2024/11/1(金) 新型コロナワクチン接種(7回目) ― 2024年11月01日 10:30
近所のクリニックで新型コロナワクチンを接種。
前回接種(⇒ 2023/10/10)から1年経って7回目。65歳未満は公的補助がなくなってしまった(愚かなこと!)ため、任意接種で16000円を支払った。
このクリニックでは武田薬品のヌバキソビッドを採用している。これまで受けてきたファイザー製(mRNAワクチン)と違って、組換えタンパクワクチン(昔ながらの不活化ワクチンの一種)。比較的新しい製品故に効果持続期間などのデータが出揃っていない面もあるようだが、予防効果は当然確認されているので、ここはひとつ国産製品を応援しよう。
○11/2追記
これまでのコロナワクチンでは接種翌日に少しだるい程度の副反応が出たが、今回は一日経っても無し。そういえば、mRNAワクチンより副反応が少ないという情報もあったな。
2024/11/12(火)~11/13(水) 谷川岳主脈(またも敗退) ― 2024年11月12日 00:00
T中・H氏と無名山塾の自主山行。もともと信越トレイルの斑尾山~森宮野原駅を計画していたのだが、直前になってキャンプサイトが既に閉まっていることに気付き、代替として谷川岳主脈を歩くことにした。以前、残雪期に強風で敗退した(⇒ 2019/4/27~4/28 谷川岳主脈(敗退))ルートも今回は晴れ予報で楽勝・・・と思ったのだが、またもや完遂できず。谷川岳、侮るべからず。
■11/12(火)
T中氏と越後湯沢駅で落ち合い、三国峠方面の終点・西武クリスタル前までバス利用(700円)。乗り合わせた登山者3人ほどは途中で下りていった。バス停から三国峠登山口まで徒歩20分。
登山口から9時半に歩き始め。かつての往来を偲ばせる石仏のひとつは寝釈迦か? 頬杖をついた姿が愛らしい。
御阪三社神社(昭文社山と高原地図では「三国権現」)に挨拶して、背後の三国山に登る。長い階段に汗をかき、三国山(1636.3m)に11:10。南東に遠いのは赤城山、南西に霞んでいるのは浅間山か。
山頂から下りて次の小ピーク(1620m)を越えると、行く手の山並みが一望。正面の盛り上がりが大源太山(河内沢ノ頭)、その向こうが左から平標山、仙ノ倉山、地肌を見せて険しいのがエビス大黒ノ頭(かしら)、三角が万太郎山、奥まっているのが谷川岳。
笹が被って足元が見えづらい箇所があるものの、基本的に歩きやすい道を気分よく進む。三角山(1685m)で一休みし、大源太山(1764.3m)に13時登頂。
三国峠からここまでは以前残雪期に来ており、その時も主脈の稜線を仰いだのだった(⇒ 2018/3/3~3/4 大源太山(河内沢ノ頭)にて雪洞泊)。
群馬-新潟県境の尾根を北上すると、仙ノ倉山が大きく迫り、エビス大黒ノ頭の谷筋には雪の筋が白く見える。
13:50、平標山の家に到着。今期の営業は終了しており、避難小屋(協力金2000円/人)を使わせてもらう。水は屋外の流し台に導かれたホースから出ていた。トイレは避難小屋内の隅にある。
到着時に外で休憩していた単独男性は朝のバスを先に降りた人かもしれない。その後も数人が通過していったが、宿泊者は無く貸切り。夕方になってやや曇り、夜中、外では風音が強まった。
■11/13(水)
4時起床。風音は止んだ。星が見えるかと朝食後のコーヒー片手に外に出てみると、何と、ほとんど小雨というべき濃霧に加え、風も一定の調子で吹いている。
5:20、雨具を着込んで出発し、平標山(1983.8m)に6:10到着。ここまで風雨はそれほど気にならなかったが、ガスは晴れない。
方向を東に転じて仙ノ倉山に向かうと、左(北)からの風が強まった。登山道上に雪が少し残っており、時折ぬかるみに踏み込む。
