2006/5/31(水) ポンペイの輝き展2006年05月31日 00:00


本日は夜勤なので、出勤前に Bunkamura ザ・ミュージアムへ。チケットは金券屋で今月中有効の招待券投げ売りを購入。

2000年前の壁画が鮮やかなこと。大理石の女神像も美しい。金の装飾品や銀貨などは食傷するほどあり、往時の豊かな生活が窺える。居酒屋の客を描いた壁画なんかは陽気で楽しい。
それが一転、犠牲者の型取りは樹脂によるものとは言え、折り重なっている様が生々しい。
剣闘士の兜や盾もあった。装飾のついた兜は力士の化粧回しのようなものという説明には「なるほど」。剣闘士のイメージは映画やマンガでしかなかったのが一気に身近になった。
剣闘士は女性の憧れの的だったとか女奴隷に贈られた金の腕輪とか、あるいは財産を築いた解放奴隷とか、身分制度はあったもののそれほど固定的・閉塞的ではなかったのだな。
アポロンの壁画が皇帝ネロのご機嫌取りだったとか、女主人が屋敷を賃貸に出してビジネスをしてるとか、人間的でよろしい。
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