2006/6/25(日) アニドウ上映会 ― 2006年06月25日 19:30
いつものなかの芸能小劇場。
今回はK田・T(ミクシィネーム:さざんかQ)氏は別用、eno(ミクシィネーム)氏は熊本に帰ってしまったし、ちょっと寂しいかなと思う。さらに唐沢俊一氏も芝居の稽古ということで、いらっしゃったのはK元・T氏のみ。
今回のお題は「かへるアニメーション特集 豪華8大フロッグ」。この副題にK元氏は即座に反応していたが、若者には通じまい。ちなみに上映作品は全部で11本だが、うち3本にはカエルが出てこない。
まずは怪獣もののニュース映像。人件費が安いってのはこういうことだったんだなぁ。後でK元氏と飲みながら「あのソフビ人形の山を現代に持ってこられたら一財産」とか話す。
次は片山画伯向けに選んだというエアコンCF。某漫画家(故人)がチャップリンに扮するもの。
それからベティを1本。競馬で当てたベティさんが大盤振舞い。オチをつけようという意識がまったくないのがいっそ清清しい。
いよいよかへるもので、ハーマン=アイジング、村田安司、アブ・アイワークスと3本。アブ作品にはネズミが出てくるのだが、例の奴に似ないように苦労してるのが可笑しいと言うか皮肉と言うか。この辺ちょっと眠い。
休憩時間、眠気覚ましにジュースを飲んで次のソ連中篇('54)に備える。この時代のソ連作品は丁寧だけれど退屈という印象があって、起きていられる自信がない。K元氏もコーヒーを飲んでいた。
なみき会長の前説は、某社が某映画評論家の選定になるDVD名画集の次になみき選のアニメ集を企画したけど会長は逃げ出し、代わりにおかだえみこさんがつかまった、なんて話。
で、本編上映が始まると、これが予想を裏切って目の醒めるようなギャグ。オリジナルは決してギャグではないと思うが、日本語吹替になると笑える笑える。蛙を花嫁に迎える王子の苦悩を笑ってはいかんのだが。それはそれとして、登場する魔女が小屋まで含めてグルグル回ってるのはなんだろうと思う。K元氏曰く「イスラム神秘主義のスーフィズムには旋回の要素がある。ロシアから見て、異教徒と回転が結びついた可能性はあるかも」。なるほど。
目が覚めたところで、お姫様の落としたボールを、友達になる事を条件に蛙が拾うという話が2本。真面目な影絵アニメとアメリカナイズされたギャグ。チャック・ジョーンズの不朽の傑作があって、カナダ作品で締め。
K元氏と中華に入り、紹興酒飲みつつバカ話。今見た作品にかけて、流しのSEが大切なツールをネットの大海に落として途方に暮れていると、以前に見逃してやったバグが現れて恩返しに拾ってきてくれる、とか。また、と学会が世間に紹介しているトンデモの数々が、50年100年したら現代文化の一断面の貴重な記録になるのではないか、など。
終電にて帰宅。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://marukoba.asablo.jp/blog/2006/06/25/9630662/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。