2007/2/24(土)~2/25(日) タカマタギ山ラッセル講習2007年02月24日 00:00

無名山塾の雪山講習。27単位目。
講師M本・Y氏、CUにS口・C氏(女性)、講習生はK室・H、K山・N、S藤・H、M松・S、I干・Sの各氏に自分。M松氏は1月の鳳凰の講習にゲスト参加し、先日入会した59歳の新人。I干氏も同時期の入会。K室氏は昨年も講習参加したのだが暴風雨(雪ではない)のため敗退、今回はタカマタギ山頂に立ちたいというリベンジ参加。

■2/24(土)
講習は明日一日だが、朝からの行動のため、土樽駅にステーションビバーグ。K山氏の猪鍋に舌鼓を打ち、そろそろ寝るか、というところで電灯が消えて真っ暗に。22時ちょうどというタイミングなのでタイマーによる消灯かとも思ったが、23:30頃に再点灯した。自販機も落ちていたし、停電らしい。

■2/25(日)
車で毛渡橋(けとばし)まで移動、6:30歩き始め。関越道をくぐった辺り、去年は雪壁だったらしいが、今年は足首程度の雪。それでも練習のため、平標(たいらっぴょう)登山口を過ぎたところでワカンを装着。道なりに歩いて左手の尾根の突端に取り付く。講師の後を上がってもいいのだが、面白くないので自分でキックステップしてみるとワカンの角度が決まらずズルズル...こんな簡単なところにも技術というのはあるものだ。
尾根を鉄塔まで上がって小休止。S口氏は体調がよくないのでここで引き返し、車で待っていることとなった。その先はアイゼンに替え、標高1040mで尾根が合流するまで特に緊張する個所もなく登る。講師も先を行くことなく、適当に先頭を務めさせている。1040mにはテントが1張りあった。昨年は暴風雨でここまで来られなかったという。今年はピーカンだ。
そこから棒立山(1420mピーク)に向かう尾根では、左手の雪庇の出た斜面と樹林の間のどこを通るか考える場面が出てきた。講習生は安全寄りに樹林近くを選びがちだが、それだと雪を踏み抜くことが多い。安全性と歩き易さのバランスでは、もっと斜面寄りでいいとのこと。
雪庇
雪は多少深くなってきたが、踏み跡が付いていては全然ラッセルにならない。ここで日白(にっぱく)、タカマタギと越えてきた自主山行のS木・Y氏らと遭遇、日白の辺りは踏み跡も無くラッセルを強いられたという話。羨ましいというべきか。こちらはラッセル講習なのにラッセル出来ないのは悔しいので、ピーク手前の急登であえて踏み跡を外してみたりする。
棒立山の手前
11:10 棒立山で小休止。タカマタギがよく見えるが、幸か不幸かずーっと踏み跡の線が見えている。仕方ないか。
棒立山にてタカマタギをバックに
時間がやや押してきているので、12時までに到着できなければタカマタギを踏まずに引き返す、とM本講師が宣言。それを受けてここからはK室氏が先行し、自分はそれに続く。11:50 タカマタギに登頂。I干氏がちょっとバテたが、順次に全員が到着し、360°の眺望を楽しんだ。
タカマタギからの眺望
タカマタギからの眺望
下りは雪のあるうちは尻セードを含め快調に飛ばすが、鉄塔辺りまで来ると、この道通ったっけ?と思うほど雪が溶けていて歩きづらい。14:45 毛渡橋に戻って終了。

ラッセル講習としては物足りない面もあったが、天気に恵まれ、景色は美しく、いい山だった。

■今回のルート
タカマタギルート

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