前仙ノ倉山(2021m)を越え仙ノ倉山に上がる階段では、足を上げたところを風に煽られて笹原によろけ込んだ。手袋をしていても指先が痛い。
6:50、仙ノ倉山(2026.3m)に登頂したが、変わらぬ強風の上にガスで何も見えず、写真だけ撮って通過。
鞍部へ向けて下っていき、エビス大黒避難小屋に7:15。
厚い波板をカマボコ型にボルト止めした小屋に入ると、ようやく風を避けられる。ドアを閉めて薄暗い小屋内に風の音がゴウゴウと響く。地図によるとこの先、エビス大黒ノ頭や大障子ノ頭に岩場があり、また、万太郎山の手前はヤセ尾根だ。そこで風に煽られたり、濡れた岩でスリップすると危険かもしれない。とりあえず前進してから判断するとしても、毛渡(けと)乗越から赤谷林道に出る道は「雨天時のエスケープルートには使えない」(山と高原地図)急降下で、下る気にならない。日が高くなって気温が上がればガスや風も改善するのではないかとも考えたが、いっかな弱まらない風音を聞きながら座っているうちに冷えてきたので、今回はここから引き返すことに決定した。
7:40、撤退開始。仙ノ倉山への登り返しにはガスと風とで霧氷が発達していた。
二人ともまた指先が痛くなり、多少風を避けられる岩陰で止まって両手を打ち合わせたりほぐしたり。
その悪天も、平標山に近づくと青空がのぞいて回復の兆しを見せ始めた。風も弱まったので、平標山からは松手山コースを選択。途中で数人の登山者と擦れ違ったが、雨装備の我々を見てどう思ったことか。
11:15、元橋BSに下山。次のバスまで2時間近くあるため宿場の湯まで歩き、汗を流した。
■今回のルート
2024/11/15(金) 東博特別展「はにわ」 ― 2024年11月15日 11:30
2024/11/21(木) 岩櫃山 ― 2024年11月21日 00:00
NHK「にっぽん百低山」で興味を引かれた岩櫃山に登ろう。小さな山なので、バイクで出かけて日帰りできる。無名山塾の友人で前橋市在住のK山・N氏に声をかけてみると、義弟のM下・Y氏が一緒に歩く、K山氏も空いていたら同行するとのこと。いったん11月前半に予定したのを自分の腰痛のため延期し、今回天気の回復するタイミングで実施することになった。
朝、時間を見計らって家を出ようとすると、曇りから小雨に変わっていた。雨具を着込んでバイクを乗り出したが、関越自動車道に入ると雨は止み、間もなく青空に。9時半にK山氏宅に着。K山氏、M下氏が待っていてくれて、M下氏の運転で岩櫃山の古谷登山口へ向かう。郷原駅手前の路傍に、この地で出土したハート形土偶の看板が立っていた。
10:50、駐車場(⇒ グーグルマップ)から歩き出し、まず密岩神社に立ち寄る。由緒書きによると戦国時代に岩櫃城から逃れた奥方が後に山中の洞穴で落命したのを祀った、その里宮ということだが、このロケーションを見るとそれ以前から岩櫃山自体を崇めていたのではないかと思いたくなる。
神社から山に向かうと、道端の畑でキウイフルーツを収穫していたおばさんが「持って行って」と両手にあふれるほどくれた。密岩登山口の手前から眺める岩峰群はいっそう絵になる。
三合目、山頂まで約0.8kmの看板がある密岩通り登山口から入ると、すぐに傾斜がきつくなる。クサリも現れるが、まだ大したことはない。高度を上げると紅葉が鮮やかになってくる。
クサリ、ハシゴでいよいよ稜線に上がる。
七合目の天狗の架け橋は「迂回路を通行」(東吾妻町観光情報/岩櫃山)となっており、実際、あの岩の上を歩くのは危険すぎるだろう。
稜線から少し下りた鷹の巣岩陰遺跡は、弥生時代の再葬墓かといわれるもの。人骨と壺、甕などが出ており、他所で骨にした遺骸をこの岩穴に収めたのか? すると岩櫃山はやはり、歴史以前から礼拝の対象とされていたのかもしれない。車の中で先日のはにわ展(⇒ 11/15記事)の話などしていたのだが、群馬には縄文(土偶)から弥生、古墳時代の埴輪、さらに飛鳥、奈良時代の上野三碑(⇒ 2010/6/15 多胡碑)まで揃っている。
