2012/6/8(金) ヤモリ2012年06月08日 07:00

1年ぶりのご来訪。

前回同様に深夜のサッシにいたのを、今回は手近にあった3.5インチFDケースにご招待。今朝、写真撮影してお帰りいただいた。
チョロチョロ走る様子も可愛い。
ヤモリ
ヤモリ
ヤモリ

2012/6/16(土)~6/17(日) 奥秩父カモシカ2012年06月16日 00:00

無名山塾・技術委員会企画。自分の企画にT・M氏、F本・M氏、K藤・H氏(3名とも女性)が参加。カモシカ山行の主眼は夜を徹して歩くことだが、今回は日没前に将監峠~飛龍山のプチ・バリエーションを付けたのがミソ。

■6/16(土)
塩山駅に11時過ぎ集合、タクシーで三ノ瀬の将監登山道入口(1270m)へ。雨模様の中で身支度をして12:30に歩き始め。14時に将監小屋。水場の水たまりにカエルの卵がとぐろを巻いていた。水を汲んで将監峠に上がる。
将監小屋のカエルの卵
峠から少しだけ道を進んだ後、県境沿いに竜喰山(りゅうばみやま)へ向かうのだが、雨が降ってきて身支度を直す場所を探したこともあって道を進み過ぎた。道から左手に見えている稜線に登ることはできそうにないので引き返す。道標から道を外れても、何となく踏み跡は判った。1883地点を確認して県境の稜線へ。竜喰山(2011.8m)に15:20。道のない割りには立派な山名表示がある。
次の大常木山(1962m)は16:20に通過。シャクナゲがちらほらと出てきて、綺麗に花を付けている。
飛龍山に向かって行くと稜線ルートはいったん一般登山道に近づくが、あくまでも道なき道を進む。先ほどは綺麗だと思ったシャクナゲがいまや立ちはだかる障害となり、抵抗の強い藪をかき分けるのに難行苦行。
シャクナゲをかき分ける
頂上に近づくにつれ傾斜も強まり、一部は偵察の上で木を掴んでよじ登るようになる。難所を抜け出して2077ピークに18:30。小雨で薄暗くなってきた中でヘッドランプを点けた。緩やかな山頂部を少し下りたところに2069.2mの三角点と飛龍山の山頂標がある。ここからは一般登山道歩きだ。
小雨の中、すっかり暗くなったが道ははっきりしている。しかし、片側がちょっとした下り斜面になっているだけで女性陣は「怖い」を連発。見えるのはランプの範囲だけで周囲が暗闇だと、実際以上に道は細く斜面は急に思えるものかもしれない。頭の高さで道を塞ぐ幹に巨大ナメクジがいようが、ヒキガエルとコンニチハしようが騒ぐようなお嬢さま方ではないのだが。
ヒキガエルとコンニチハ
雲取山(2017.1m)に21:50、芋ノ木ドッケから長沢背稜に入ったところで日が替わった。

■6/17(日)
カモシカなので当然仮眠など取らず、適宜に休憩を挟んで黙々と歩く。1:50 長沢山(1738m)、2:30 水松(あららぎ)山(1699.2m)。水松山は巻き道に入って山頂は踏まなかった。酉谷山(天目山)も巻いて酉谷峠が4:40。いつか雨も止んで、日の出だ。T氏はグロッキー気味。七跳(ななはね)山(1651m)山頂はパスして大栗山(1591m)を過ぎ、6:20 ハナド岩で休憩。道から入ったところからの展望がよい。「これを見なけりゃ歩いた甲斐がないよ」とへたり込んで半分寝ているT氏も呼ぶ。
ハナド岩より
あとは三ツドッケからヨコスズ尾根を下りて日原へ。8:35 東日原のバス停に到着。びしょ濡れの靴下を絞ったりしてお疲れさま・・・と思ったのだが、まだ続きがあった。

時間を過ぎてもバスが来ない。よく見ると張り紙があり、「土砂崩れのため折り返し運転」だと!? バスは通れなくてもあるいは小型車ならとタクシーに電話してみるが、やはり無理。すると、この集落は今、陸の孤島か?
どうしようもないので、あるもので腹ごしらえして歩き出したのが 9:40。舗装路をぽくぽく歩いているとバイクとすれ違った。二輪は通れるようだ。10:30 川乗橋の手前で吊り橋を渡って素掘りのトンネルを潜り、崖際の道を辿ってバス道に戻る。つまり、この区間が崩れたということだが、現場は確認できなかった。
素掘りトンネルを潜って
ここでパトカーから声が掛かって大沢のバス停まで乗せてくれた。そんなにヘロヘロに見えたろうか。駐在さん(だろう)、ありがとうございます。助かりました。

■今回のルート(山行時のGPSトラックデータ+2022/8時点の地形図)
奥秩父カモシカルート 1
         (1) 三ノ瀬~飛龍山
奥秩父カモシカルート 2
         (2) 飛龍山~日原
奥秩父カモシカルート 3
         (3) 日原からの通行止め区間

2012/6/20(水) 台風被害2012年06月20日 07:00

台風一過、家を一回りしてみたら、玄関前の大谷石の塀が倒壊していた。
築40年、鉄筋の入っていない危険物件で「地震が来たら崩れるかも」と思っていたけど、風にやられるとはねぇ。
倒壊した塀

