2007/12/1(土)~12/2(日) アイゼントレーニング&ボッカ訓練2007年12月01日 00:00

ボッカ=歩荷。山をやらない人には意味不明だろうが、重量物を背負って歩くこと・人の意。装備の重くなる雪山シーズン到来前の、無名山塾恒例の講習である。
講習とは言っても講習費を払うのは初回参加者のみで、2回目以降は無料。用意された荷物を担いで大倉尾根を上がる、無名山塾の中の山岳会的な要素が前に出た訓練メニューだ。

今年はその実施担当を仰せつかり、S木・Y氏、S藤・H氏、Y永・H氏に声を掛けて4人体制となった。S木氏はさらに「みどるの会」(無名山塾のメニューのひとつ。自分のいるのは「本科」)に働きかけて合同を実現し、そちらからもスタッフが5人出た。

運び上げる荷物は、まず例年通りに尊仏山荘にお願いして500kgを確保。しかし、これでは参加人数に対して不足なので、+250kgを目標に堀山の家花立山荘にアプローチ。堀山の家はM本講師経由だったのだが、連絡のタイムラグで総重量800kg超になってしまった。参加者に申告より少しずつ余分に持ってもらえば何とかなると思うことにする。

■12/1(土)
山塾本科の講習メニューとして、ボッカの前日12/1には水無川本谷でのアイゼントレーニングがある。これも雪山に向けての練習だが、ボッカスタッフは午後から準備なので講習には出られない。せめて半日でもということで、モミソ沢の懸垂岩でちょっとだけ練習。参加者は本科からスタッフ4名とA川氏、みどるからスタッフのI藤氏、K石氏。本科とみどるの合同自主山行も新しい試みとなる。懸垂岩から2本トップロープを下ろし、各自各ルートを1回か2回登った。
アイゼントレーニング
午後からは大倉駐車場に基地を設営したり、手分けして荷物を受領したり。尊仏山荘のご自宅が分からないでウロウロといったことはあったが、思ったよりも早く片付いて、駐車場近くの蕎麦屋で飲んでいた。
アイゼントレ講習の参加者など前泊者が集まってくると、例年通りに駐車場に張ったタープの下で宴会。

■12/2(日)
三々五々参加者が出発して残り人数が少なくなると、荷物が捌(は)けるか心配になってきた。最後に残ったスタッフはやはり重めになったが、最後の最後に自分に残ったのは堀山の家のビール2ケースのみ。これでは軽すぎるので水筒やペットボトルに水道水を入れて30kg超とした。
ボッカ基地
荷揚げについては特に書くほどのこともない。往路でビール1ケースを下ろし、残り重量で尊仏山荘を往復、重量調整の水も復路で堀山の家に進呈した。
今年は小屋毎に色分けしたガムテープを荷物に貼り番号を振っておいたのだが、尊仏山荘の倉庫に積み上げられた荷物を見ると、番号がひとつ飛んでいる。間違えて別の小屋に下ろしたかと心配したが、小屋の人が数を確認すると揃っていた。単に番号を飛ばして振ったらしい。

これといったトラブルもなく終了、渋沢駅前の店で打上げだ・・・と思ったら、予約されているはずの店が取れていないという大トラブル。しかし、これも別の店にスンナリおさまって、今年のボッカも無事に終わった。

2007/12/9(日) と学会例会2007年12月09日 13:00

都内某所で四半期ごとに開かれる例会に、K元・T氏にお願いしてゲスト参加。
K元氏が進行役として最初に発表者数を数え、会員は7分、ゲストは4分目標で、と仕切っておられた。
その慌ただしい発表を13時から18時近くまで聴いているといささかトリップ気味だが、中では光デパート氏の「世界の泡沫候補」に爆笑。デンマークの選挙で「労働はドイツ人に任せておけ」を公約とした候補者が国会議員に当選してしまい本人大弱り。公約を捨てて真面目に議員職を務めたとか。もっとも、公約を守らないのが真面目かどうかは知らない。

2007/12/16(日) 谷川岳・天神平/雪上訓練2007年12月16日 00:00

雪山シーズン入りで無名山塾の講習に研修参加。

前夜、最終列車で土合駅に行き、ステーションビバーグ(当然、飲みあり)。

本日は6時半に出発。昨夜からの降雪で、スキー場では新たに50cm程も積もったか。
ロープウェイで天神平に上がり、参加者総勢26名を本科班(14名)と同人・研究生班(12名)に分けて実施。
同人・研究生班の方は好きにやってということで、アイゼンなし/ありでの登下降と斜面を固めての滑落停止。もっともフカフカの新雪が深くて、ラッセル訓練のようだった。

