2026/1/19(月)~1/20(火) 黒富士~茅ヶ岳2026年01月19日 00:00

無名山塾のI本・I氏に声を掛け、気楽な泊り山行。テント泊ではあるが山と高原地図の実線ルートを繋ぐだけなので、山塾の自主ではなく個人山行とした。茅ヶ岳、金ヶ岳は二度目(⇒ 前回2023/4/4記事)だ。
八ッ峰クラブの1月山行(午年にちなんで馬頭刈山)は参加者が少なく中止となったので、これが今年の登山初め。

■1/19(月)
腫れて暖かい。
I本氏とは甲府駅で行き会い、竜王駅から甲斐市民バス(敷島北部線)で清川BSに12:48。助手席含めて7人乗りの車種だったが、他の乗客は途中で乗降した常連女性のみ。運転手と近場の山の話をしていた。午後からの登山開始は常識からすると遅いが、バスがこの時間しか無いので致し方ない。
BSから歩き出すと、太刀岡山がボリューム感をもって迫る。
太刀岡山
車道を15分ほど歩き、太刀岡山登山道入口の看板に従って橋を渡り、民家前の小径から登山道へ。岩壁下の祠に山行の無事をお願いして少し登ると、鋏(ハサミ)岩が突き立っている。鋏岩の向こうに茅ヶ岳~金ヶ岳(かながたけ)がきれいに見える。
鋏岩
標高差200m以上を真っすぐに登り、太刀岡山の三角点(1295.6m)ピークに14時過ぎ。石祠や山梨百名山、「こうふ開府五〇〇年記念」で選定された甲府名山の標柱があった。休憩の後、緩やかな鞍部を経て踏んだ北峰(1322m)には山名プレートが置いてあるのみ。
太刀岡山
冬枯れの樹林を下り、越道(こえど)峠(1168m)で未舗装林道を横切る。
尾根を登っていくと、行く手右の山腹、地形図の岩崖マークの箇所に抉れた岩壁が見える。大月辺りならば「鬼の岩屋」とでも名付けそう(⇒ 大月観光協会/大月桃太郎伝説)な様相で、鬼頬山(おにがわやま)の名の由来かもしれない。
鬼頬山の岩崖
1350mより上は等高線の詰まった急登で、テント泊装備に水と食料の重量MAXでは大変キツい。上り詰めると山頂部は細長く、鬼頬山(1516m)の山頂標は北寄りにあった。ここも甲府名山に選定されている。
鬼頬山
16時をまわり夕暮れも間近だが、擦れ違った単独の若者は地元民だろうか。鬼頬山北の鞍部を過ぎ、泊り場所を探しながらゆるゆると登る。計画では八丁峰(1610m)と黒富士の間の鞍部を泊地としていたが、八丁峰手前に平坦地を見出し、それぞれにソロテントを張った。歩き終えたのは16:50、その前からしきりに鹿の声がしている。ここではスマホが通じた。
八丁峰手前の泊地
テントに入って落ち着いていると風の音が急激に高まった。大方は木を鳴らすだけだが、夜中に時折テントを揺るがせた。

