2018/11/3(土) 奥多摩・御前山~オオカミ狛犬2018年11月03日 00:00

奥多摩のオオカミ狛犬を見るため、K谷・H氏(女性)を誘って御前山を歩く。K谷氏は無名山塾の仲間だが、今回は個人的なハイキング。

神戸岩(かのといわ)入口でバスを降り、神戸岩まで40分。向かい合った大岩で、戸が開くように見えるその隙間の延長線上に大嶽神社が位置することから「神戸」と呼ばれるとか。ジュラ紀のチャート層が侵食された峡谷で、短いが岩の間を歩けるようになっている。
神戸岩
神戸岩

神戸岩から道路を戻って左への脇道に入り、水の戸林道から短い橋を元の道路の方に渡ったところが中尾根の取付き。昭文社の山と高原地図では中尾根に道はない(地理院の地形図では破線が入っている)のだが、良好な踏み跡が続いて歩きやすい尾根だった。
目当てのオオムレの山の神の祠は地形図で984m地点の先、踏み跡から右に見る稜線上にあった。祠の前に2対の狛犬。一対は丸っこい造形で、大嶽神社や臼杵神社のものに似ており、おそらく相当古いもの。もう一対は初めて見る親子像で愛らしい。こちらは台座に大正6年と刻んであった。
オオムレの山の神
オオムレの山の神

クロノ尾山で縦走路に合流し、御前山へ。山頂は登山者で賑わっている他、ヘルメットにナタ装備で刈払いに取り掛かる一団がいた。ご苦労様です。

山頂から湯久保尾根を下りる。里近くで道が十字になって右手に鳥居が建つところを左に登っていくと伊勢清峯神社。ここには狛犬がいないと思ったら、社殿の奥の小さな祠を守るのがいた。と言っても、一体は大きく欠けて首が落ちており、K谷氏が拾い上げて泥を払う。やはり大岳山のに似ている。もう一帯は胴体部分だけの姿になっていた。
伊勢清峯神社

中尾根、湯久保尾根とも歩きやすいが、下りで3人組のMTBの若者が追い抜いていっただけで登山者はおらず、静かな山歩きだった。
小沢バス停に下りたところにちょうど来たバスに乗車、武蔵五日市駅前の<東京裏山ベース>でビールとカレー。

■今回のルート
御前山ルート

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