2009/6/7(日) 「スター・トレック」 ― 2009年06月07日 00:00
池袋でリブート版「スター・トレック」を観る。
2時間超の長さはもう少し絞ってもいいのじゃないかと思うが、割合に面白かった。
新たな観客層を呼び込むために過去のTVシリーズ&映画作品とリンクしつつも仕切り直す方法として、別の時間線に移動するというのはなかなかスマートな方法だ。で、その移動の切っ掛けをレナード・ニモイにやらせることで、旧作のイコンたるスポックを無理なく新シリーズに迎え入れた。さらにラストをニモイの語りでこう締めるか! 監督のJ.J.エイブラムスはトレッキーではないそうだが、分かってるじゃないの。
旧作ファンにとってはお馴染みのキャラクター(あくまでパラレル・ワールドなので、本当のお馴染みではないのだが)の過去にニヤリとし、初めて接する観客にとっては若者の成長を織り込んだ宇宙冒険活劇として楽しめるという、バランスの取れた作品になっている。
ただ、新スポックのザッカリー・クイントは「HEROES」の殺人鬼サイラーのイメージが強くて参った。
あと、「コバヤシマル」の真実が明らかに(笑)
映画鑑賞の後は新宿に移動し、K田・T(ミクシィネーム:ぽんさQ)氏、もりこ。(ミクシィネーム)氏と上海小吃。
2009/6/9(火) 買ってしまった・・・『現代萌衛星図鑑』 ― 2009年06月09日 00:00
⇒ 版元ドットコム
コミック売り場で見かけて、しばし逡巡の後。
この擬人化に萌えるところはないのだけど、松浦晋也氏の監修だから記述には信頼が置けるし、まあ、話のタネとして。
この本を読んで衛星開発を志した若者が将来JAXA入りして日本の宇宙開発を担う・・・ことはありそうもないな。すでに宇宙に萌えてしまった人間のお遊びだろう。
2009/6/14(日) 鹿俣山、尼ヶ禿山 ― 2009年06月14日 00:00
無名山塾K山・N氏と二人で上州の武尊(ほたか)山の自主山行を計画。昨夜はK山氏宅に泊めてもらい、今朝、K山氏の弟(正確に言うと奥様の弟)のY氏の運転で登山口の川場野営場の駐車場に入ったのだが...
6:40 雨。避難小屋の軒下で雨具を着けようとしていると土砂降りに加え雷。少し待つと雷は収まって雨も小降りとなったが、天気予報で雷注意報と、午後はさらに降水範囲が広がると言っている。これで出鼻を挫かれて自主山行は中止に決定。
しかし、とりあえず天気は落ち着いたし、このまま帰るのも癪なので、武尊の西側の鹿俣(かのまた)山に行くことにする。もともとY氏は近くのハイキングコースを歩いた後、こちらの下山予定に合わせて武尊高原キャンプ場に迎えに来てくれる手筈だったのである。
玉原(たんばら)高原のセンターハウスに駐車し、8時半に歩き出して10時に鹿俣山山頂(1636.7m)。ブナの樹林の中にはギンレイソウが何ヶ所か。最初曇っていたが、やがて薄日も差すようになった。昭文社地図によると山頂からは武尊山・谷川連峰の眺望が良いらしいのだがガスに隠れて見えず。もっとも、今日は武尊が見えたらそれもまた悔しいが。
いったんセンターハウスに戻って休憩し、12時半、今度は尼ヶ禿(あまがはげ)山(1466.0m)に出発。何とも酷い名前の山だ。登り半ばで雨が戻ってきたが今更カッパを着るのも面倒くさく、3人、傘を差して登る。13:40 山頂でその姿で写真を撮っているとまた雷。こりゃいかんとさっさと下るが、間もなく雨も雷も遠のいた。
先日の浅間(⇒ 5/24 篭ノ登山)に続いて天候に阻まれてハイキングコースでお茶を濁すことになったが、もし、朝の雷がもう少し遅れていたら、武尊に登り始めて地図に危険マークのある箇所で往生していたかもしれない。Y氏が制覇を目指している群馬百名山を一つ(鹿俣山)消化したし、結果としてほとんど濡れることなく歩けたので、まあ良しとしよう。
■今回のルート
2009/6/17(水) 「ターミネーター4」 ― 2009年06月17日 00:00
ふいと仕事が途切れて定時退社できたので、「ターミネーター4」を観る。
未来からターミネーターが襲来するというこれまでのパターンを崩して、終始一貫未来の話。この線でシリーズを続けていくのだろうか。
「人間性とは何か」といったテーマを持ち込もうとしているが、テーマを設定しなければならないところにシリーズを続ける無理が出ているとも思える。
脚本の疑問としては機械軍のやりようがまだるこしい。殺害リストのNo.1、2を発見したら、何故即座に手を下さない? 泳がせておいて一網打尽というシチュエーションではなく、一人を殺せばそれで勝利なのに。また、標的を捕まえたら放り投げたりして遊んでいないで、さっさと頭を潰せばいいのである。