2012/6/22(金) 「虹色ほたる ~永遠の夏休み~」2012年06月22日 00:00


夜勤明けに新宿バルト9で鑑賞。
興行成績が振るわないらしく、もはや都内でも2館、しかも1日1回のみの上映。バルト9では今日まで朝一の回なので、仮眠をとっただけのボケ頭を危惧しながらチケットを買った。それでも貸切と思っていたスクリーンに何人か観客がいたのが意外。

始まってみると眠くなることもなく引き込まれ、ちょっと泣ける。
友達と思い切り身体を動かして遊び、虫取りをし、いたずらを叱る大人がいたり異性を意識したりと、懐かしい風景だ。

でもこれは、夏休み映画だろう。何故いまロードショウを終えようとしている?
「それでも子供たちは~」なんて大人目線は抜きにして(劇中で大人が大人の感慨を語るのはいい。子供には分からないこともあるのだ)、映画を観た子供がいろいろなことを感じ、さらに実際に「ホタルを見たい」と思えば成功ではないか。
大人が懐かしいと思って観ているだけではもったいない作品だ。

人物の輪郭をぼかして常にグニャグニャしている絵が新鮮だが、その中の大事な一場面でロトスコーピング風の奇妙にリアルな描写になるところだけは演出意図が分からない。確かにあそこは異世界との境界であって、その意味では納得できるのだが、あの絵はちょっと怖すぎる。

予告が上映された「おおかみこどもの雪と雨」もよさそう。
細田守監督は「時をかける少女」も「サマーウォーズ」も傑作なので期待大。

2012/6/23(土)~6/24(日) 高妻山2012年06月23日 00:00

無名山塾M下講師のお手伝い。
参加者6名のうち4名は過去2回の山行(https://marukoba.asablo.jp/blog/2011/07/16/9512073https://marukoba.asablo.jp/blog/2012/04/14/9517332)でご一緒して顔馴染み。

■6/23(土)
移動と戸隠神社周辺の散策。
長野駅に集合してジャンボタクシーで奥社参道入口へ。ここで戸隠蕎麦を食してから大鳥居を潜る。
随神門からは左右の杉並木が立派。400年前に整えられたそうだ。
最後に階段を上がった奥社は建物が新しく、全然神さびてない。
一段下の九頭竜社の由緒書きに、戸隠山は天岩戸が化成したものとある。なるほど神社側から見た岩壁は戸にも見える。
随神門から鏡池へ。完全には晴れなかったが、西岳から戸隠、九頭竜山が見えた。明日登る高妻山はその向こうに隠れている。昭文社地図で破線ルートになっている西岳~本院岳がギザギザしていて登ったら楽しそうだ。西岳からに南西に向かう尾根にも第二峰、第三峰と見える。バリエーションルートがあるのか?
戸隠、九頭竜山
戸隠、九頭竜山アップ
畔のカフェでお茶を飲みながら、今日の宿ペンション・ピオレに迎えを頼んだ。
ペンションは貸切。入浴の後ワインでくつろぐ。普段の山行ではできない贅沢。

■6/24(日)
3時起床。各自適当に朝食にして(自分は作ってもらってあったお結び弁当から一つ)、戸隠キャンプ場まで送ってもらう。
4:40 歩き始め。晴れ。牧場を抜け、沢を絡んで樹林の中を登る。クサリの付いた滑め滝や岩壁(地図に帯岩とあるのは固有名?)のトラバースあるが、特に問題はない。ただしゆっくりと。
クサリの付いた登り
塩ビパイプから流れ出ている氷清水を経て、一不動避難小屋。以下、ポイント毎に仏様の名前がついている。
 一不動、二釈迦、三文殊、四普賢、五地蔵山、
 六弥勒、七薬師、八観音、九勢至、十阿弥陀
うーむ、明王と如来と菩薩がゴッチャだ。
ガイドブックの中には薬師と観音が入れ替わっているものがあるが、現場の表示は上記の通り。
五地蔵を越えると、足元に雪の残っている箇所が出てくる。年によっては軽アイゼンを用意した方がいいらしいが、今回は不要だった。近くは妙高、火打、遠くは北アの峰々~槍から白馬まで~望める。
妙高、火打
北アルプス
しばらく2000m前後の標高でアップダウンした後、胸突八丁になる。遅れ始めた初顔合わせの女性に付いたので、もう一人S氏と3人で本隊から離された。
ゆっくりゆっくり登り、帰りのタクシー予約の時間があるので下り始めたメンバと頂上手前で擦れ違って12時に登頂。
十阿弥陀
写真だけ撮って講師とS氏は先行し、遅れた女性と二人で下る。2時間かかって六弥勒まで来ると先行した二人がいた。ここで女性を講師に引き継ぎ、S氏と弥勒尾根を下る。この6月に認可されたばかりの道だそうで、まだ昭文社地図には載っていない。入口からしばらくは藪を切り開いた感じで足元もフワフワしている。傾斜も急で登りルートに使うのは辛そうだ。樹林になると傾斜も緩み、沢を渡って牧場に入った。
16時に出発点に戻って先発メンバと合流。ちょうど宿の車に来てもらう時間だが、講師と女性が下りて来たのは30分後だった。

宿にデポした荷物を回収し、タクシーで長野駅へ。食事して新幹線に乗った。

■今回のルート
高妻山ルート
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