース10km地点を通過した。西の空に月が見え、雲とのコンビネーションが幻想的。
この辺で、疲れの目立つS藤氏をトップに固定し、自分のペースで歩いてもらうことにする。
4時頃になると空が明るくなってくる。
4:14 市道山手前の分岐。ここでどの道を行くのか自信が持てず、とりあえず市道山のピークを踏むことにする。4:23 山頂。ここで夜明けを迎えた。
夜は案外短かったという印象で、Y永氏曰く「夜が明けちゃったら、あとは地味なハイキングだよ」。しかし、この後には睡魔との闘いという一大イベントが待っていたのであった(一部の人に)。
山頂でコースを確認し、歩き始めると薄く霧がかかってきた。樹林を通して差し込む朝の光線が美しい。
耐久レース15km地点を越え、6:11 ちょっとしたピークに。樹に括りつけた標識に手書きで醍醐丸とあったがこれはウソで、6:23 本物の醍醐丸(867m)に到着。「八王子市最高峰」とある。この後、7:58 連行山、8:04 茅丸(かやまる、1019m)、8:40 生藤山(しょうとうさん、990m)。後の二つは「藤野町十五名山」だとか。Y永氏、睡魔に襲われている。
生藤山の下りでS藤氏がスリップ、手をついてちょっと出血したが、本人手持ちの絆創膏を張っただけで済んだ。
8:34 三国峠でトイレ休憩。
9:15 軍刀利(ぐんだり)神社元社。K山氏は歩き始める前から「つま先がきつい」と言っていたが、いよいよマメが痛んでここでテーピング。
10:38 浅間峠。予定の12時までには間があるが、この先に突っ込むと3時間4時間はエスケープできない。自分は今夜仕事があるし故障者もいるしで、ここで終了と決定。12時間で22.7km、時間の割りに距離を稼げなかったが、夜通し歩くという経験が出来たから良しとしよう。実を言えば、自分の左膝も痛んできたことだし。
11:30過ぎ、上川乗の車道まで下りると、S木氏「わたし走れるよ」とバス停を探しに。それをみたS藤氏は「くやしー」。「あれは目の前にビールがぶら下がってるからいくらでも走る」と茶化したが、悔しいと思えば上達する。自分も読図力や体力を磨かなければ。
数馬の湯に行くバスは1時間以上先だったのでタクシーを呼ぶ。車中でこの辺の風変わりな地名について聞いた。笛吹(うずしき。2万5千図は「うすひき」とルビを振っている)、人里(へんぼり)など、大陸からの技術者集団が金鉱を探した時代の名残ではないかという話。盆堀(ぼんぼり)も類似の地名か。
温泉で汗を流して乾杯、14:30のバスに乗るが、座って間もなく全員沈没。
■今回のルート(山行時のGPS軌跡を2023年10月時点の地形図に表示)
2006/6/12(月) 少年老い易く岳(がく)成り難し ― 2006年06月12日 00:00
中高年登山者にとっては切実なダジャレと思うがどうか。
ゴールドウィンの「岩崎元郎のおしゃべりタイム」と、その後の飲み会に参加して。
おしゃべりの中には結構過激な発言もあった。少人数ながら公開の場ではあるが、言葉が一人歩きしても困るので具体的な内容は書かない。
差し障りのないところでは、「夢は一歩を踏み出せば実現できる可能性のあるもの。想像力を持って夢を描かないといけない」「かつては先鋭登山が大衆登山をリードしていたが、今は乖離してしまった。両者のフィードバックが必要で、そのためには大衆登山のリーダーを育てる必要がある」。
自分ら無名山塾の本科生は、リーダー養成の実践あるいは試みということになる。それは大いに結構。岩崎さんの夢の実現の過程で技術を身につけ、それを梃子にして自分らの夢を描こう。
○6/13追記
このタイトル、今ググってみたら既出だった。orz
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