様々なタイプのターミネーターが登場する点はちょっと楽しい。存在価値がよく分からんものもあるが。
水準はクリアしているが、なくても困らない作品というところ。シリーズにはT1、T2があればいい。
2009/6/27(土)~6/28(日) 谷川岳馬蹄形縦走 ― 2009年06月27日 00:00
無名山塾の自主山行。言い出しっぺは自分なのだが、仕事で参加できなくなる可能性もあったのでI干・S氏にリーダをやってもらう。メンバはK山・N氏と自分で3人パーティ。
馬蹄形とは、谷川岳から北に向かって一ノ倉(いちのくら)岳~茂倉(しげくら)岳~武能(ぶのう)岳~七ツ小屋山、東に向きを変えて清水峠~朝日岳、そこから南下して笠ヶ岳~白毛門(しらがもん)、そして土合(どあい)に下りる(逆回りも可)逆U字型のルートの意。
日曜は雨になると思っていたのだが二日間天候に恵まれて眺望を楽しめた。
■6/27(土)
晴れ。
K山氏宅に前泊し、7時前に土合駅へ。I干氏は自分の車で先に到着していた。
K山氏の車を白毛門の登山口である土合橋の駐車場へ置き、I干氏の車で谷川岳ロープウェイ駅へ。
ロープウェイで天神平へ。
7:40に歩き始め。夏の谷川岳はしばらくぶり(たぶん、2004年10月以来)だが、過剰なくらいに整備されているので簡単。ただ、K山氏は登りが少し辛そう。9時半にトマノ耳(1963.2m)。オキノ耳(1977m)はそこから10分ちょっと(谷川岳は双耳峰で、手前がトマノ耳、奥がオキノ耳)。
オキノ耳を過ぎると人が少なくなる。一ノ倉山頂手前のノゾキから名高い一ノ倉沢の岸壁を覗き込んだりして、一ノ倉岳(1974.2m)に10:40。
以下、茂倉岳(1977.9m。オキノ耳よりほんの少し高い)11:20、武能岳(1759.6m)13時。
蓬ヒュッテに着くと、入口に「ビールあるよ600エン」。暑くて喉が渇いているのでこれは嬉しい。夕食時用に各自1本買う。
七ツ小屋山(1674.7m)に14:40。下って本日の宿泊地・清水峠へ向かう途中、道から笹藪を少し入ったところにある雪渓でビールを冷やすための雪を取る。ビール+雪の入ったビニール袋を各自に下げて、15:40清水峠(1450m)に到着。
清水峠には避難小屋と東電の送電線監視所がある。避難小屋前にはすでにテントが数張りあって賑わっているので、監視所(無人で資材が置かれているらしい)前の草地にI干氏の2~3人用テントを設営。水場は土合方面への道を5分ほど行ったところの沢。沢の手前の斜面には雪が残っていた。ビールを冷やす雪もここで取れたな。
夕食はK山氏による猪鍋&猪焼き肉。米もアルファ米ではなく、その場で炊く。
K山氏は事前に「天気が良ければ監視所の軒下にタープを張って寝られる」と言っていたのだが、食事の支度を始めるとブユの大群が襲来! 3人の周囲をワンワンと飛び回り、身体の露出部分を処構わず刺しに来る。髪の毛にも潜り込む。I干氏は用意よく防虫ネットを被ったのだが、こちらは首筋頭腕をだいぶ食われた。ブユを払い叩き潰しつつビールで乾杯し焼き肉を食べる。一段落ついたところでテントに避難し、食事の続きと酒。21時就寝。
■6/28(日)
草地に張ったテントは寝心地がよく、4時にアラームが鳴るまで熟睡。
少し雲はあるが晴れ。昨日ほどではないがブユが寄ってくる中でまた米を炊いて茶漬けの朝食をとり、5:50に出発。
出がけに避難小屋を覗く。床下にゴミが捨てられていて汚く臭いという話しだった(蓬ヒュッテの主人もそう言っていた)が、空のペットボトルがひとつ転がっている他は綺麗になっていた。清掃が入ったらしい。
今日は一気に500mの高度を稼がなくてはならない。7:40にジャンクションピークに上がり、朝日岳(1945.3m)に8時。この周辺は残雪と池塘(ちとう)が点在して美しい。
前回来た時(https://marukoba.asablo.jp/blog/2007/04/21/9463205)は雪の下で三角点も見つからなかったが、今回はもちろん明瞭。山頂のお地蔵様の背には「昭和二九年 洞爺丸遭難供養」とあった。どういう経緯なのだろう。
笠ヶ岳(1852.1m)に9:10、白毛門(1720m)に10時。急傾斜で疲れた足を土合橋手前の沢で冷やし、駐車場に12:15到着。
最近がっつり歩く機会がなかったので、これだけ歩いて満足。天気も拾い物で、今回歩いたコースを始め、谷川連峰の眺望を楽しめた。高山植物もいろいろな種類が花をつけていた。
■今回のルート
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