2024/2/27(火) 奥多摩・土俵岳2024年02月27日 00:00

八ッ峰クラブの定例山行に計画したものが中止となったので、個人山行としてI本・I氏を誘った。
松浦隆康『バリエーションハイキング』に倣い、土俵岳に北面のコカンバ沢(丹田沢)右岸尾根を上がる。ルートに入ってしまえば易しかったが、最初に一波乱あって、八ッ峰クラブで来ていたら厳しいところだった。

武蔵五日市駅からバスで西川橋まで。車中から見ると、山の上の方が白くなっている。
バス停から10:05に歩き始め。<20メートル戻り、「大多摩ウォーキングトレイル」の看板横の小道で南秋川に向けて下り、「消防水利」とある所で道を横切る。簡易舗装の路面は苔むしガードレールが設置されている。百番塔がある>と『バリエーションハイキング』の通りだが、<2つの木橋で南秋川を渡り>の木橋が見当たらない。<08年6月上旬歩く>の後、流失してしまったのか。靴を脱げば造作なく渡渉できる水深だが、水が冷たいので少し上流に戻って石伝いに渡れる箇所を探した。そこも足場の石が滑りそうで、ダブルストックが無ければバランスを取れなかっただろう。
渡渉
対岸の急斜面をよじ登り、木橋があったであろう地点へといったん下る。が、地形図に破線で示された道は見当たらないまま河原に出て、適当な斜面から尾根に取り付いた。植林の中で方角の見当だけ付けて歩きやすい箇所を拾っていくと、林業作業用かと思われる山道に出た。
整備されているとは言えないが明瞭な山道を辿って行くと、標高650mで重機の停められた造成中の作業道に遭遇。日陰には雪が残っている。ここで休憩し、もう少し上がると、地形図にある林道(板東沢丹田線)だった。山道は林道で断ち切られたが、林道を左(東)に進んで枝道(「林道ではなく森林作業道です」と注意書きがある)に入り、さらに分岐を入ると、ふたたび尾根を辿る山道となった。しばらく登り、800mの分岐は左へ進む。
800m分岐
右手に870mの高まりを見、その先の鞍部からは地形図の破線を外して忠実に尾根を辿る。足元は真っ白だが、降り積もった落葉を雪が覆っているだけで、足が潜るようなことはない。ただ、風がやや強く、指先が冷えて痛い。
尾根を辿る
稜線上の縦走路に合流すると昨日以前と思われる足跡が現れた。12:25、快晴の空の下、土俵岳(1005.2m)に登頂。ここは、ハセツネカップ(⇒ 2006/10/8~10/9 日本山岳耐久レース)以来だ。少々樹が邪魔だが、御前山~大岳山の山並みが美しい。
土俵岳山頂
御前山~大岳山
しかし、相変わらず風があるので、長居はせずに日原峠へと下った。
日原峠
峠には十字路の道標が立っている。人里(へんぼり)方向に下って行くと、5~6分で水場。斜面に刺した割り竹を伝ってしっかりと流れており、通年当てにできそうだ。
水場
700m辺りで、地形図上はまだここまで伸びていない林道を横切る。山道は林道をわずかに右に行った箇所から下りていく。
高度が下がるにつれ、目に見えて空気がぬるくなった。13:50、簡素な橋で南秋川を渡り、檜原街道(都道33号)へ。ガードレールに赤テープが巻かれ、「笹尾根ルート 日原峠へ→」と示してある。
日原峠への登山口
ここはバス自由乗降区間だが、トイレもある上川乗まで歩くことにして、14:20に停留所着。出だしに渡渉点&ルート探しがあったにも関わらず、予想よりも早かった。

■今回のルート
土俵岳ルート

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