2006/4/30(日) うわの空公演「ただいま!」2006年04月30日 00:00

うわの空・藤志郎一座 ⇒ http://www.uwanosora.com/

昨年のGW本公演(https://marukoba.asablo.jp/blog/2005/05/04/9526932)の再演、場所も同じく新宿紀伊国屋ホールにて。本日千秋楽で夜の部が最後だが、ひとつ前の昼の部を鑑賞。席は3列目の真ん中で、役者の額に光る汗までよく見えた。

基本的なストーリーは分かっているので安心して見ていられる。が、作りながらどんどん変えていくのがうわの空流、どこが新しいのかが楽しみ。

キヨ、ミキジはじめ主要な役は不動。女優陣は誰もいい。島vs.座長の応酬、高橋のおっとり、小栗のテンポと極まっている。うわの空初体験だった昨年は分からなかったが、役者に馴染んで観るとやはり嵌まっている。小林三十朗も変わらず源さん役で上手いと思う、「ひよこのパジャマ」ほどの見せ場はないけれども。水科孝之ってこんなに貫禄あったっけ?(主に体型に)
個性の強過ぎるメインキャラに翻弄される普通人の代表・あずさの担任はコンタキンテ。昨年の清水ひとみに比べると翻弄感が弱いかな。役者の持ち味かもしれないが演芸関係に疎いので分からない。あずさの同級生の中では下山夏子が達者。詩吟で場をかき回すのも新趣向で、三橋俊一の喉に感心。

女子高生3人組や娘役が増え、詩吟を取り込んで、舞台上がずいぶん賑やかになった。「ただいま!」の意味するところもキヨ、ミキジの関係から拡大している。その辺の新しい要素は少し刈り込んだ方がピントがシャープになる気がするが、笑ってちょっとジンと来て(展開は分かっているのにやっぱり涙腺に来る)、満足の舞台だった。

2006/4/30(日) アニドウ上映会2006年04月30日 19:00

新宿(⇒ 4/30 うわの空公演「ただいま!」)から中野にまわり、なかの芸能小劇場
今回のお題は「歌ふ短編アニメーション特集」。
入ってみると唐沢俊一氏がいらっしゃっていて、間もなくeno(ミクシィネーム)氏、K元・T氏もお見えになった。

唐沢氏とうわの空の話を少し。

上映作品は、まずモノクロのミュージカルコメディの予告編。
続けて昭和10年のトーキーの原理を説明したフィルム。サンプル映像で歌っているのがエノケンだったりで、一部映画マニアには貴重な映像だろう。
日本未公開で仮題しか付いていない'30作品、人種差別むき出しの内容でインパクト強い。つり目で弁髪の洗濯屋猫が訳の分からない中国語風の音声を発するが、これは「日本人といえば出っ歯でメガネ」と同様、一種の記号なのだろう。なみき会長の前説「サウンド・オブ・サンダーみたいに過去の自分が~」というのが可笑しい。この作品、別のメジャー作品を購入した時、リールの頭に断片が付いていたそうである。税関を誤魔化すために切り刻まれてしまう、どうでもいい作という訳。

あとはお馴染み系の作品、ベティとかアヴェリーとかThat's All Folks! とか。
トルンカのモノクロ版というのがあり、出所が怪しいフィルムかと思ったがそうでもなかった。アメリカ経由でモノクロになったらしい。これまた前説のトルンカLD発売秘話に笑う。

終わって、会場にいらっしゃった漫画家KR氏を交えて以前にも入った中華へ。羊のシャブシャブが美味しい。某特撮誌は売れてないという話など。
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