2022/1/4(火) 母、吐血 ― 2022年01月04日 18:30
85歳の母が正月三が日が明けて早々に吐血し、一時はどうなることかと思った。が、事なきを得た現在(2022年4月)、記録のために顛末を書いておこう。
■1/4(火)
18時半頃、母トイレにて吐く。本人によると30分ほどの間の2回目。
赤茶色の薄い吐瀉物の中に小さな塊。ペーパーに取ってみるが、血液か判断できず、特に匂いもなし。傍らから聞こえるほど腹がぐるぐる鳴っている。
救急車を呼ぶべきか#7119(救急安心センター事業)に電話したところ東松山市民病院とシャローム病院を紹介されたが、どちらも診察を受け付けてくれない。シャロームは医師会病院の番号を教えてくれた。
医師会に電話すると、今晩は水分だけ摂って寝(やす)み明日9時に、今晩また吐くか下血するようなら救急車を、と。
19時半就寝。
20時半頃、トイレに起きて吐下血(今度は鮮紅色の吐血と黒色便)、救急車を呼ぶ。間もなく到着して、救急隊員がトイレを目視確認。車内で搬送先を探し、埼玉医科大学国際医療センターで受け入れてもらうことになった。21:05に出発し、21:36付けで受付。
受付のベンチで待つ間、弟に電話連絡。
23時、緊急処置室(?)のベッドの傍らで医師から説明を受ける。現状、貧血以外は落ち着いているので、今晩は輸血のみ、明日、内視鏡検査予定。おそらく上部消化管からの出血で、大きな潰瘍やガンが無ければ1週間程度入院の予想。本人も最近便が黒っぽいと思っていたとのことで、以前から少しずつ出血していたものが大きく破れて吐血したのだろう、と。
緊急時に備えてICUの隣の病室に入る。コロナ対策のため、入院中は誰も面会できない。
自分はタクシーを呼んで帰宅。
■1/5(水)
母とはLINEで連絡取れる。
入院用の荷物を用意し、午後、病院へ。面会はできず、受付をして病棟(A棟1階)入口のインターフォンで看護師を呼ぶ。担当看護師によると、内視鏡検査終わって本人は落ち着いている。
■1/6(木)
A棟6階の病室に移動。
■1/8(土)
LINE「胃カメラの結果は胃潰瘍」。
■1/10(月)
LINE「昼から粥食、普通のおかず」。これまでの流動食から変更ということ。
■1/13(木)
退院。
刺激物を避ければ普通の食事で良いと看護師から説明を受ける(入院中も簡単な回診程度で医師からの病状説明は特に無かったとのこと)。処方薬は胃潰瘍(制酸剤?)の1週間分。退院時診療録要約には「ピロリ菌陽性、胃除菌が必要」とあり、退院後の通院先として希望しておいた市民病院への紹介状を貰う。
タクシーで帰宅。
退院後、数日してから(日付は忘れた)紹介状を持って市民病院を受診。あらためて内視鏡検査とのことで、この時は日程のみ予約。なお、市民病院へはタクシーを利用し、以後も母の独力で通院。
■3/9(水)
市民病院にて胃カメラ、組織採取。
■3/22(火)
市民病院にてピロリ菌除去薬の処方を受ける。1週間、朝晩に飲む錠剤がセットになっている。
この除去薬セットを服(の)んだ最初の晩に酷い下痢をしたため薬局に問い合わせたところ、抗生物質にはよくあることで整腸剤を併せて服用して、と。家にあった正露丸(糖衣)はあまり効かなかったようだが、とにかく除去薬1週間分を服み終えた。
2022/1/12(水) 「サンダーバード55」 ― 2022年01月12日 11:55
「サンダーバード55」(吹替版)鑑賞@池袋HUMAXシネマズ。
元がサウンドドラマのせいか映像にするとくどかったり筋が繋がらない部分があるが、その映像はオリジナルのTVシリーズに混ぜたら見分けがつかないのが凄い。スクリーンもTVサイズだし。
あの繋ぎのナレーションは矢島正明なのだろうな。クレジットに名前が見えたし、樋口真嗣的に他のセレクションはありえまい。さすがに声に艶がなくなったが、御存命でいらっしゃるだけで<神>だ。
2022/1/23(日) 越生・大高取山 ― 2022年01月23日 00:00
八ッ峰クラブの定例山行に参加。今回は山行というほどもない近場のハイキング。幹事はC田・N氏(女性)、参加者はS水代表、T嶋・A氏に自分で、4人パーティ。
越生駅を8:10に出発、越生神社から高取山へ。ここは高取城跡で、神社もある。その扉上の彫り物が狼に見えるが、どうなのだろう。