■1/20(火)
5:50、ヘッドランプで出発。晴れ、風は変わらない。
八丁峰から東へ下り、曲岳方面への分岐まで行くと、I本氏は体力温存のため黒富士へは行かずここで待つと言う。計画行程を無理強いすることもないので、自分だけ先へ進んだ。暗い中で草原の踏み跡を外すこともあったが、特に困難もなく黒富士(1633m)に登頂。甲府名山の山頂標傍らから見下ろす街の灯がきれいだった。山頂から反対側に下っていく道は昇仙峡の方へ抜けるのかもしれない(バスの運転手が、黒富士から昇仙峡へ行く単独女性を乗せたことがあると話していた)。
黒富士
I本氏のところまで戻ると6時半。黒富士まで地図のコースタイムで片道30分のところ、それほど急がずとも往復で30分少々だった。明るくなったのでヘッドランプを外す。
これまた甲府名山の小岩峰、升形山(1650m)に6:50。岩のてっぺんに立ったところ、ヤッケのフードを風に煽られた拍子に被っていたバンダナふうキャップを持っていかれてしまい、頭が寒い。黒富士なめの富士山、踏んできた鬼頬山などの向こうに甲府盆地と、眺望が良い。
枡形山
枡形山からの眺望
縦走路に戻り、八丁峠を経て曲岳(まがりだけ、1642.8m)に7:45。短いながらも急登で、山頂手前の展望舞台からは山麓に平見城(ひらみじょう)畜産団地を抱えた太刀岡山が良く見える。曲岳は山梨百名山に数えられている。
曲岳から見た太刀岡山
曲岳の下りには岩場が出てくる。下の写真の岩は出口が狭く、ザックを擦りながら後ろ向きになり足元を確認しながら下りるようだった。
曲岳の岩場
下って行って尾根の先端左右が崖になる手前の「めまい岩」を突端まで伝うと、正面に八ヶ岳、左手にこれから進む観音峠から金ヶ岳。
めまい岩
めまい岩からの眺望
尾根から下りていったん道路に出、観音峠からふたたび登山道に入る。入口に「観音峠ルートは大明神開拓地ルートより急峻な箇所が多いので注意」と敷島町(合併して現在は甲斐市の一部)のプレートがあった。なるほど注意書きの通り痩せ尾根や岩場、クサリ場が現れ、ついで急登にかかる。予想より変化に富んだルートで楽しい。
観音峠ルートの岩場
1650mピークまで登ると、先ほどからペースが上がらないと言っていたI本氏が「この先の分岐で待っているから、金ヶ岳を往復してきて」。お言葉に甘え、先行して分岐(1750m、ここにも「観音峠」のプレートあり)へ進み、10:55、金ヶ岳(1764m)を踏んだ。薄曇りで風も冷たいが、LINEを打ったりして休憩。
分岐まで戻るとI本氏が腰を下ろしており、さらに15分ほど休憩。
分岐から下り、茅ヶ岳と富士山を望む。太刀岡山も目立っている。
茅ヶ岳と富士山
鞍部手前で石門を潜る。
茅ヶ岳の石門
茅ヶ岳(1704.0m)には12:25登頂。雲の多いのが残念だが、見晴らしは素晴らしい。
茅ヶ岳より、甲斐駒~鳳凰
茅ヶ岳より、八ヶ岳、金ヶ岳
茅ヶ岳より、金峰山など奥秩父の山々
茅ヶ岳より、富士山
茅ヶ岳からの下りは深田記念公園へ向けて尾根ルートを採る。急傾斜が終わると後は易しい道だ。空身の単独男性と擦れ違い、今回山行中に会ったのはこれが二人目にして最後だった。
尾根を下りて道路に出たところでタクシーを呼ぶと、25分程で深田記念公園の駐車場に到着とのこと。14:20にその駐車場に下山し、身支度を済ませたところにタクシーが来た。
甲府名山(升形山、黒富士、鬼頬山、太刀岡山)、山梨百名山(茅ヶ岳、曲岳、黒富士、太刀岡山)をそれぞれ四つ稼ぐ山行となった。

タクシーで韮崎駅まで4400円。何か食べようと店を探し、結局少し歩いてココスに入った。韮崎は駅前が少々寂しい。

■今回のルート
黒富士~茅ヶ岳ルート

2026/1/30(金) 「マーズ・エクスプレス」2026年01月30日 14:20

「マーズ・エクスプレス」(吹替版)鑑賞@イオンシネマ板橋
 ⇒ 作品公式サイト

フランス製SFアニメという以外に情報を入れずに臨んだ。いちばん手近な板橋では吹替版のみの上映だが、仏語は聞いても判らないのでそれでよかろう、と。担当声優にはまったく馴染みが無いが、特に違和感なく観られた。

公式HPのイントロダクションによると「日本アニメーション界の巨匠たちからインスピレーションを得て、彼らの系譜に挑む意欲作」で、まずは「攻殻機動隊」を想起させるハードボイルド。朝日新聞夕刊にも記事があり、シンプルな絵作りは「人狼」、顔のしわによる感情表現は「おもひでぽろぽろ」が手本、と監督が語っていた。

タイトルからの印象で地球と火星を巡る物語かと思っていたら、主舞台の火星からさらに遠くへ行く話であった。
主人公の相棒はアンドロイドで、生身の身体の生死は不明。意識のバックアップを機械に移したのであろう。機械の身体の肩の上に本人の頭部の映像を浮かべた、そういったアンドロイドが一定数いる社会。それ以上に浸透しているロボットに対して排除と解放のムーブメントが盛り上がる中、ロボットの<脱獄>が発生する。その背後には大企業による陰謀が・・・
最終的にアンドロイドを含めた機械生命は人類と袂を分かって旅立っていく。ポピュリズムにより進む分断、テック企業に囲い込まれたAIといった、いま現在の社会のありようを映し出した作品と言える。
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