2003/8/27(水)~8/29(金) 前穂高岳~奥穂高岳 ― 2003年08月27日 00:00
今回の目的は、
1.一昨年(⇒ 2001/7/19~7/21記事)に踏み損なった前穂登頂
2.一昨年に登頂したものの視界のなかった奥穂からの展望
3.(天気も体調も良かったら)大キレット通過
として、計画は、
8/27(水):好天ならバイク、悪天なら電車バスで上高地入り、岳沢ヒュッテ泊。
8/28(木):前穂~奥穂~北穂、北穂小屋泊。
8/29(金):大キレットを渡り南岳、天狗原に下りて、明神館泊。
8/30(土):混まないうちに上高地を離れる。
と立てた。大キレットを切り離してエスケープルートを取れるようにした訳。
■8/27(水)
前日に天気予報を見ると降水確率高くて、降られるのを覚悟。この時点でバイクはやめた。実際、朝は雨。しかし、山が近づくとだんだん回復してきた。
■8/28(木)
起きてみると曇り。朝食後6:30に出発、登るにつれてガスが雨混じりになり、風も強くなってくる。適当な岩陰があれば小休止しようと思いながら歩いていたら、2時間で広いところに出た。やれやれとザックを降ろしたら、そこが紀美子平。
1.一昨年(⇒ 2001/7/19~7/21記事)に踏み損なった前穂登頂
2.一昨年に登頂したものの視界のなかった奥穂からの展望
3.(天気も体調も良かったら)大キレット通過
として、計画は、
8/27(水):好天ならバイク、悪天なら電車バスで上高地入り、岳沢ヒュッテ泊。
8/28(木):前穂~奥穂~北穂、北穂小屋泊。
8/29(金):大キレットを渡り南岳、天狗原に下りて、明神館泊。
8/30(土):混まないうちに上高地を離れる。
と立てた。大キレットを切り離してエスケープルートを取れるようにした訳。
■8/27(水)
前日に天気予報を見ると降水確率高くて、降られるのを覚悟。この時点でバイクはやめた。実際、朝は雨。しかし、山が近づくとだんだん回復してきた。
13時に上高地を出発。「岳沢ヒュッテまで50分」とかの案内がマメに出ていて励みになる。歩いているうちは明るい曇りか雲の多い晴れといった天気で、これは拾い物だったらしい。
2時間ほどで岳沢ヒュッテに到着。宿泊客は13人。上高地にテントを張っていて天気が回復したから前穂ピストンのために上がってきたという夫婦あり。羨ましい夏休み。
夕食後に降りだした雨はいったん上がり、夜中には星がきれいだったという話。■8/28(木)
起きてみると曇り。朝食後6:30に出発、登るにつれてガスが雨混じりになり、風も強くなってくる。適当な岩陰があれば小休止しようと思いながら歩いていたら、2時間で広いところに出た。やれやれとザックを降ろしたら、そこが紀美子平。
一休みしているうちに奥穂方面から学生風の若者が来て、一緒に前穂山頂(3090.4m)に歩き出す。が、若者は速い。こちらが山頂に着いたらもう下りるところだった。シャッターを押してもらったけれどガスで何にも見えず。ともかく第一目的はクリア。
吊尾根でますます風が強くなってくる。雨は降ったり止んだり、ガスは言わずもがな。山に吹き上げる風だから落とされそうになることはないものの、かなり余分なエネルギーをとられる。口に流れ込むのは雨水だか鼻水だか分からん(^^;)
奥穂山頂(3190m)では雨こそないものの、もの凄い風でカメラも出せない。誰もいないからセルフで撮ろうと思っても、手を離したらカメラが飛んでしまう。てっぺんの穂高神社の祠に這い上がって手を合わせる。展望指示板は今年新調されていたけど、視界は当然ゼロ。第二目的は今回も果たせなかった(;_;)
前穂山頂から奥穂まで2時間10分。さすがにこの状況だと、昭文社地図の緩いコースタイムでも歩けない。
