2009/6/27(土)~6/28(日) 谷川岳馬蹄形縦走 ― 2009年06月27日 00:00
無名山塾の自主山行。言い出しっぺは自分なのだが、仕事で参加できなくなる可能性もあったのでI干・S氏にリーダをやってもらう。メンバはK山・N氏と自分で3人パーティ。
馬蹄形とは、谷川岳から北に向かって一ノ倉(いちのくら)岳~茂倉(しげくら)岳~武能(ぶのう)岳~七ツ小屋山、東に向きを変えて清水峠~朝日岳、そこから南下して笠ヶ岳~白毛門(しらがもん)、そして土合(どあい)に下りる(逆回りも可)逆U字型のルートの意。
日曜は雨になると思っていたのだが二日間天候に恵まれて眺望を楽しめた。
■6/27(土)
晴れ。
K山氏宅に前泊し、7時前に土合駅へ。I干氏は自分の車で先に到着していた。
K山氏の車を白毛門の登山口である土合橋の駐車場へ置き、I干氏の車で谷川岳ロープウェイ駅へ。
ロープウェイで天神平へ。
7:40に歩き始め。無雪期の谷川岳はたぶん2004年の秋(⇒ 2004/10/17記事)以来だが、過剰な程に整備されているので簡単。ただ、K山氏は登りが少し辛そう。9時半にトマノ耳(1963.2m)。オキノ耳(1977m)はそこから10分ちょっと(谷川岳は双耳峰で、手前がトマノ耳、奥がオキノ耳)。
オキノ耳を過ぎると人が少なくなる。一ノ倉山頂手前のノゾキから名高い一ノ倉沢の岸壁を覗き込んだりして、一ノ倉岳(1974.2m)に10:40。
以下、茂倉岳(1977.9m。オキノ耳よりほんの少し高い)11:20、武能岳(1759.6m)13時。
蓬ヒュッテに着くと、入口に「ビールあるよ600エン」。暑くて喉が渇いているのでこれは嬉しい。夕食時用に各自1本買う。
七ツ小屋山(1674.7m)に14:40。下って本日の宿泊地・清水峠へ向かう途中、道から笹藪を少し入ったところにある雪渓でビールを冷やすための雪を取る。ビール+雪の入ったビニール袋を各自に下げて、15:40清水峠(1450m)に到着。
清水峠には避難小屋と東電の送電線監視所がある。避難小屋前にはすでにテントが数張りあって賑わっているので、監視所(無人で資材が置かれているらしい)前の草地にI干氏の2~3人用テントを設営。水場は土合方面への道を5分ほど行ったところの沢。沢の手前の斜面には雪が残っていた。ビールを冷やす雪もここで取れたな。
夕食はK山氏による猪鍋&猪焼き肉。米もアルファ米ではなく、その場で炊く。
K山氏は事前に「天気が良ければ監視所の軒下にタープを張って寝られる」と言っていたのだが、食事の支度を始めるとブユの大群が襲来! 3人の周囲をワンワンと飛び回り、身体の露出部分を処構わず刺しに来る。髪の毛にも潜り込む。I干氏は用意よく防虫ネットを被ったのだが、こちらは首筋頭腕をだいぶ食われた。ブユを払い叩き潰しつつビールで乾杯し焼き肉を食べる。一段落ついたところでテントに避難し、食事の続きと酒。21時就寝。
■6/28(日)
草地に張ったテントは寝心地がよく、4時にアラームが鳴るまで熟睡。
少し雲はあるが晴れ。昨日ほどではないがブユが寄ってくる中でまた米を炊いて茶漬けの朝食をとり、5:50に出発。
出がけに避難小屋を覗く。床下にゴミが捨てられていて汚く臭いという話しだった(蓬ヒュッテの主人もそう言っていた)が、空のペットボトルがひとつ転がっている他は綺麗になっていた。清掃が入ったらしい。
今日は一気に500mの高度を稼がなくてはならない。7:40にジャンクションピークに上がり、朝日岳(1945.3m)に8時。この周辺は残雪と池塘(ちとう)が点在して美しい。
前回来た時(⇒ 2007/4/21記事)は雪の下で三角点も見つからなかったが、今回はもちろん明瞭。山頂のお地蔵様の背には「昭和二九年 洞爺丸遭難供養」とあった。どういう経緯なのだろう。
笠ヶ岳(1852.1m)に9:10、白毛門(1720m)に10時。急傾斜で疲れた足を土合橋手前の沢で冷やし、駐車場に12:15到着。
最近がっつり歩く機会がなかったので、これだけ歩いて満足。天気も拾い物で、今回歩いたコースを始め、谷川連峰の眺望を楽しめた。高山植物もいろいろな種類が花をつけていた。
■今回のルート
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