まぬけ時空の片隅で

無名山塾の同期仲間と自主山行。

参加者はＳ木・Ｙ氏、Ｕ山・Ｋ氏、Ｋ室・Ｈ＆Ｉ夫妻、自分。

東●野駅に集合、車道や林道をしばらく歩いて岩場に到着。車道の谷側の路肩に切り通しのように岩が出ていて、それが崖になって落ちている面がゲレンデ。既に2～3パーティが取り付いていた。トポは『日本１００岩場②関東』（山と渓谷社）より。

まず空いている所にトップロープを2本セット。しかし1本はロープが岩角に当たってしまい、いったん引き上げて修正・・・と気がついてみると、支点のカラビナが2枚ともリングボルトから外れ、リングの外側からゲートが開いた状態で引っ掛かっている。冷汗。その場は環付きカラビナに差し替えたが、後で検証したところ、カラビナは引かれる角度によって外れてしまうことがあると判明。いや、外れる場合もあるから注意しろとは聞いていたのだが、自分の身に危険が及ぶ例は初めて。話だけより何倍も勉強になる。

登りはまず、⑧「ミニスラ」を登山靴で。岩慣れというか、感覚が馴染むまでは怖い。ちょっと行き詰ったところでミシンを踏んでしまった。Ｋ室・Ｈ氏が「ブラザーですか、蛇の目ですか」と聞くので「うちはリッカーです」。

クライミングシューズに履き替えて、次は①「マントル」だが左に逃げた。Ｋ室・Ｉ氏は一度逃げたが、下降途中からの再チャレンジで直上に成功。自分ももう一度、直上にトライするが難しい。膝をついて「みっともな～い」。結局逃げ。

④「直上」はＳ木氏、Ｕ山氏と行くが特に終了点近くに手がなくて難しい。そのルートを見ていた自分はなんとか上がれた。もっとも、それもトップロープで引かれているからであって、ロープがなかったら絶対にバランスを崩して落ちている。

自分らは上記ルートをトップロープで互いに登ったりビレイしたりだったが、Ｋ室夫妻はリード・セカンドで⑩無名もやっていた。（下の写真は自分ではない）

お寺の鐘がゴーンと聞こえたのは4時だったか？　ビレイ中だったので時間を確認しなかったが。

最後に「直上」をもう1回、ただし下部の先ほど右に寄った部分はやや直上。終了部でまたもや行き悩んで、今度はボルトと鎖を掴んでしまった。