スリップを恐れてゆっくり下り、穂高岳山荘でホットミルクを飲んで生き返った。ここで持参のアルファ米でお昼。前穂からここまで、すれ違ったのは男性二人組だけだったかな。山荘では滞留している人たちがストーブを囲んだり宴会していたり。この天気でこれから奥穂に上がろうという人はいないわな。
お昼を食べているうちに雨が激しくなり、思案する。このまま計画通り北穂に向かうのは問題外、今日はここに滞留して明日の天候回復に賭けるか、しかしこの雨で岩が弛むところもあるだろうし、単独で大キレットは止めた方がいいな、すると無理に涸沢岳を越えて北穂に行く理由もないか・・・という訳で、この先の行程はキャンセル、雨がいくらか小止みになったところでザイテングラートで涸沢に下ることにする。
涸沢小屋には15時着。夕食は牛タンだった。夕食後の天気予報では明日は回復しそう。これから登る人たちは嬉しそうだが、一度下りるつもりになってしまったこちらは登り返す気力なし。談話室で隣町(川島町)から来た人と話をしたりして就寝。
夜中23時過ぎ、ズダダダーという突然の大音響で目が覚める。続いて「管理人に知らせたほうがいい」とかの話し声。その時は廊下を台車か何かを引いた音のように思い、話し声も止んだので、急病人の手当てでもしたのかなと思いつつ寝た。
■8月29日(金)
朝、雲多し。東に切れ目があり、山肌に窓のように日が当たっている。山頂は雲の中。
昨夜の隣町の人と顔をあわせたら、「昨日は落石でビックリした。あの後怖くて眠れなかった」だって。あの音は落石だったのか! 昨日の雨で裏の山が弛んだんだ、まだ屋根の上に岩が乗ってるよ、とか会話。危険があれば小屋のスタッフが避難させたろうから、ありふれた事態だったのだろうか。いずれにせよ、危険な落石が頻発するなら、ここでずっと小屋を営業しているはずもなく、話のタネができた程度に思うことにする。
期間短縮で食料が余っているので、朝食は摂らずに5:30出発。パノラマコースを下る。山腹を周って行く途中、岩の張出しやルンゼの横断にロープが張ってある。踏み外したら滑落必至。昨日の雨でまだ岩が濡れているので怖い。残雪期通行止の理由がよく分かった。岩に少しでも雪が付いていたら絶対通らない。
時間をかけて北尾根に上がったところで朝食。
時間的な余裕はあるので屏風の耳(2565.5m)を制覇。あまり通る人がいないのかハイマツがトンネルになっていたりする。頂上近くに遭難慰霊碑あり。屏風岩から堕ちた人だろうか。手を合わす。頂上は風が強い。正面の前穂・奥穂の中腹より上はまだ雲の中。パノラマコースのパノラマもダメかぁ。
奥穂山頂(3190m)では雨こそないものの、もの凄い風でカメラも出せない。誰もいないからセルフで撮ろうと思っても、手を離したらカメラが飛んでしまう。てっぺんの穂高神社の祠に這い上がって手を合わせる。展望指示板は今年新調されていたけど、視界は当然ゼロ。第二目的は今回も果たせなかった(;_;)
前穂山頂から奥穂まで2時間10分。さすがにこの状況だと、昭文社地図の緩いコースタイムでも歩けない。
スリップを恐れてゆっくり下り、穂高岳山荘でホットミルクを飲んで生き返った。ここで持参のアルファ米でお昼。前穂からここまで、すれ違ったのは男性二人組だけだったかな。山荘では滞留している人たちがストーブを囲んだり宴会していたり。この天気でこれから奥穂に上がろうという人はいないわな。
お昼を食べているうちに雨が激しくなり、思案する。このまま計画通り北穂に向かうのは問題外、今日はここに滞留して明日の天候回復に賭けるか、しかしこの雨で岩が弛むところもあるだろうし、単独で大キレットは止めた方がいいな、すると無理に涸沢岳を越えて北穂に行く理由もないか・・・という訳で、この先の行程はキャンセル、雨がいくらか小止みになったところでザイテングラートで涸沢に下ることにする。
