2007/10/30(火) 本日のニュース -400年以上生きた貝 ― 2007年10月30日 00:00
****** 読売新聞オンラインの記事より抜粋(ここから) ******
動物で最長寿、400年以上生きた二枚貝を大西洋で発見
大西洋アイスランド沖の海底から、400年以上生きている二枚貝が発見された。これまで知られている動物の中で最長寿とみられる。
見つかった貝はハマグリの仲間。昨年、気候変動の調査中に海底から引き揚げたもので、大きさは約8・6センチ。貝殻が木の年輪のように1年ごとに層を作ることに着目し調べたところ、過去に発見された最長寿の貝より30年以上も長生きだったことが分かった。
貝は採取時には生きていたが、年齢を調べるために肉をはがしたことで長い生涯を終えた。
(2007年10月30日13時39分 読売新聞)
****** 読売新聞オンラインの記事より抜粋(ここまで) ******
400年か、へぇーっと一行知識の感じで読んできて、抜粋した末尾の一文にウケてしまった。
って言うか、不確定性原理?
量子論の世界では素粒子の位置と運動を同時に決定することは原理的に出来ないが、 この場合、生物の現在年齢と寿命とを同時に知ることは出来ない訳だ。いや、寿命を迎えるのを待って年齢を調べればいいのか。400年生きてきた貝はあと何年生きるのだろう。観察者の方が先に死んでしまいそうだ。
いずれにせよ、これを書いたのはちょっと皮肉な茶目っ気のある記者と見た。面白い記事を書きそうな人である。
※上の『不確定性原理』は実は四字熟語にしたかったのだが失敗。理由は「ケロロ軍曹」を参照。『観測問題』とかならピッタリだったのだが。
※上で引用した読売新聞の記事は消滅したが、続報的なニュースがあった。
貝の年齢を再分析したところ507歳と推定された。過去の気候変動研究のため200体まとめて採取された貝のひとつで、採取後にすべて冷凍されており、年齢調査のために死んだのではないとのこと。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://marukoba.asablo.jp/blog/2007/10/30/9699884/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。