2006/5/7(日) アニドウ上映会 ― 2006年05月07日 19:00
連休最終日、なかの芸能小劇場へ。
今回のお題は「歌ふ長編アニメーション特集 われらの音楽を奏でよう」。
本日のメンバは唐沢俊一氏、六花(ミクシィネーム)氏、K田・T(ミクシィネーム:さざんかQ)氏、eno(ミクシィネーム)氏。K元・T氏はと学会例会のためお休み。
唐沢氏、とてもいいことがあったと嬉しそう。内容はご本人の日記に譲るが、その場での話は「たまにはいいこともあるけど、悪いことの方が多い。日記なんか付けてると嫌なことを忘れられない」なんてことに。
お題はお題として、上映はまず短編から(長編を「特集」していたらとても終わらない)。
1本目は実写映画の一部でサッチモの「skeleton in the closet」。真っ黒スーツに描いた骸骨がサッチモと共演する。なみき会長の前説によると、タイトルは「家庭内の秘密」の意の慣用句だとか。言葉通りの場面を想像するとなかなか物騒だ。
次はボスコの一編。例によって坊やの空想が暴走するが、蛙がコンベア上を走っているうちに削れた身体が後ろに積もって元に戻るギャグがよかった。
もう一つはお約束のベティ。割と初期('32)の作だが、表情も安定して可愛らしい。登場する当時の人気俳優と思しき人名は、映画通のK田氏もさすがに分からず。一人はモーリス・シュバリエと読めた(今googleってみると歌手であり、ハリウッドスターでもあった)。
メインの長編はリールを二分割して上映。なみき会長「フィルム大事でゆっくりやります」。掟によりタイトルは書けないが、お題が語っている。
ポピュラー音楽にのせた10パートからなるオムニバスで、長編としては日本未公開。モノクロ番組「ディズニーランド」で何作か放映されたそうで、唐沢氏はバラでほとんど見ているとか。
自分は1本目が記憶の奥底に引っ掛かっているような気がしないでもない・・・という程度だが、見てみると予想外にいい。ジャズに合わせてペンが躍って登場人物たちを描き出す、時に追いつかずに滑ってしまうといったテンポが楽しい。掉尾を飾る作はタイトルのみ知っていたが、こんな結末だったとは。
なみき会長が前説で「ネタバレになるので後で配りますが、1971年に上映した時の杉本五郎さんの解説で・・・」。その解説、手塚治虫がCMに出ていたワープロ文作くんで作成したが、印字ヘッドのピンがすぐに折れてしまう、杉本氏は「手塚治虫に騙された」と言っていたとか。しかし、その頃まだワープロはなかったんじゃと自分が言うと、eno氏がすぐにW-ZERO3で検索して「80年代ですね」。上映後に唐沢氏がなみき会長に指摘すると、「80年代にもう一回やった時のだ」ということだったらしい。それにしても滅多に見られない作品である。「秘仏の御開帳」と形容したのはK田氏だったか。
休憩時間、なみき会長の「満場の中で恥をかかなきゃ駄目だ」とかの声に何かと思ったら、唐沢氏のところに漫画原稿を持ってきた。見ると、ミクシィ上で楽しみにしているはぎやん氏の作品。ご本人はすぐに離れた席に行ってしまわれたのが残念。
はぎやん氏のTwitter ⇒ https://twitter.com/ohagiyan
いつもより早く、21時頃に上映修了。「あと2~3本できたのに」となみき会長の声が聞こえていた。
中野の飲食街は案外混んでおり、少し歩き回る。六花氏が以前に入ったことがあると言う「いろり庵」に落ち着き、ギネスビール、わさび焼酎、マンゴージュースなど。焼きそばを頼んだら椎茸の香りぷんぷんで六花さんが顔を背ける一幕もあり。唐沢氏の嬉しいお話など伺う。
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