「世界無名戦士之墓」の道標に従って右に折れると西山高取。曇り空だが、遠くスカイツリーが認められた。ハイキング客、単独トレラン、マウンテンバイクのグループ、人懐こいコーギー(犬)を連れた人、と里山らしい多様さ。
324m小ピークの手前辺りに、石灰岩の露頭が信仰対象になっているという「白石様」がある。磐座か。
大高取山(376.2m)に9:50到着。別名「神ノ倉山」だが岩は無い。先ほどの白石様を含めて「神ノ倉」と称したのだろうか。
下って行って桂木観音。奈良時代の僧・行基の創建と伝えられる古刹だが、鉄棒や壊れたブランコなどあって近所の子供の遊び場でもあったのだろう。
今日は汗もかいていないので予定していたオーパークおごせでの入浴は省略することに決定。虚空蔵尊へ向かうハイキングコースに入るところで直売に出ていたユズ(一袋100円)を買った。
虚空蔵尊の狛犬は牛と狼の組み合わせ!?・・・と思ったが、虚空蔵菩薩は丑年と寅年の守護本尊であることから、これは狼ではなく虎らしい。京都の法輪寺にその組合せが見られるとか(http://www.advice-navi.com/eto_kyoto/eto_tora/horin.html)。
12:15 越生駅に戻って山行終了。ちょうど昼時なので、駅から少し歩いてそば処よしひろで食事。自分は鴨南そばを頼み、美味しかった。新年最初のクラブ山行でもあり少し飲みたいところだが、コロナのまん延防止等重点措置によりワクチン接種証明が無いと酒類は出せないとのことで断念した(自分はスマホアプリで提示できたが、他は証明不能)。
■今回のルート
2022/1/28(金) 「地球外少年少女[前編]」 ― 2022年01月28日 11:30
「地球外少年少女[前編]」鑑賞@新宿ピカデリー。
「電脳コイル」の磯光雄監督作というだけで予備知識を入れずに出掛けたのだが、[前編]を観た限りでは、宇宙進出に対する人々の意識、進化するAIと(人間/社会)の関係の在り方など思ったより重い内容。一方、少年少女の成長や大人の責任といった共感しやすい要素、主任のゆるキャラのようなギャグもちりばめてストーリーを引っ張る。
画面作りでは日本の商業宇宙ステーションの造形(外形はコマーシャリズムの俗悪、内部は近未来的な素材や構造、AIサポートによるスタッフ少数化)、簡易宇宙服など小物の設定、重力描写など良く考えられている印象。
ステーションからの脱出、宇宙生まれの子供たちに不完全なインプラントを遺して廃棄されたはずのスーパーAIの秘密が描かれるであろう[後編]も楽しみ。Netflixを契約すべきなのか?
鑑賞後に読んだ監督インタビュー記事には「外に出たがらないゆとり世代を宇宙に連れて行くためのYoutuberとコンビニ」とあり、言われてみると鑑賞者層も(上映時間帯にもよるだろうが)年齢高めだった?
2022/1/28(金) 「アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド」 ― 2022年01月28日 14:10
「アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド」鑑賞@新宿ピカデリー。
邦題からはアメリカ映画のようだが、実はドイツ製で原題は「Ich bin dein Mensch」。英語に直訳すれば「I am your human」か。
特定の人間を幸福にすることを目的=存在意義とするアンドロイド(AI)は、その人間にとって真実のパートナーとなり得るのか? それは結局、自分自身を映す鏡に過ぎないのでは?
主人公アルマは実証実験としてアンドロイドのトムと付き合い、葛藤の末に「去れ」と命じる。一方、アンドロイドを受け入れて幸福そうな男も描かれる。アルマの言葉に対するトムの行動から導かれる結末は・・・
人間とAIとの距離感を考えさせ、AI映画として記憶に留めるべき作品。
しかし、このトムの声質、深みがある(HAL9000のような)のだが、ちょっとマイクを通してくぐもったような声を聞いていると、自分は眠くなってしまう。映画序盤で睡魔に襲われてしまった。
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