2005/7/16(土) 「北壁に舞う」2005年07月16日 00:00

先日購入したDVDで「北壁に舞う」を鑑賞する。

1979年3月、世界初の冬季ヨーロッパアルプス三大北壁単独登攀を成し遂げた長谷川恒男、そのグランドジョラス北壁登攀を追ったドキュメンタリー映画。
岩壁をあるいは間近からあるいは距離をおいて全体を捉えたこんな映像を見るのは初めて。とても一人の人間が手と足で登れる斜面とは思われない。撮影隊を引き連れた長谷川の登りには批判もあったと読んだことがあるが、とにもかくにも残すべき価値のある記録である。

こんなナレーションが入る。長谷川の言葉をまとめたものあろう。「自信があったら登らない。自信がなかったらまた絶対登らない。五分と五分の自信と不安、そこに彼は賭ける」。先鋭的な登山家に限らず、冒険者に共通する気分だろう。命ギリギリのところにこそ生の実感がある。
・・・と書いてふと思い出したが、中高年の安全登山を指導する某先生が先日こんなことを仰っていた。「100人いたら2,3人は死ぬような山登りをしないとダメなんだ」。登山界全体の活性化のこととも登山者個人の技量向上のこととも取れるが、山の魅力の一端は危険の克服にあることは確かである。己の実力を超えた自殺行為に走るのはただの阿呆だが。

映画のクレジットに「音楽プロデューサー:西崎義展」と出てきて、うひゃぁ懐かしい。作曲は宮川泰だし主題歌はコロムビアレコード(長谷川は一時、日本コロムビアの社員だった)だし、明らかに「ヤマト」繋がり。79年というと「さらば~」の翌年か。こんな話題もあった(http://www.yamaguchi.net/archives/000275.html)けど今はどうしているのやら。
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