2006/8/4(金) 「ローズ・イン・タイドランド」 ― 2006年08月04日 19:00
キネマ旬報WEB/作品情報 ⇒ https://www.kinejun.com/cinema/view/37390
夢を見ている人間達の、夢と夢との接触や擦れ違い。
悲惨な境遇にある子供の夢、クスリによる夢、弱いオツムの見る夢、愛する者を永遠に自分のものにしようという夢・・・
その夢がラストで現実の破壊をもたらし、それがまた別の夢を生み出していく気配。
前作「ブラザーズ・グリム」が夢を描ききれなかった(https://marukoba.asablo.jp/blog/2005/12/07/9597772)のに対し、今回はギリアム年来のテーマが全開。手触りは最初から最後までラリっていた「ラスベガスをやっつけろ」(キネマ旬報WEB ⇒ https://www.kinejun.com/cinema/view/31775)に近い。
主人公のローズ(ジョデル・フェルランド)が、時にエロチックなまでに可愛らしい。
精薄(今は使っちゃいけない言葉か?)のディキンズ役の演技も真に迫っているが、「Are you brain doctor?」とか言わせたくなってしまうのは観ている側の人格に問題アリ。
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