2006/9/8(金) 「日本以外全部沈没」 ― 2006年09月08日 21:20
映画.com ⇒ https://eiga.com/movie/33628/
シネセゾン渋谷で21:20のレイトショウ。
開場1時間前にチケットを購入したら113番。公開1週間の金曜日、開場してみると立ち見も出る盛況だった。それにしても、「スーパーマン」がガラ空き(⇒ 2006/9/7 本ブログ)でこちらが超満員というのは何か間違ってる気がする。単館レイトショウのみということはあるにせよ、「日本沈没まつり」で動員数は何割か増えているのだろう。自分は前寄りの真ん中の席が取れた。
映画の内容については特に書かない。筒井康隆のコメント通り「もっとめちゃくちゃな映画になるかと思いましたが、案外まとまっております」。
めちゃくちゃならそれはそれで愉快なのだが、有名作品に対する愛あるパロディとして、まっとうに楽しめる作品になっていた。
しかし、あの原作を今、映画にしたらねじ込んでくる国があるのじゃないかと思ったが、この出来なら何も言うまい。まとまっているからと言って真面目な訳じゃない。いや、真面目な面もあるのだが、原作以上に過激なおふざけもある。しかし、それにイチャモンつけるのは大人(読みは「おとな」でも「たいじん」でも可)のすることじゃない、というレベルまで突き抜けている。
その点で面白いのはパンフレットの小松左京と筒井の差。映画未鑑賞の小松が「SF界ではユーモラスなパロディも、通常界ではかなり強い「毒」として作用します。皆様「毒」に当たってショック死なさらぬよう」と、「悪気はないんですよ」と予防線を張るのに対し、筒井は「映画は波紋を投げかけないようなものになっている。何でもアリの作品だからね」と余裕を見せる。映画を観た後なら小松も安心したのではないかと思うが、どうか。
顔を見せる俳優人がちょっと捻った豪華さ・・・らしいのだが、そっち方面には疎いのでいまいちよく分からない。アニドウ上映会(の後の飲食)でご一緒したことのある加藤礼次郎さんも出ていらした。
ところで、藤岡弘、って、いつから、何故「、」が付くように?と思ったら、1984年に
「われ未だ完成せず」「未完」という意味で改名したのだとか。ずいぶん以前のことなのだった。
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