2016/4/16(土) 熊倉山2016年04月16日 00:00

天気もいいので秩父へ。今回は昭文社の山と高原地図の実線ルートなので、地形図も持たないお気楽ハイキング(以下に記す地形図の情報は帰宅後に確認したもの)。

7:50 秩父鉄道の白久駅から歩き始め。線路沿いの道路を東へ都旅館まで行ってしまうと行き過ぎで、戻って熊倉城跡を示す曖昧な道標に従って城山(じょうやま)コースに入る。
一登りして小ピークを踏むと、小さなアップダウンでだんだんに高度を上げていく。
クネクネ
9:10、648mの城山へ。広く平らになっていて、ここが熊倉城跡だ。そこから下って林道を横切り、再び山へ。最初は緩やかだが間もなく急登になる。
カタクリ
996m地点を過ぎていったん傾斜が緩んだ後で尾根が細くなると、地図に「小幡尾根/小さな岩尾根」とある通り岩が出てくる。特に難しいことはないが、五十肩に負荷を掛けないようにして通過。いよいよ熊倉山が近くなったところに立つ道標は、<武州日野駅に至る>の表示に赤テープが幅広く巻かれて先頭の文字が隠され、足元に「林道工事のため、平成18年3月31日まで通行止」の看板が朽ちている。
道標
下りに使うつもりの日野コースが通行可能なのか判断に迷うが、とりあえず先へ。頂上直下の急登の途中にまた日野への道標があった。通行止ということはなく、こちらが地図にある分岐だろう。
ちょうど11時、熊倉山(1426.5m)登頂。大きな看板と、岩の間に三角点標石、広い山頂の一角に小さな祠。三角点の割に眺望なし。
熊倉山
このまま南下して酉谷山へ繋ぐ破線ルートがあり、時間があれば酉谷避難小屋に泊まって長く歩きたいところだ。
山頂からは谷津川林道経由で白久に戻る<林道コース>も分岐しているが、こちらは崩落のため通行禁止になっている。

小休止して下山開始。
先ほどの道標から<日野コース>に入り、どんどん下りる。笹平は笹ではなくコバイケイソウ(?)の群落。炭焼きの跡あり。
笹平
笹平の道標に<水場をへて武州日野駅>とあり、地図にも水マークが付いているのだが、水場は分からなかった。それよりずっと下ってから水音が聞こえてきて右手に流れが現れる。ここの水は飲めそうな気がする。<官舎跡>の道標地点は狭い平坦地にトタン板が埋もれていた。営林署職員が住み込んでいたのだろうか。
水量が増した沢を、道は右岸左岸と絡んで行く。架かっている橋には朽ちたものもあり、道が倒木で塞がれて対岸に迂回したりと、ちょっと楽しい。橋がなくても石を踏めば靴を濡らさずに渡渉できる。
12:15 林道の末端に出た。地図に「一の橋」とある地点で、道路と平行に登山口までもう少し歩けるルートが記されているのだが、そんな踏み跡は見えない。仕方なく道路に上がる。

20分ほど行った林道分岐(地形図で道路のヘアピンカーブから山道の出ている個所)に立つ道標に「熊倉山登山口(日・・・」とあるのが、下半が削り取られたようになっている。さらにその先(地形図で441m地点)の案内板には「現在地」から出ているルートを消して迂回路を示した跡があった(ガムテープを張って書き足しているのが剥がれかけているのだ)。結局のところ、下ってきたのが現在では唯一のルートで、旧登山口から一の橋は廃道になったのだろう。山頂付近も、地形図の道とGPSによる軌跡が大きくずれており(昭文社地図はGPSに近い)、怪しい道標は道が付け替えられた結果と思われる。

駅近くの浅間神社にお参り。裏の弟富士山(386m)には15分で登れるらしい。電車の時間もあるので急いでピークハントする。合目石があって、頂上のものを確認したら御嶽教・昭和5年とあった。浅間神社にお賽銭を上げて富士山に登ったのだから、本家富士山登頂と同じだけのご利益があるであろう。
御頂上
13:40 武州日野駅到着。

■今回のルート
熊倉山ルート

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