2007/4/1(日) 丹沢表尾根 ― 2007年04月01日 00:00
クーピー(ミクシィネーム)氏から山歩きの練習に連れて行って欲しいとお願いされて、無理なく日帰りできてそれなりに歩けるところと考えた。丹沢表尾根なら距離はそこそこあるし、クサリ場もちょっとあっていいかと、無名山塾のI坂・Y氏にも声を掛けて、本日決行。昨夜は雨が降ったが、今日は晴れか薄曇り。
8時過ぎに秦野駅に集合、満員バスに立ちっぱなしでヤビツ峠へ。馬鹿に暖かいのでTシャツ姿になり、9:17 歩き始め。
二ノ塔、三ノ塔、烏尾山と行き、行者ヶ岳に11:30。ここで地図とコンパスの使い方などクーピー氏に説明。その先のクサリの下りが本日一番の難所だったが、クーピー氏も問題なく通過。
12:15に書策(かいさく)小屋を通過、来た道を振り返る。指導標の<2793m>はもちろん標高に非ず、林道までの距離だ。
木ノ又小屋を過ぎて進むと登山道脇に鹿が1頭、こちらを窺っている様子だったが、やがて目の前を横切って草を食い始めた。さらに行くと2頭がやはり草を食っている。この2頭は親子パーティが連れていた犬が追い散らした。
13時過ぎに塔ノ岳に到着、休憩。ここでは尊仏山荘前の植生保護の枠内に立派な角を持った雄鹿が来ていた。丹沢の鹿はまるで人を恐れない。
13:40 大倉尾根の下り開始。薄曇りで今まで見えなかった富士山の下の方だけがちょっとだけ見えた。山桜がポツポツ咲いている。
約1時間で堀山の家へ。無名山塾を名乗ると歓迎してくれた。ビール程度はそこにいた常連さんが会計してくれるような気安い小屋だ。少し話をして辞去、16:20に大倉バス停。
停留所前の蕎麦屋に入ろうと思ったが仕込中で断念、渋沢駅からタクシーでスーパー銭湯「湯花楽(ゆからく)」へ。駐車場にはずいぶん駐まっていたが、風呂には余裕があってよかった。セルフサービスの食事は、まあこんなものかというレベル。
行動中は期待以上の好天だったし、クーピー氏もI坂氏も歩きに満足したようだし、いい山だった。
■今回のルート
2007/4/7(土) 雪山訓練 ― 2007年04月07日 00:00
谷川岳天神平で無名山塾の雪山サバイバル訓練。1年前にも同じメニューを受けている(⇒ 2006/4/8~4/9 谷川岳サバイバル&雪上訓練)ので、今回は無料の研修参加。
10時過ぎに土合駅に集合。予定では湯檜曽川右岸で訓練なのだが、雪が少ないので天神平に変更。
内容はビーコンの使い方、埋没体験とスカッフ&コール、ケガ人の搬送など。
雪の上に置いたビーコンに近づいて行くと、あらぬ方向を指し示す。これはつまり、楕円を描くような電波を拾っているのだな。
参考:日本雪崩捜索救助協議会の『雪崩ビーコン練習ドリル』
それを追えば遭難者に行きつくはずだが、次に、埋めたビーコンをグループで捜索してみると、これがなかなか見つからない。一度反応が強くなったと思っても、近づくと別の方向を示すので混乱してしまう。練習が必要だが、なかなか機会のないのが難しいところ。ビーコンで位置の見当をつけたら、プローブを刺して捜す。
埋没体験は雪崩に埋められた状態を体験してみるもの。今回は新人の他、去年の訓練に出ていなかったU山・K氏が埋められた。それ以外のメンバーは雪を掻いて埋まった人間を呼び、応答に耳を澄ますスカッフ&コール。
最後に埋まった人間を掘り出し、ツェルトやザックで搬送。これはCUのY野氏が運ばれ役。
明日も雪上訓練があり今日の参加者の大部分は土合駅泊まりだが、自分とK森・K氏、ゲスト1名は本日のみ。水上までU山氏に送ってもらい、すぐの特急に乗った。
2007/4/8(日) アニドウ創立40周年記念上映会 ― 2007年04月08日 13:00
記念上映会とあって、いつものなかの芸能小劇場より大きな中野ZERO小ホール。会場はガラガラだが小劇場の収容人数よりは多いか。13:00~21:00過ぎの長丁場、一部だけ参加する人もいるにせよ、集まった方だろう。
