2016/8/20(土) テトラクロマット第3回公演「風は垂てに吹く」2016年08月20日 00:00

山の先輩にして脚本家の坂口理子さん繋がりで、劇団テトラクロマットの公演を鑑賞。

TLS(Totally Locked-in State)の闇と、朝と夜の狭間の世界を交錯させる構成が巧み。
テトラクロマットの舞台はいつも小道具の使い方に感心するのだけど、今回は舞台中央のモノが無線機から始まって七変化。人と人(犬)の絆はロープで示され(山でパートナーを結ぶロープからですか? 理子さん)、それが時にしがらみともなる。そして最後の上昇気流の爽快さ。
それにしてもライカが可哀想で涙が出る。
本当のライカはもともとクドリャフカ(巻き毛)と呼ばれていたのが、スプートニク2号搭載の時に「吠えるもの」という意味のライカ(手持ちの資料には「子山羊の毛皮」とするものもある)に改名された。軌道上で1週間程度生きたという当時のソ連発表と違って、打上げ後数時間でパニックを起こして死んでいる。宇宙船内部が非常な高温になる欠陥もあったという。やっぱり可哀想だ。幽明の狭間を彷徨いもするだろう。
リンク先にある天文台の写真は外秩父の堂平山で、作劇に当たって取材に行ったとのこと。

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