2005/12/10(土) 狙われたり狙われなかったりする街2005年12月10日 08:00

本日の「ウルトラマンマックス」は実相寺昭雄監督「狙われない街」。1967年の「ウルトラセブン」、同じく実相寺監督の「狙われた街」で倒された(はずの)メトロン星人が再登場。
11/14アニドウ上映会の後で加藤礼次郎さんから伺っていた回だ(https://marukoba.asablo.jp/blog/2005/11/14/9594581)。
昨日の唐沢俊一氏のTBSラジオ「ブジオ!」には監督と加藤さんがゲスト出演されていた。

という流れで、今日は「狙われた街」を見直してから「狙われない街」。
侵略ツールは38年前のタバコ(劇中の「人類の約半分はタバコを吸っている」は当時にしても大袈裟と思うが)に対して現代は携帯電話。『ケータイを持ったサル』(正高信男、中公新書)には必ずしも同意しないが、確かに時代の風潮である。
もっとも、携帯を使って混乱を惹き起こしはしても、もはやメトロン星人に地球を侵略する気のない辺りがこの監督らしい。戦わずして終わるウルトラマンが歴代で果たして何話あったか。
土管の落書きとかメトロンの潜伏場所とか、お遊びもいろいろ。

ブジオ!で監督が「セブンより以前、生放送時代のことだ」と仰っていた電話機なめの人物、しっかり「狙われた街」にありました。
宇宙家族カールビンソン
↑『宇宙家族カールビンソン』より、(たぶん)ジッソーくんのカメラワーク
  (©あさりよしとお、徳間書店)
Google
wwwを検索 このブログを検索