2022/5/26(木) 「シン・ウルトラマン」 ― 2022年05月26日 16:15
献血(189回目)の後、「シン・ウルトラマン」鑑賞@TOHOシネマズ池袋。
カラータイマーや背中のジッパーを隠す背びれの無いウルトラマンの立ち姿が美しい。そのCG原型が古谷敏(1943年生、オリジナルのウルトラマンのスーツアクター)である事に恐れ入る。アップにした時の質感は着ぐるみなのがまた拘りだ。
ウルトラマンに変身する神永(斎藤工)がなんとなくハヤタ(黒部進)を思わせるのは先入観のなせる業か。
禍威獣(カイジュウ)との闘いやゼットンの展開はエヴァンゲリオンふう、というか、「ウルトラマン」を始めとする特撮諸作が庵野秀明の中で発酵したのが「エヴァ」の訳だが。
本作には「監督」の付くスタッフが準監督・副監督・監督補とやたらにあった上で監督が樋口真嗣なのだが、誰の作品かと言えばやはり、企画・脚本以外にクレジットのあちこちに名前の見える庵野秀明ということになるだろう。
○2022/6/5 追記
上記のように庵野作品と感じたのだが、こんなブログ記事があった。
これを読むと、庵野が作品全体をコントロールしていた「シン・ゴジラ」に対して、「シン・ウルトラマン」では樋口が現場での主導権を握っていたとのこと。庵野としては思うようにいかなかった場面もあるらしい。
これまで樋口真嗣は特技監督や絵コンテでは素晴らしい仕事をするが監督としてはなぁ・・・というところだったのだが、評価を改める日も近いかもしれない。
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