2005/7/2(土) 恐竜博20052005年07月02日 00:00

上野科博へ終了前日の「恐竜博2005~恐竜から鳥への進化~を観に行く。
約束してあった友人O倉・K氏は夜勤明けで沈没、一人で10:30頃到着してみると70分待ちの長蛇の列。入場まで実際に1時間掛かったが、降らず照らずの曇り空で助かった。

入って最初の展示物は恐竜という分類群の基になったメガロサウルス等。ここは歴史的な順序だが、以降は恐竜から鳥への進化の系統に沿った展示になる。ただ、日本で初めて展示されたアロサウルスの全身復元骨格標本が敢えて当時の姿のまま尻尾を垂らしたゴジラ姿にしてあるあたりは愉快。
進んでいくと、最近発見されるようになった羽毛恐竜が出てくる。シノサウロプテリクス(中華竜鳥)、ディロング。話には聞いていたが見るのは初めてで興味深い。恐竜のイメージが変わる。
目玉はやはりアジアのタルボサウルスvsアメリカのティラノサウルス「スー」、大物の睨み合い。それにしてもデカい。子供は夢に見そうだ。これで一生の進路が決まってしまう子もいるだろうなァ。
その後はどんどんトリ的になってくる。中国で発見された化石が多い。しかし、鳥類への道を辿ったものも真鳥類のごく一部を除いて白亜紀末6550万年前の大絶滅を乗り越えることはなかった。諸行無常。
締め括りは「ダーウィンの鳩」。進化論はここから始まったという意味で、恐竜の系統を明らかにする作業の原点に戻ったことになる。うまい演出だ。

O倉氏は展示がほぼ鳥に進化したあたりで到着、待ち行列が2時間に達しているので恐竜博は諦めると言う。
一緒に一般展示をつまみ食い。
地下3階で泡箱に感動。おお、このスーっと長いのが今まさに飛んできた宇宙線か、へぇこれが陽子の線か、綺麗だなぁ・・・ 来合わせたアベックの若い兄ちゃんも「これ凄くねぇ」と見入っていた。こんな隅に置いておくのはもったいない展示である。
久しぶりに月の石を拝もうと探したのだが見当たらず。改装の関係でしまいこんであるのか。

科博を出たのは3時過ぎだったが、二人とも昼食を取ってない。O倉氏が浅草で天丼を食おうと言うのに従って浅草天藤へ。海老天丼を待つ間に宮内庁御用達の酒「惣花」(そうはな)1合を頼んだら、大きなグラスになみなみと大盛の1合であった。親父さん曰く「食前に半分、食後に半分飲むといい」。確かに香りが強くなくて、食前食後ともスーっと入る飲み易い酒だ。天丼も海老が4本も乗っている豪勢さで、胡麻油か風味高くカラっと揚がっていて実に結構。

上野まで来たら有楽町のガード下でビールだ!という訳で、次はJSレネップへ。さすがに天丼を食ったばかりではガスが抜けるまで苦しかったが、結局ビール1リットルにソーセージにチーズ、O倉氏が勘違いして頼んで飲みきれなかった強いリンゴ酒まで干した。ドイツビールは美味い。

何だかタイトルと違って飲み食い日記になってしまった。
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