2007/12/19(水) 本日のニュース -さすが矢追さん2007年12月19日 00:00

****** ミクシィニュースからコピペ ここから ******
日本の無関心が人類滅亡呼ぶ…あの矢追純一氏が警鐘(夕刊フジ - 12月19日 17:04)

政府が初めて公式に否定したUFO(未確認飛行物体)論争は、その後、町村信孝官房長官が「絶対にいる」と私見を述べて“内閣不一致”にまで発展した。だが、未知現象研究家の矢追純一氏(72)をはじめとする専門家はおおむね冷静だ。国に調査の専門機関がなければ確認しようがない-とのことだが、日本の無関心が人類滅亡という最悪の事態を招きかねないと警鐘を鳴らしている。
(中略)
矢追氏によると、最近、メキシコ上空にUFOの大編隊がやってきたという。「信じる、信じないの論議をしている場合ではない」と早急な対策を促してはいるのだが…。
****** コピペ ここまで ******

UFOとナスカの地上絵が直結している政治家の頭の中身には驚嘆したが、古希を過ぎてこういうホラをふける矢追さんもすごい。それを載せる夕刊フジも素晴らしい。

でも本当のところは、UFOはもう20年も前に地球防衛組織SHADOが撃退してしまったのだよ。

2007/12/22(土) 蓼科山2007年12月22日 00:00

無名山塾の自主山行。K室・H&I夫妻の企画に交ぜてもらって、ほとんど雪と戯れるレクリエーション気分。

5時半過ぎ、自宅近くのI.Cでいったん高速を降りたK室氏にピックアップしてもらい女乃神茶屋へ。小雪で気温-2℃。

8時半に歩き始め。事前情報では0.5~1mの積雪でトレースなしとのことでワカンまで用意したが、踏み跡がしっかり付いて足が潜るほども積もっていない。他のパーティ(2組いた)と抜きつ抜かれつ、2156地点を過ぎて登りにかかる地点でアイゼンを装着。登っているうちに雪はやんだ。
蓼科山
山頂付近へは本日一番乗りらしい。踏み跡がなく、雪を被った岩の隙間にハマると嫌なのでオレンジのポールに従って進む。が、それだと広い山頂部の外れの蓼科山頂ヒュッテに導かれてしまうので、途中から直接高い方を目指した。やはり岩の間に足を落とすこともあったが、11時20分、ちょうど山頂(2530.3m)の三角点の所に上がれた。
蓼科山
頂上は風が吹いて寒く(-8℃くらい)、曇って眺望もないのでヒュッテの陰で休憩。
以前(⇒ 2004/5/22記事)に一人で同じルートを来た時は2時間足らずで登頂したが、雪があって3時間足らずなら楽勝気分である。

11:40、下りはまず蓼科山荘に向かう。山の北東面になるためか雪が深い。積雪50cm以上というのはこちら側のことだったか。天神平の雪訓に続き、フカフカの雪だ。
蓼科山

蓼科山荘には厳しい標識が。「国定公園内での大小便は禁止されています。もし見かけた場合、始末書を書いていただきます」。大変だよK室さん、始末書を書かないと(お互いに)。
蓼科山荘

時間に余裕があるので、山荘から足を伸ばして前掛山まで行くことにする。そちらにはトレースなし。いよいよラッセルで、まっさらの雪を踏んで歩くのは気持ちがいい。その独り占めは許されず、3人交代で先頭を務めた。樹林の中の道はほとんど平坦だが、ラッセルのせいか地図よりずいぶん長く感じた挙げ句、前掛山山頂と思われる地点にはなにもなし。休憩の後、引き返す。

山荘から東南の滝ノ湯川へ向かう下山路には昨日以前の踏み跡があるが、それでも雪は深く膝くらいまで潜る。そこに時々岩があって、うっかり乗るとバランスを崩してしまう。一度よろけてアイゼンの爪をスパッツに引っ掛け転倒してしまった。
傾斜が緩くなる辺りから雪が少し固くなって歩きやすくなったが、距離にいささかウンザリしつつ、竜源橋からは車道を歩いて17時に駐車場に帰着。

眺望は得られなかったが、まあお天気に恵まれたと言っていいだろう。
3連休の一日を使った楽しい雪遊びだった。

■今回のルート
蓼科山ルート
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