受付でもらったプログラムを見ると、事前のチラシで「未定」だった「第三部 思いでの長編漫画映画」になんと!「やぶ○○○の暴君」が入っている。大昔--四半世紀近く前か--に確か高田馬場でどこかのサークルの自主上映を観て以来だ。最近ニセモノ(いや、完全版)のDVDを買ったのはもうオリジナルに接する機会はないかと思ったからだが、いきなりここで観られようとは。「未定」だったのは作品名を大っぴらに出せないためとも思われるので、ここも一部を伏せ字にしておく。
最初は会場内に見知った顔はなかったが、第一部の休憩時間にK田・T(ミクシィネーム:さざんかQ)氏、S戸口(ミクシィネーム:++ungood)氏と邂逅。
壇上に現れたなみき会長はテンション低め。昨日のパーティで遅くまで飲んでいたという。さもありなん。
ということで、上映開始。
まず「第一部 思い出の短編漫画映画」は定番をバランスよく。中では「動物となり組」が初見。♪とんとんとんからりととなり組・・・はメガネドラッグのCMソングのメロディだ。2004年の「日本漫画映画の全貌」の展示で見て動物の擬人化がちょっと怖いと思ったものだが、通して見るとそうでもない。
アレクセイエフの「鼻」はピンスクリーンによる光と影の習作のような冒頭から一転不条理の世界へ。
岡本忠成作品はラストで音声切れ。珍しい事故で音声トラック用のランプが切れた。珍しいと言いながら他の作品で映像だけ切れたのもあり、映写機の不調か?
「第二部 思い出の国際フェスティバル」はなみき会長の参加したブラジル(2001)とハンガリー(2002)の国際アニメーションフェスティバルの様子を写したビデオ。会長はスーツに下駄履き姿。自ら撮った部分では、美女、美少女を狙った絵が多い。
第三部の「やぶ○○○」がやはり今回最大の収穫。なるほど、確かに後半は未完成と感じさせるが、これがビデオ化されないのは惜しい。K田氏もS戸口氏も、宮崎アニメひいては日本漫画映画のルーツの一つを確認できたと言う。それはそうと、盲目のオルガン弾きはどう見てもなみき会長だ。上映前にはご本人がコスプレして登場。購入したパンフ『アニドウの歩み40年』を見ると、手塚治虫やポール・グリモーの前でも(衣装こそ着けていないが)オルガン弾きをやっている。10年後にはぜひ完成形のコスプレを披露して欲しいと思う。
「第四部 懐かしのアニドウ創世記」はPAF(プライベート・アニメーション・フェスティバル)の自主作品やアニドウの活動記録映像など。
30年前に労組で集まって作った「つるのすごもり」は問題意識は分かるものの、ハッキリ言ってつまらん。キャラの個体識別がほとんどないのは個人ではない労働者一丸という意味だろうが、あの絵柄で擬人化ならぬ擬階級化をやってもねぇ。
その後、プログラムには「ドクター&プロフェッサー・ショー」とあって、はらひろし氏(歯科医)と片山雅博氏(多摩美教授)の掛け合いの予定だったのだが、原氏急病のため、なみき会長と片山氏との掛け合いとなった。音声抜きのTVニュースのアテレコが可笑しい。
「つる姫じゃー!」はTVアニメかと思ったら、線画の自主作品だった。一部、絵がうまい。
「第五部 懐かしのアニドウ繁盛記」はアニドウが製作したり配給したりした短編集。「この星の上に」は初見。南家(なんけ)こうじのアニメはいい。
8時間もあったらダレるか辛いかと思ったが、結構面白く最後まで見られた。
なんにしても、40年も活動しているのは意義深いことだ。
2007/4/10(火) コミック『陰陽師』 ― 2007年04月10日 00:00
2006年度の星雲賞(⇒ 日本SFファングループ連合会議)を獲ったところで、岡野玲子&夢枕獏『陰陽師』をだんだんに買って、本日全13巻揃い。と言っても全て古本でほとんどが1冊105円。
安いのはいいが、さて、いつ読もう。
ブックオフから駅に歩きながら目に入った酒屋で酔鯨(純米吟醸)を買って帰宅。
2007/4/16(月) 王立科学博物館ふたたび ― 2007年04月16日 00:00
リーフレットをまとめて本にするとは楽な商売だが、かつてのシリーズをコンプリートした身としては付録を素通りにする訳にはいかず発注。
しかし、3,690円(送料、代引き手数料込み)とはいい値段だ。
※翌日追記
ミクシィでみのうら氏(風虎通信)の日記を見たところ、それほど楽な商売ではなかった模様。こういう人が作るものだと、一般書籍より信頼がおける。
最近のコメント