2015/3/29(日) 古新聞断片2015年03月29日 00:00

母が祖父の着物をばらしたところ、厚紙に新聞紙を添えて形をとった部分が出てきた。
古新聞

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細かい活字、しかも画数の多い旧字にルビの振ってあるのがにじみもなく読めるのに感動。記事の中に「大正10~12年の平均賃金を云々」とあるから大正末か、あるいは「直木三/南国」と読めるのが直木三十五の「南国太平記」だとすれば昭和6年以降か。その頃の日本には上質の紙に精度の高い活字を用いる印刷技術と文化があった。エロとナンセンスもありの演芸も。それが昭和12年には「贅沢は敵だ」の国民精神総動員となる。怖いなぁ。

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