涸沢小屋には15時着。夕食は牛タンだった。夕食後の天気予報では明日は回復しそう。これから登る人たちは嬉しそうだが、一度下りるつもりになってしまったこちらは登り返す気力なし。談話室で隣町(川島町)から来た人と話をしたりして就寝。
夜中23時過ぎ、ズダダダーという突然の大音響で目が覚める。続いて「管理人に知らせたほうがいい」とかの話し声。その時は廊下を台車か何かを引いた音のように思い、話し声も止んだので、急病人の手当てでもしたのかなと思いつつ寝た。
■8月29日(金)
朝、雲多し。東に切れ目があり、山肌に窓のように日が当たっている。山頂は雲の中。
昨夜の隣町の人と顔をあわせたら、「昨日は落石でビックリした。あの後怖くて眠れなかった」だって。あの音は落石だったのか! 昨日の雨で裏の山が弛んだんだ、まだ屋根の上に岩が乗ってるよ、とか会話。危険があれば小屋のスタッフが避難させたろうから、ありふれた事態だったのだろうか。いずれにせよ、危険な落石が頻発するなら、ここでずっと小屋を営業しているはずもなく、話のタネができた程度に思うことにする。
期間短縮で食料が余っているので、朝食は摂らずに5:30出発。パノラマコースを下る。山腹を周って行く途中、岩の張出しやルンゼの横断にロープが張ってある。踏み外したら滑落必至。昨日の雨でまだ岩が濡れているので怖い。残雪期通行止の理由がよく分かった。岩に少しでも雪が付いていたら絶対通らない。
時間をかけて北尾根に上がったところで朝食。
時間的な余裕はあるので屏風の耳(2565.5m)を制覇。あまり通る人がいないのかハイマツがトンネルになっていたりする。頂上近くに遭難慰霊碑あり。屏風岩から堕ちた人だろうか。手を合わす。頂上は風が強い。正面の前穂・奥穂の中腹より上はまだ雲の中。パノラマコースのパノラマもダメかぁ。
下って樹林帯に入る前、盛りを過ぎたとはいえお花畑あり。トリカブトやニッコウキスゲ、トラノオ、オオカサモチなど(トリカブト以外は確信なし)。
樹林帯を下り、じきに平坦な道に出るあたりに苔むした遭難慰霊碑が固まっている。一つは昭和34年1月とあった。ここも手を合わせて通る。
あとはひたすら歩き。平地に来るとザックが一段と肩に食い込むんだよなぁ。
明神では穂高神社奥宮に寄って、無事に下りてこられた御礼をし、明神池を拝観する。池に拝観料(\250)がいるとは思わなかった。
観光客に混じって自然探勝路を歩く。天気はすっかり回復し、明神岳が美しい。「よく晴れやがったなチキショーメ」などと心の中で呟きつつ、12時過ぎ河童橋に戻って山行完了。
とっととバスに乗って上高地を離れ、新島々駅前の「妙鉱」で入浴。\400で時間制限なし。特に面白みのない温泉だが、汗を流せるのは有難し。
松本で鉄道ダイヤの乱れなどもあり、21時過ぎ帰宅。
樹林帯を下り、じきに平坦な道に出るあたりに苔むした遭難慰霊碑が固まっている。一つは昭和34年1月とあった。ここも手を合わせて通る。
あとはひたすら歩き。平地に来るとザックが一段と肩に食い込むんだよなぁ。
明神では穂高神社奥宮に寄って、無事に下りてこられた御礼をし、明神池を拝観する。池に拝観料(\250)がいるとは思わなかった。
観光客に混じって自然探勝路を歩く。天気はすっかり回復し、明神岳が美しい。「よく晴れやがったなチキショーメ」などと心の中で呟きつつ、12時過ぎ河童橋に戻って山行完了。
とっととバスに乗って上高地を離れ、新島々駅前の「妙鉱」で入浴。\400で時間制限なし。特に面白みのない温泉だが、汗を流せるのは有難し。
松本で鉄道ダイヤの乱れなどもあり、21時過ぎ帰宅。
■今回のルート(山行時のGPS軌跡を2025年8月時点の地形図に表示)
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