稜線に戻って進むと、岩に穴が並んで開いている。妙義山の風穴を思い出すと、安山岩質凝灰角礫岩という地質が共通だ。登山道はこの穴を潜る。
なおもクサリ場が続き、さらに山頂はクサリ、ハシゴで攀じ登る岩塔。12:20、山頂に立った。
先に休憩していたグループは腰を上げ、我々は昼食を摂りコーヒーを飲んで大休止。上天気で周囲360度の大展望を楽しんだ。
山頂で40分程過ごしてから下山開始。山頂隣の岩峰を越え、「沢通り」とある道標から岩の裂け目を抜けると、名前通りの谷地形になる。こちらにも「一本槍」「天狗の蹴上げ岩」といった奇岩、怪石あり。
谷を抜けると十二様通り(旧赤岩通り)は通行止めで、短いが傾斜のきつい赤岩通りに入る。と、横手の急斜面でざざっと物音。落石かと見やると、カモシカが一頭駆け下りてきたのだった。すぐ後にもう一頭が続く。カモシカの繁殖、発情期が10~12月なので、メスを巡るオスどうしの闘争だろうか。二頭の息遣いまで聞こえた。
岩場を抜けた南面では再び紅葉が見事。
潜龍院跡まで下りるとあとは細いながらも舗装路で、14時過ぎに駐車場に戻った。3時間15分、4km程度の短行程だが、期待通りに楽しい岩山だった。
伊香保温泉近くの高根展望台(⇒ グーグルマップ)に立ち寄ってからK山氏宅に帰着。
泊まって明日の農作業を手伝えと仰るのに甘えて、M下氏を交えて奥様の夕食を御馳走になり、一晩お世話になった。
翌日はほうれんそうの出荷を見よう見まねで手伝った後、野菜のお土産まで頂いて帰宅。
■今回のルート
2024/11/30(土)~12/1(日) 丹沢・大倉尾根 ボッカ訓練 ― 2024年11月30日 00:00
無名山塾恒例のボッカ訓練。昨年は堀山の家のみでお茶を濁した(⇒ 2023/12/3記事)が、今年は本ボッカから参加。とは言え、故意に腰に負担を掛けるのは避けて、重量は下げると予め宣言しておいた。
両日とも天気に恵まれたが、やはり身体が鈍(なま)ったか、いつになく筋肉痛。
■11/30(土)
本ボッカは参加者15名。自分は自前のペットボトル等で水道水20L程度、ザック他を含む総重量27kgを担いで、どんぐり山荘から尊仏山荘まで4時間。今回は軽くするのだからとポールを使わなかったのだが、やはり脚力のみでは辛く、特に腿の筋肉(大腿四頭筋のうちの内側広筋か?)が悲鳴を上げる。
尊仏で持ち上げた水の半分を下し、残りは堀山の家に進呈。
大倉へと下り、どぶろく家で一服。一昨年(⇒ 2022/12/3~12/4記事)にはどぶろくは準備中だったのが申請も通って提供できるようになっていた。どろっとした濃厚な口当たりだがアルコールは10度、グラスで300円。ジビエドックは変わらず100円。チャレンジと言って、古代米を使った試作品も飲ませてくれた。普通のどぶろくの白と古代米の赤で紅白にしたいと。ちょっとブルーベリーのような香りがするのは共通する成分のためとか。
どんぐり山荘に宿泊し、例年通りの懇親会。
■12/1(日)
堀山の家へのボランティアボッカは参加13名。自分はペットボトル(商品)1ケース+自前の水4Lで2時間。昨日より軽いのに登りがキツい。今年は堀山の家ではお菓子類を並べてくれた。
全員下山して13時過ぎに解散。池袋の好日山荘に立ち寄り、トレッキングシューズ(LA SPORTIVA、ULTRA RAPTOR II MID GTX WIDE)を買って帰った。
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